さとまたwiki

🫛 ずんだもんで稼ぐ20テーマ — 顔も声も出さず、AIで全部作る

「重い腰を上げてYouTubeで収益目的、AIで全部投稿する。ずんだもんやゆっくりでしっかりしているテーマをランキングで20個」という依頼に、YouTube Data APIの実測と公式規約で答える。日本語のみ、5チャンネル並列、本人は確認だけ。CodexとFableに別々に投げたら2つとも同じ結論に行き、そして実測がそれを否定した。

🏆 まず答え — 20テーマのランキングと、5チャンネルの編成

20テーマの1位は、事件まとめでも都市伝説でもなく、運輸安全委員会(JTSB)の事故調査報告書を1件1本、読み上げる形にした。

5チャンネルは同時に立てない。1本を収益化審査まで通してから、次を足す。

最初のチャンネルは週2本・尺18〜20分。

★CodexとFableに別々に同じ依頼を投げたら、2つとも同じ結論(公的機関のPDFを音声化する)へ行った。ところがYouTube API の実測はその結論を否定している。

先に、この記事で何度も出てくる「倍率」だけ説明する。

倍率=直近10本の再生数の中央値 ÷ 登録者数。登録者1万人のチャンネルの動画が7,600回再生されていれば倍率0.76になる。

なぜこれを使うかというと、登録者ゼロから始めるとき、誰もあなたを知らないからである。総再生数や登録者数は過去の蓄積で、いまの勢いを表さない。倍率が高いジャンルは「知らない人が作っても回っている」ということになる。

📗 先に、この記事で使う言葉20個 略語が出たらここに戻る 開く ▾

倍率

直近10本の再生数の中央値を登録者数で割った値。この記事で作った指標で、登録ゼロから回るかの目安にする。0.76なら登録1万人で7,600回。

JTSB

運輸安全委員会(Japan Transport Safety Board)。飛行機・鉄道・船の事故を調べて報告書を出す国の機関。

YPP

YouTubeパートナープログラム(YouTube Partner Program)。広告収入をもらうための参加資格のこと。

RPM

1,000回再生あたりの収入。広告単価の目安。ジャンルで数倍ちがうと言われるが、公式の数値は公表されていない。

AdSense

Googleの広告配信サービス。YouTubeの広告収入もここを通して受け取る。停止はアカウント単位で起きる。

EDINET

金融庁が運営する、上場企業の有価証券報告書などを誰でも読めるサイト。

TDnet

東京証券取引所の適時開示情報の閲覧サービス。企業が「今これが起きた」と発表する場所。

XBRL

決算書を機械が読める形にしたデータ形式。数字がタグ付きで入っているので、人が読み取らなくてもプログラムで抜ける。

SESC

証券取引等監視委員会。粉飾やインサイダー取引を調べて、金融庁に処分を勧告する。

NITE

製品評価技術基盤機構。家電やガス機器などの事故を集めて原因を公表している国の機関。

PMDA

医薬品医療機器総合機構。薬や医療機器の回収情報を公表している。

VOICEVOX

無料の音声合成ソフト。ずんだもんや四国めたんの声はこれで作る。

AquesTalk

いわゆる「ゆっくりボイス」を作る音声合成エンジン。VOICEVOXとは別の会社の別の製品。

東方Project

同人ゲームのシリーズ。「ゆっくり」の霊夢・魔理沙はここのキャラクターの二次創作にあたる。

Inauthentic content

直訳すると「本物ではないコンテンツ」。YouTubeが2025年7月に「Repetitious content(反復コンテンツ)」から改称した、収益化できない類型の名前。

ミッドロール広告

動画の途中に入る広告。最初に入るのがプレロール。★ミッドロールは8分以上の動画にしか入らないので、8分未満は収入の器が小さくなる。

適格視聴時間

YPPの条件に数えてもらえる視聴時間のこと。Shortsフィードで見られた時間は、この4,000時間には入らない。

特定少年

2022年の少年法改正でできた区分で、18歳と19歳のこと。起訴されると実名報道の禁止が外れうる(ただし略式命令の場合は残る)。

戦時加算

第二次大戦中に連合国の人が持っていた著作権について、日本での保護期間を延ばす制度。戦争中の期間ぶんを加算するので、最大で約3,400日超も長くなる。

課徴金納付命令

国が事業者に金銭の納付を命じる行政処分。刑事罰の罰金とは別のもので、有罪判決ではない。

このセクションの3点

① 20テーマの1位はJTSBの事故調査報告書。5チャンネルは同時に立てず、ch1が収益化審査を通ってから次を足す

② CodexとFableは独立に同じ結論(公的PDFの音声化)へ行ったが、YouTube API実測は事件事故・ホラー・心理学の倍率が最も高く、企業ビジネスは最下位クラスと出た

③ ホラーは倍率が最高(0.78)だが自動で台本化できる定型的な一次資料を、今回の調査では確認できなかった。企業ビジネスは一次資料が最強だが倍率は最下位クラス(0.12)。この対立を解くのがこの記事

順位テーマ一次資料尺週倍率の根拠
1運輸安全委員会(JTSB)の事故調査報告書を1件1本JTSB報告書(章立てがそのまま台本)18〜20分2事件事故0.76の構造を、公文書で満たす
2上場企業の倒産・上場廃止を1社1本(有報・適時開示)EDINET・TDnet・官報15分2企業ビジネスは0.12と低いが一次資料が最強。倍率の低さを②④で補う
3行政処分ログ(金融庁・SESC・公取・消費者庁を横断)処分文・措置命令・課徴金納付命令10〜12分3「何が悪かったか」は事件型の需要
4製品事故(NITE・消費者安全調査委員会)NITE事故情報・リコール8〜12分2生活実用。検索は製品名
5特殊詐欺・悪質商法の手口(国民生活センター・警察庁)公表事例(短文・定型)8分3高齢層の視聴が長い(★これは私の推測で、実測していない)
6情報漏えい・大規模システム障害企業発表・個人情報保護委員会10〜15分2IT需要。技術知識が検証ルールとして効く
7粉飾決算・会計不正を第三者委員会報告書から第三者委員会報告書15〜20分1倒産の前段。1・2と繋がる
8労働災害事例(厚労省 職場のあんぜんサイト)事例は数百字・定型10分2再生は伸びにくいが視聴完了率が高い
9最高裁判例(民事・家事・労働に限定)判決文・判決要旨12分2法律裁判は0.16と低い。一次資料は強いが上位には置かない
10医薬品・医療機器の回収(PMDA)PMDA回収情報8〜12分2健康医学0.40
11戦後に消えた鉄道路線国会図書館・自治体史・時刻表12〜20分1廃墟廃線0.16。ただし固定客の離脱が少ない(★私の推測)
12日本の橋・ダム・トンネル建設史公文書・土木学会資料12〜18分1地理地形0.34
13自治体の財政悪化・第三セクター破綻総務省 財政状況資料集12分1地名で検索される(★私の推測)
14国税不服審判所の公表裁決公表裁決12〜20分1税は単価が高い(推測)。当事者は匿名化済み
15食品回収・表示違反自治体・事業者発表7〜11分2商品名検索
16公共工事の入札停止・談合認定指名停止資料・公取委10〜16分1ニッチだが競合が薄い(★私の推測。実測していない)
17企業名・商品名の商標紛争(特許庁審決)審決・商標公報9〜14分1ブランド・起業需要
18気象庁・内閣府の災害記録気象庁・内閣府15分1災害0.27。悲劇判定と被災者配慮が重い
19国会会議録から「1つの法律ができるまで」国会会議録(全文公開)15分1制度変更時に跳ねる
20経済統計を1指標1本、毎月更新e-Stat・日銀6分4倍率は低いが完全に機械化できる唯一のテーマ(Fableの提案)

5チャンネルは、同時に立てない

段階chテーマ週尺いつ
第1波(1本だけ)ch1事故調査報告書を読む(JTSB)2本18〜20分今週から
第2波(+1本)ch2倒産の帳簿(EDINET・有報)2本15分ch1が収益化審査を通ってから
第3波(+2本)ch3行政処分ログ3本10〜12分第2波の型が検証できてから
ch4製品事故調査室(NITE)2本8〜12分同上
第4波(+1本)ch5手口帳(特殊詐欺)3本8分最後

今週やる3手

①全件リスト化と除外条件をコードに書く

JTSBの報告書を公表順に全件リスト化し、除外条件(中間報告しかない/死亡者が多数/係争中)をコードに書く

▶

②1本目の台本を作る

報告書の章立てをそのまま章にして、1本目の台本を作る

▶

③開示とサムネイルの型を先に決める

AI開示の設定と、サムネイルの事務的な型(機体番号・路線名・報告書番号)を先に決める

0.76

事件事故の倍率(実測)

0.12

企業ビジネスの倍率(実測)

8,000時間

2027年2月からの新条件

1本

最初に立てるチャンネル数

この章だけで動ける

ここまでの表と3手だけで、今週の作業は始められる。倍率の測り方・除外条件の詳細・法的リスクは次章以降で解説する。

→ 次のSection 2では「稼げる」をどう定義したか、採点の5軸を解説する。

📏 何を「稼げる」と定義したか — 採点の5軸

このセクションの3点

① 採点は5軸100点。①倍率(30)は実測、②一次資料の構造化度(25)と③リスク(20)は公式文書、④広告単価(15)は推測、⑤飽和度(10)は実測

② ④の広告単価だけはAdSense公式にジャンル別データが無く、Codex・Fableとも推測だと自分で書いた

③ 倍率が高いジャンルほど一次資料が無く、一次資料が強いジャンルほど倍率が低い。この記事の20テーマはこの対立を前提に組んだ

「稼げる」は1つの数字では測れない。倍率が高くても一次資料が無ければ台本を自動生成できず、一次資料が強くても倍率が低ければ登録0から回らない。だから採点を5軸に分けた。

軸配点何で測るか
①倍率(登録0から回るか)30YouTube APIの実測値。ジャンル中央値
②一次資料の構造化度(台本を自動生成できるか)25公的機関がPDF/APIで定型的に出しているか
③削除・規約リスク20Inauthentic content/スパム/実在個人/悲劇判定
④広告単価(推測)15公式データが無いので3者の推測。実測ではない
⑤飽和度10実測した同型チャンネルの数と規模

この5軸は、性質の違うものが混ざっている

・①倍率はYouTube APIの実測

・②一次資料の構造化度と③リスクは公式文書で確認できる

・④の広告単価だけは推測。AdSense公式はRPMの定義(計算式)だけを説明し、ジャンル別の実測値やベンチマークを公表していない。公式データは存在しない。Codexは「絶対額ではなく相対的に高い・中程度・低いで評価する」、Fableは「私は広告単価の実数を持っていない。順序はすべて私の推測」と自分から書いた

・⑤の飽和度は実測だが各ジャンル3チャンネルだけ

ジャンル別の倍率(登録者あたりの再生・実測)
ホラー・怖い話
0.78倍
事件・事故
0.76倍
心理学
0.76倍
料理・食
0.7倍
歴史
0.59倍
事故物件・心霊
0.41倍
戦史・軍事
0.4倍
科学・宇宙
0.4倍
健康・医学
0.4倍
ゲーム解説
0.36倍
都市伝説・オカルト
0.16倍
法律・裁判
0.16倍
廃墟・廃線
0.16倍
企業・ビジネス
0.12倍
雑学・トリビア
0.06倍

倍率=直近10本の再生中央値÷登録者数。YouTube Data API v3 で2026年9月7日に実測。各ジャンル3チャンネルの中央値で、サンプルは小さい。登録者が少ないチャンネルほどブレる

★この記事の芯はここにある。倍率が高いのはホラー・事件・心理学だが、そこには一次資料が存在しない。逆に一次資料が最強の企業ビジネスは倍率が最下位クラス。「稼げる」と「非属人で作れる」が正面から対立している。だから20テーマは、倍率が高い型を、公的資料で作れる題材に載せ替える、という方針で組んだ。

→ 次のSection 3では、実測した20ジャンル31チャンネルの全データと、実測の限界を解説する。

📊 実測した — 20ジャンル31チャンネル

このセクションの3点

① YouTube Data API v3で2026年9月7日に、20ジャンル×検索1回ずつ、31チャンネルを実測した

② 倍率(直近10本の再生中央値÷登録者数)が高いのはホラー0.78・事件事故0.76・心理学0.76。低いのは雑学0.06・企業ビジネス0.12

③ 2024年以降に開設して伸びたチャンネルは31本中1本だけで、新規参入が純粋に成立した例は今回の実測範囲では確認できなかった

何をどう測ったか。YouTube Data API v3で2026年9月7日に、20ジャンル×検索1回ずつ、31チャンネルを実測した。倍率は、各チャンネルの直近10本の再生数の中央値を登録者数で割った値で、登録者0の状態からどれだけ再生が回るかの代理指標として使う。

ジャンル登録者中央値倍率平均尺投稿間隔
ホラー・怖い話6.79万0.7856秒1.0日
事件・事故6.79万0.7657秒1.0日
心理学20.2万0.76604秒(10.1分)7.0日
料理・食18.8万0.7034秒2.0日
歴史23.5万0.59187秒1.0日
事故物件・心霊4.14万0.41171秒14.0日
戦史・軍事3.37万0.402,258秒(37.6分)11.0日
科学・宇宙49.9万0.40888秒(14.8分)4.0日
健康・医学49.9万0.401,196秒11.0日
ゲーム解説3.29万0.361,723秒(28.7分)4.5日
経済・金融8.69万0.341,472秒(24.5分)24.6日
地理・地形23.2万0.341,196秒(19.9分)6.0日
生物・動物8.80万0.31185秒3.0日
災害4.12万0.27394秒14.0日
未解決事件23.2万0.20803秒(13.4分)4.0日
都市伝説・オカルト23.2万0.16803秒1.6日
法律・裁判66.6万0.16888秒4.0日
廃墟・廃線6.79万0.16171秒4.0日
企業・ビジネス35.2万0.12921秒4.0日
雑学・トリビア7.89万0.06187秒1.0日
📋 個別チャンネルの実測(開いて見る) 開く ▾
チャンネル登録者本数開設倍率平均尺
叡智な雑学ゆっくり解説11.1万37本2021-037.88604秒
歌唱ずんだもん25.8万163本2025-085.3634秒
ずんだもんのヘンテコゲームショー3.29万56本2023-011.432,027秒
第二次大戦マイナー戦史と兵器3.37万292本2023-061.15602秒
にごちゃんch74.9万4,570本2022-090.8456秒
2ch面白スレまとめ41.2万2,864本2021-090.2761秒
ゆっくり企業解説&決算8.69万161本2021-030.12921秒
るーいのゆっくり科学66.6万108本2016-050.591,735秒
寝るまで歴史3.04万73本2023-100.033,684秒

実測から言えること

📈

倍率が高いジャンルと低いジャンル

倍率が高いのはホラー0.78・事件事故0.76・心理学0.76・料理0.70・歴史0.59。低いのは雑学0.06・企業ビジネス0.12。
⏱️

尺は約66倍の差

尺はジャンルで約66倍の差がある。料理34秒(ショート)〜戦史軍事2,258秒(37.6分)。同じ「ゆっくり解説」でもジャンルごとに尺のフォーマットが完全に分かれている。
🆕

新規参入は31本中1本だけ

2024年以降に開設して伸びたチャンネルは、実測31本のうち1本だけ(歌唱ずんだもん・2025年8月開設)。しかもそれは検索語と実体がずれている疑いがある。新規参入が純粋に成立している事例は、今回の実測範囲では確認できなかった。
🔁

量産と倍率は相関しない

量産は総再生の蓄積には効くが、登録者比の伸び(倍率)は本数と相関していない。4,570本で倍率0.84のチャンネルと、37本で倍率7.88のチャンネルが同時に存在する。
🎯

伸びているのは1ジャンル特化ではない

同じ汎用「ゆっくり解説」チャンネルが複数ジャンルの検索上位に出現した。あなたが想定する「1ch=1ジャンル特化」と、実際に伸びている型が一致しない。

この実測の限界

・各チャンネルが本当に顔出しなし・合成音声かは映像を目視確認していない。チャンネル名と検索結果で判定した

・倍率は登録者が少ないほどブレる(倍率7.88は37本の少数サンプル)

・各ジャンルの実測は3件だけ。ジャンル全体の代表値としてはサンプルが小さい

・「ゲーム解説」「料理・食」「災害」の一部は検索語との一致度が低い(歌唱チャンネル・戦争資料館などが混入)

・直近10本の中央値は「今の勢い」であり、登録0時点の再生を直接示すものではない

倍率と尺の関係(20ジャンルの実測)

→ この図は横にスクロールできます

倍率が高いジャンルほど、一次資料が無い 倍率 0.8 0.4 0.0 ホラー 0.78事件事故 0.76心理学 0.76戦史軍事 0.4法律裁判 0.16企業ビジネス 0.12雑学 0.06 0秒 40分 動画の平均の長さ → 赤=倍率0.55以上(伸びる) 青=倍率0.20以下(伸びない)

横軸が動画の平均の長さ、縦軸が倍率(直近10本の再生中央値÷登録者数)。赤が倍率0.55以上、青が0.20以下。YouTube Data API v3 で2026年9月7日に実測。各ジャンル3チャンネルの中央値で、サンプルは小さい。

→ 次のSection 4では、YPPの参加条件が2027年2月1日にどう変わるかを見る。

⏰ 2027年2月1日の時限

このセクションの3点

① YPPの新規参加条件が2027年2月1日に2倍になる(8,000時間/365日、またはShorts2,000万回/90日)

② 既に参加している人には影響しない。期限前にそのチャンネルが現行条件を満たしてYPPへの参加が承認されれば、2027年2月の新規参加条件の対象にはならない

③ ただしShorts広告とPremium収益シェアの維持には、既存参加者を含め全員が90日で1,000万回のShorts再生を必要とする別枠の条件がある

YPPの参加条件が2027年2月1日に変わる

いま(2026年9月)

現行のYPP参加条件

  • ・登録者1,000人+過去12か月の適格視聴時間4,000時間、または過去90日の適格Shorts再生1,000万回
  • ・Shortsフィードでの視聴時間は4,000時間に算入されない

2027年2月1日から(新規のみ)

新規申請者だけに適用

  • ・8,000時間/365日、または Shorts 2,000万回/90日
  • ・既存参加者には適用されない

既存参加者は対象外。公式ブログの原文は「This update won't impact creators already in YPP.」(2026年8月10日)。だから期限前にそのチャンネルが現行条件を満たしてYPPへの参加が承認されれば、2027年2月の新規参加条件の対象にはならない。

ただし、全員にかかる別枠の条件がある

・Shorts広告とPremium収益シェアを維持するには、既存参加者を含め全員が「過去90日で1,000万回の適格Shorts再生」を維持する必要がある

・下回るとShorts収益は停止するが、再度到達すれば自動復活し、長尺とファンファンディングの収益は継続する

・この2つの閾値(新規参入の2,000万回と、維持の1,000万回)が同じ2027年2月1日から並存する

活動要件について。90日ごとの本数規定は公式ヘルプに無い。あるのは「6か月以上 動画・投稿が無い場合に収益化を停止する可能性がある」という規定のみである。

  1. 1

    2026年9月7日

    いま(21週ある)

    現行のYPP条件のまま。新規参入も登録者1,000人+4,000時間、または90日でShorts1,000万回で審査を受けられる。
  2. 2

    2026年内

    1つ目のチャンネルのYPP参加を承認させる

    既存参加者の枠に入れば、2027年2月1日以降も新条件の対象外になる。
  3. 3

    2027年2月1日

    新規条件が2倍に

    新規申請は8,000時間/365日、またはShorts2,000万回/90日が必要になる。同時にShorts維持条件(90日1,000万回)も全員に適用される。

→ 次のSection 5では、YouTubeのスパムポリシーに、あなたの運用がそのまま書かれていることを見る。

🚫 スパムポリシーに、あなたの運用がそのまま書いてある

このセクションの3点

① YouTubeは2025年7月15日に「Repetitious content」を「Inauthentic content」へ改称した

② スパムポリシーには、同じBGM・繰り返しのAI生成画像・AI生成台本の読み上げという運用がそのまま例として書かれている

③ ただしAI開示そのものは収益化に影響しない。開示の対象はフォトリアルな改変・生成に限られる

この章の論点は一つだけである。YouTubeは2025年7月15日に、収益化不可のポリシーを「Repetitious content(反復コンテンツ)」から「Inauthentic content(非正真性コンテンツ)」へ改称した。そしてスパムポリシーには、あなたがやろうとしている形がほぼそのまま例として書かれている。

Automated or synthetic mass-production: Using automated tools or AI to churn out high volumes of similar content with minimal changes.

例として挙げられているのは次の一文である。

Channels that use the exact same background music and repetitive AI generated imagery across many videos, with each video reading out an AI-generated script.

そしてこのポリシーはcoordinated networks of channels(協調的なチャンネル群)にも適用範囲を明記している。

これは「同じBGM+同じ立ち絵+AI台本の読み上げを5チャンネルで並列」という運用の説明としてほぼ完全に一致する。だからこの記事の20テーマは全部、一次資料が違うもので組んである。

では何が収益化できないのか — 原文で見る

何が原文日本語で言うと
テンプレ量産AI-generated content made with generic or unoriginal templates giving the impression of mass production without adding the creator's original, authentic insights or perspective独自の視点を加えない、汎用テンプレのAIコンテンツ
ナレーションだけのスライドImage slideshows, templated storylines, or scrolling text with minimal or no narrative, commentary, or educational value解説・論評・教育的価値がほとんど無い画像スライドショーや定型ストーリー、スクロールテキスト

逆に、AI開示は罰ではない

開示しても収益化と配信に影響はない(公式の明言)

原文は次の一文である。

Disclosing AI content won't limit a video's audience or impact its eligibility to earn money.

開示の対象はフォトリアルな内容を改変・生成した場合に限られる。実在人物の言動を偽装した場合、実在の場所や出来事を改変した場合、実際に起きていないリアルなシーンを生成した場合である。

そして声のクローンで自分の声を使うナレーション・吹替は開示不要と明記されている。

ただし未開示を続けると、content removal や YouTube Partner Program からの suspension の対象になる。

確認できなかったこと(「無い=OK」と読み替えていない)

・TTS(合成音声)専用の公式ポリシーページは見つからなかった。TTSそのものを禁じる条文は無く、Inauthentic contentとスパムの一般規定で判断される構造

・同一人物が複数チャンネルを持つことを禁止する専用ポリシーも見つからなかった

・2026年にAI生成チャンネルが削除されたことを名指しした公式発表もblog.youtubeでは見つからなかった

・どれも「書いていない」であって「してよい」ではない

「稼げる」と「非属人で作れる」の対立

→ この図は横にスクロールできます

「稼げる」と「非属人で作れる」は別の場所にある 倍率が高い(登録0から回る) ホラー 0.78/事件事故 0.76/心理学 0.76/料理 0.70 → しかし一次資料がゼロ。作り話になる =あなたの「虚業」の定義に当たる 一次資料が最強(全自動で作れる) 企業ビジネス 0.12/法律裁判 0.16/都市伝説 0.16 → しかし倍率が20ジャンル中の最下位クラス =CodexとFableが1位に置いた領域 この記事の答え=橋を架ける 事故調査報告書(運輸安全委員会) 構造は事件型(何が起きて、原因が明かされる) 資料は公文書(章立てがそのまま台本になる) 倍率はYouTube Data API v3 で2026年9月7日に実測

上が倍率の高い領域、下が一次資料の強い領域。この2つは別の場所にある。事故調査報告書だけが、事件型の構造と公文書の両方を持っている。

→ 次のSection 6ではずんだもん・ゆっくりのキャラクター利用規約を見る。

🎙️ ずんだもん・ゆっくりの規約

このセクションの3点

① ずんだもんの音源規約には、クレジット表記が無い場合は1キャラにつき40万円+税の契約が必要と書いてある。全自動でテロップ生成が1本失敗しただけで発生する

② ゆっくりボイス(AquesTalk)は、個人であっても個人事業や会社での利用は無償枠の対象外。使用ライセンスは年6,380円

③ ★いちばん重いのはここ。ゆっくりの立ち絵は東方Projectの二次創作で、ガイドラインが求めているのは「配信者の創作性のあるもの」。これは機械で満たせない条件

「ずんだもん」と「ゆっくり」を同じものだと思っている人が多いが、権利の構造がまったく違う。そして全自動・法人運営という条件では、この違いが決定的になる。

先に結論を書く。あなたの条件なら、ゆっくりではなくずんだもんに寄せるべきだ。理由は、VOICEVOX側の条件が「クレジットを書く」という機械で満たせる条件なのに対して、東方Project側の条件は「配信者の創作性」という機械で満たせない条件だからである。

対象商用利用クレジット費用全自動でやるときの注意
VOICEVOX本体可必須(VOICEVOXを使ったと分かる表記)無料具体的な書式は本体規約に無く、キャラ側の規約に書いてある
ずんだもん・四国めたんの音源(zunko.jp)可★必須。説明欄や動画内など「気になって見に行けばわかる場所」に「VOICEVOX:ずんだもん」★クレジット無しなら1キャラ40万円+税★テロップ生成の失敗が1本でも出れば、そのキャラごとに40万円の請求リスク
ずんだもん(キャラクター側)東北6県の企業・個人事業は無料。個人のYouTube広告収益は「非商用の範囲」として無料音源規約に準拠東北以外の企業は個別契約(最短3営業日)★あなたは東京。法人でやるなら契約が要る
春日部つむぎ可必須。「VOICEVOX:春日部つむぎ」記載なし★規約の主体が違う。キャラごとに文言と配置のルールを別管理する必要がある
AquesTalk(ゆっくりボイス)可(要ライセンス)規定なし★使用ライセンス 年6,380円★原文「個人であっても、個人事業や、会社や学校等での利用は対象となりません」
ゆっくりの立ち絵(東方Project)公式収益化システムを使う場合のみ「営利目的とみなさず」許可「東方Projectの二次創作である事を明記」が条件記載なし★★「配信者の創作性のあるもの」が条件。法人は個別問い合わせと明記

全自動で5チャンネルを回すとき、特に危ない3つ

・①クレジット表記の自動化漏れ。ずんだもん・四国めたんは「クレジット無し=1キャラにつき40万円+税」が規約に明記されている。全自動パイプラインでテロップ生成に失敗した動画が1本でも出れば、そのキャラごとに請求リスクが発生する

・②法人運営だと、3つの無償枠から同時に外れる。AquesTalkは「個人事業や会社での利用は対象外」、東方Projectは「法人の方は個別にお問い合わせください」、東北ずん子の無償枠は東北6県の企業が対象であなたは東京

・③★ゆっくりは東方Projectの二次創作という土台の上にあり、ガイドラインは「個人によるファン活動」で「配信者の創作性のあるもの」を条件にしている。完全自動生成・大量投稿はこの前提と摩擦する。免責条項は「好ましくないと判断した場合も削除する場合がある」という裁量規定

同じ「合成音声+立ち絵」でも、満たすべき条件が違う

ずんだもん(VOICEVOX)

機械で満たせる条件

  • ・条件=クレジットを決まった場所に書く
  • ・自動化できる。テンプレートに埋め込めば終わり
  • ・東京の法人なら個別契約が要るが、最短3営業日と公表されている
  • ・禁止事項が明文で列挙されている(政治・宗教活動、虚偽誤認情報の作成・拡散ほか)

ゆっくり(東方Projectの二次創作)

機械で満たせない条件

  • ・条件=配信内容に「配信者の創作性」があること
  • ・自動化できない。何をもって創作性とするかの線引きが公式に無い
  • ・法人は個別問い合わせ。金額も期間も公表されていない
  • ・免責条項が裁量規定(好ましくないと判断されたら削除されうる)

ついでに、私が調査の依頼文に書いた前提が間違っていた。私は「ゆっくりの商標問題は2019年」と書いて調べさせたが、実際は2022年だった。2022年5月15日にYouTuberが「ゆっくり茶番劇」を商標登録し、炎上を経てドワンゴが無効審判を請求、2023年8月21日に無効審決が確定している。ドワンゴが防衛出願した「ゆっくり実況」等も、特許庁が識別力なしとして拒絶し2024年1月29日に確定した。いま「ゆっくり」系の語を商標で独占することは事実上できない状態が確定している。ただしこれはドワンゴの発表原文には到達できておらず、特許庁の決定を引用する二次資料経由である。

この章の実務上の結論

5チャンネルとも VOICEVOX 系(ずんだもん・四国めたん・春日部つむぎ等)で組む。ゆっくり(霊夢・魔理沙)の立ち絵は使わない。

そのうえで、クレジット表記をパイプラインの通過条件にする。動画を書き出す前に、説明欄と動画内の両方にキャラごとの正しい文言が入っているかを機械で照合し、1つでも欠けたら書き出しを止める。これは第13章の関門10項目に足すべき11個目になる。

チャンネルごとに話者を変えるのは、Fableが言うとおり属人化とは無関係なので、あなたの条件に反しない。むしろ5本が同じ声・同じ立ち絵で並ぶことのほうが、スパムポリシーの「協調的なチャンネル群」に近く見える。

→ 次のSection 7から、20テーマを1位から順に見ていく。

🥇 1位〜5位

このセクションの3点

① 1位はJTSB事故調査報告書、2位は上場企業の倒産・上場廃止。倍率では事件事故0.76が企業ビジネス0.12を6.3倍上回るが、一次資料の強さで2位も譲らない

② 3〜5位は行政処分・製品事故・特殊詐欺の手口。いずれも公的機関の定型文書がそのまま台本の骨格になる

③ 5テーマの週の本数を足すと週12本。5チャンネル編成のうち3チャンネル分の供給をまかなえる規模になる

0.76

1位の根拠になった事件事故の倍率

6.3倍

1位と2位の領域の倍率の差

18〜20分

1位の尺

週2本

1位の投稿本数

1位 運輸安全委員会(JTSB)の事故調査報告書を1件1本

1本の単位は、JTSBが公表する確定した事故調査報告書1件。航空・鉄道・船舶を横断して扱う。

一次資料は運輸安全委員会の事故調査報告書そのもの。本文がすでに「事実の経過→分析→原因→安全勧告」の章立てで構成されており、この章立てをそのまま台本の章にできる(Fableの指摘)。

なぜこの順位か。実測では事件・事故ジャンルの倍率中央値は0.76で、20ジャンル中の同率2位の高さ。CodexとFableは両方とも独立に「上場企業の倒産」を1位に置いたが、私はここを1位にした。理由は事件事故0.76と企業ビジネス0.12の差が6.3倍あること、報告書がもともと台本の構造を持つこと、尺20分は実測の戦史軍事(37.6分)より短く経済金融(24.5分)と同水準で長尺の視聴分数を稼げることの3点。

尺・週は18〜20分・週2本。

最初の企画の選び方。CodexもFableも具体的な事案名までは挙げていない。選び方はSection 13の結論と同じ全件処理の原則に従い、直近に確定報告書が公表された航空・鉄道・船舶の事案から、公表順に1件ずつ選ぶ。中間報告しか出ていない事案は除外条件でスキップする(Fable)。

このテーマ固有のリスク。死亡事故は広告適合性で「悲劇」判定を受けうる(Fable)。サムネイルは機体番号・路線名・報告書番号だけを並べる事務的な型に固定し、事故現場の煽り画像は使わない。

2位 上場企業の倒産・上場廃止を1社1本(有報・適時開示)

1本の単位は、上場廃止・倒産に至った企業1社。有価証券報告書と適時開示だけで追う。

一次資料はEDINET・TDnet・官報。有報のリスク情報・監査意見・適時開示は定型構造で、CodexとFableが両方とも独立にこのテーマを1位へ置いた根拠でもある。

なぜこの順位か。実測では企業ビジネスの倍率中央値は0.12で20ジャンル中19位と低い。それでも2位に置いたのは、②一次資料の構造化度が20テーマの中で最強だから。①の低さを②④で補う設計にした。

尺・週は15分・週2本。

最初の企画の選び方。Fableの注意は「古い順に全件、ではなくEDINETに有報全文がある事案から始める」。EDINETの全文収録は2000年代前半以降しかなく、山一證券・北海道拓殖銀行のような1990年代の破綻は自動取得の対象外(Fable)。最初の企画の選び方もこの制約に従い、EDINETで有報全文が取得できる上場廃止事案から公表順に選ぶ。

このテーマ固有のリスク。存続企業や元経営者への断定、破綻原因の誤帰属をしない(Codex)。役員名は出さない運用にすれば安全(Fable)。

3位 行政処分ログ(金融庁・SESC・公取委・消費者庁を横断)

1本の単位は、金融庁・証券取引等監視委員会・公正取引委員会・消費者庁のいずれかが下した処分1件。4系統を横断して扱う。

一次資料は処分文・勧告文・措置命令・課徴金納付命令。CodexもFableも独立にこのテーマを上位(Codexは2〜4位、Fableは3・6・7位)に置いており、3者の一致度が最も高いテーマの一つ。

なぜこの順位か。「何が悪かったか」という事件型の需要を、実在の個人ではなく法人と公文書だけで満たせる。処分文は「事実→違反条項→処分内容」の3段で構成が安定している(Fable)。

尺・週は10〜12分・週3本。

最初の企画の選び方。CodexもFableも具体的な処分事案の名前は挙げていない。金融庁・SESC・公取委・消費者庁の4系統から、直近に公表された処分を公表順に1件ずつ選ぶ。

このテーマ固有のリスク。処分を犯罪・有罪と混同しない(Codex)。個人が処分対象になっている事案は扱わないルールにする(Fable)。

4位 製品事故(NITE・消費者安全調査委員会)

1本の単位は、NITEまたは消費者安全調査委員会が公表した製品事故・リコール1件。

一次資料はNITE事故情報とリコール資料。製品名・事故概要・原因・再発防止策がすでに構造化されている(Codex)。

なぜこの順位か。生活実用ジャンルに近い需要で、検索は事件名ではなく製品名で入ってくる。実測の健康医学(0.40)に近い水準の関心が見込める領域として、①③のバランスで4位に置いた。

尺・週は8〜12分・週2本。

最初の企画の選び方。具体的な製品名の例示はCodex・Fableともにない。NITEが直近に公表した事故情報から、公表順に選ぶ。

このテーマ固有のリスク。対象外の製品まで危険扱いしない。事故原因を使用者の過失だと断定しない(Codex)。

5位 特殊詐欺・悪質商法の手口(国民生活センター・警察庁)

1本の単位は1つの手口類型。国民生活センターの公表事例は短文・定型なので、1本に事例3件を束ねる構成にする(Fable)。

一次資料は国民生活センターと警察庁が公表した詐欺・悪質商法の事例。被害者・業者の固有名詞は出ないため③のリスクも低い(Fable)。

なぜこの順位か。公表事例が短文・定型ですぐ台本化でき、高齢層の視聴時間が長い需要がある。①③④のバランスで5位に置いた。

尺・週は8分・週3本。

最初の企画の選び方。具体的な手口類型の例示はCodex・Fableともにない。国民生活センターの公表事例のうち、直近の類型から選ぶ。

このテーマ固有のリスク。Fableの留保=「警察・自治体・銀行が公式動画を大量に出しており、後発が取れる余地を測れていない」。

→ 次のSection 8では6位〜10位を見る。上位ほど①倍率、下位ほど②一次資料の構造化度に依存する配分になっている。

🥈 6位〜10位

このセクションの3点

① 6〜10位は情報漏えい・粉飾決算・労働災害・最高裁判例・医薬品回収。1位〜5位より倍率の裏付けは弱いが、資料源をさらに分散させる枠

② 9位の最高裁判例は実測0.16で20ジャンル中下位だが、②一次資料の構造化度の高さで拾った

③ 7位の粉飾決算は2位(倒産)の前段にあたり、同じ事案が複数チャンネルの複数本として繋がる(Fableの指摘)

6位 情報漏えい・大規模システム障害

1本の単位は1件のインシデント(情報漏えい、またはシステム障害)。

一次資料は企業発表と個人情報保護委員会の資料。件数・原因・発生日・公表日・対策が定型化できる(Codex)。

なぜこの順位か。IT需要があり、依頼者本人の技術知識が台本の検証ルールとして効く領域。①②のバランスで6位に置いた。

尺・週は10〜15分・週2本。

最初の企画の選び方。具体的な事案名の例示はCodex・Fableともにない。企業発表と個人情報保護委員会の公表順に選ぶ。

このテーマ固有のリスク。速報競争にせず報告書の公開後を狙う。攻撃手順を再現可能な形で説明しない(Codex)。

7位 粉飾決算・会計不正を第三者委員会報告書から

1本の単位は1件の第三者委員会報告書。

一次資料は第三者委員会報告書そのもの。長文だが構造は安定している(Codex)。

なぜこの順位か。2位(倒産)の前段にあたるテーマで、Fableが指摘するとおり「1つの事案が複数チャンネルの複数本になり、相互に説明欄でリンクできる」構造を持つ。単独の倍率は実測していないが、②の資料の強さと1・2位との連携で7位に置いた。

尺・週は15〜20分・週1本。

最初の企画の選び方。具体的な事案名の例示はCodex・Fableともにない。第三者委員会報告書の公表順に選ぶ。

このテーマ固有のリスク。疑惑段階と認定後を区別する。複雑な会計処理を誤って解説しない(Codex)。

8位 労働災害事例(厚労省 職場のあんぜんサイト)

1本の単位は1件の労働災害事例。

一次資料は厚労省「職場のあんぜんサイト」の公表事例。事例は数百字・定型ですぐ台本化できる(Fable)。

なぜこの順位か。Fableの指摘どおり「再生は伸びにくいが視聴完了率が高い」領域。倍率での裏付けは弱いが、資料の定型さと③のリスクの低さで8位に置いた。

尺・週は10分・週2本。

最初の企画の選び方。具体的な事例名の例示はCodex・Fableともにない。公表事例の公表順に選ぶ。

このテーマ固有のリスク。送検と有罪を混同しない。個人名を不要に拡散しない(Codex)。

9位 最高裁判例(民事・家事・労働に限定)

1本の単位は1件の判例。民事・家事・労働に限定し、判決要旨だけを読む設計にする(Fable)。

一次資料は判決文・判決要旨。

なぜこの順位か。実測では法律裁判の倍率中央値は0.16で、20ジャンル中下位。それでも9位まで残したのは②一次資料の構造化度が高いから。①が低いテーマは上位には置かない、という4-Bの方針どおりの位置にある。

尺・週は12分・週2本。

最初の企画の選び方。具体的な判例名の例示はCodex・Fableともにない。民事・家事・労働に限定した判例集から選ぶ。

このテーマ固有のリスク。Fableの警告=「判決要旨に限定しても、LLMが判例の射程を広げて語る失敗は私自身が起こす。『この判例が言っていないこと』を1行入れる型で緩和するしかない。防ぎ切れるとは言えない」。個別の法律相談と誤解されないようにする(Codex)。

10位 医薬品・医療機器の回収(PMDA)

1本の単位は1件の回収情報。

一次資料はPMDAの回収情報。クラス・理由・健康被害・公表日が定型化できる(Codex)。

なぜこの順位か。実測の健康医学は倍率中央値0.40で、20ジャンル中では中位の需要がある。②の定型度も高く、10位に置いた。

尺・週は8〜12分・週2本。

最初の企画の選び方。具体的な製品名の例示はCodex・Fableともにない。PMDAの公表順に選ぶ。

このテーマ固有のリスク。医療助言と誤認される表現を避ける。受診が必要な判断は公式案内へ誘導し、動画内では断定しない(Codex)。

6位〜10位に共通する条件

✓

公的機関か、公表が義務づけられた主体が、定型で文書を出している

厚労省・PMDA・第三者委員会・裁判所。台本の章立てを文書の章立てに合わせられる

✓

扱う対象が法人か制度であって、実在の個人が主役ではない

CodexもFableも、ここを外すと名誉毀損と削除の地雷だと言った

−

実測の倍率が高い

★ここが弱い。法律裁判は0.16、企業ビジネスは0.12で下位。②の強さで補っている

✓

速報性を競わなくてよい

報告書や処分文が出てから作る。Codexは「速報競争にせず報告書公開後を狙う」と書いた

△

誤読しても取り返しがつく

★9位の判例だけは別。Fableは「LLMが判例の射程を広げて語る失敗は私自身が起こす。防ぎ切れるとは言えない」と書いた

→ 次のSection 9では11位〜20位と、ランキングから落とした6テーマを見る。

🥉 11位〜20位と、落としたテーマ

このセクションの3点

① 11位〜20位は、倍率が低いか一次資料が弱い題材を、②一次資料の構造化度と⑤飽和度の低さで拾い上げたもの

② 落とした6つには共通点がある。倍率が高いものほど一次資料が無い。ホラー0.78・事故物件0.41・未解決事件0.20はどれも公的機関の定型文書が存在しない

③ 非属人・中身のある生産という条件を外せば、落とした6つのほうが速く伸びる。外さないなら20テーマを取る

順位テーマ一次資料尺週なぜこの順位か
11戦後に消えた鉄道路線国会図書館・自治体史・時刻表12〜20分1廃墟廃線の倍率は0.16と低いが、固定客の離脱が少ない(★私の推測)
12日本の橋・ダム・トンネル建設史公文書・土木学会資料12〜18分1地理地形の倍率0.34。②の構造化度は中〜高どまり
13自治体の財政悪化・第三セクター破綻総務省 財政状況資料集12分1地名で検索される(★私の推測)需要はあるが、資料の形式差が大きい
14国税不服審判所の公表裁決公表裁決12〜20分1税は単価が高いという推測込み。当事者は匿名化済みで③のリスクは低い
15食品回収・表示違反自治体・事業者発表7〜11分2商品名で検索されるが、健康被害の誇張は禁止
16公共工事の入札停止・談合認定指名停止資料・公取委10〜16分1ニッチだが競合が薄い(★私の推測。実測していない)。②はやや形式差がある
17企業名・商品名の商標紛争特許庁審決・商標公報9〜14分1ブランド・起業需要はあるが、係争中案件の断定に注意
18気象庁・内閣府の災害記録気象庁・内閣府15分1災害の倍率0.27。悲劇判定と被災者配慮が最も重い
19国会会議録から「1つの法律ができるまで」国会会議録(全文公開)15分1制度変更のタイミングで跳ねるが、平時の検索需要は弱い
20経済統計を1指標1本、毎月更新e-Stat・日銀6分4倍率は低いが、完全に機械化できる唯一のテーマ(Fable)

落としたテーマと、その理由

👻

ホラー・怖い話

実測の倍率0.78・全ジャンル中1位

倍率は最高なのに落とした。自動で台本化できる定型的な一次資料を、今回の調査では確認できなかっただからだ。作り話にせざるを得ず、CodexもFableも上位に置いていない。「稼げる」と「非属人で作れる」が最も激しく対立する場所がここ。
🔍

未解決事件

実測の倍率0.20

CodexもFableも外した。実在の個人が主役で、一次情報が不足し、名誉毀損の地雷がある。倍率は中位だが、リスクの重さが釣り合わない。
🏚️

心霊・事故物件

実測の倍率0.41

今回の調査では定型的な一次資料を確認できなかった。埋めようとすると作り話になる。これは依頼者の「虚業」の定義そのものに当たる。倍率だけ見れば中位で悪くないが、②の一次資料の構造化度が実質ゼロになる。
📚

雑学・トリビア

実測の倍率0.06

倍率が20ジャンル中最下位。しかも出典が付かないことが多く、②でも稼げない。落とす理由に迷いが無いテーマ。
🏥

医療事故調査

Fableの指摘

Fableが「リスク高。YMYL(Your Money Your Life)・遺族配慮・医療助言と見なされる」と判定した。健康・医学は倍率0.40自体は悪くないが、この切り口だけは外した。
🎬

芸能人事件・海外の奇妙な事件

Codexの指摘

Codexが外した。理由は「一次情報の不足、名誉毀損、誤認、残虐表現、広告制限、本人の風紀観との衝突」の6点。倍率の高さより地雷の多さが勝った。

落とした6つに共通していること

倍率が高いものほど一次資料が無い。ホラー0.78・事故物件0.41・未解決事件0.20は、どれも公的機関が定型で出している文書が存在しない。

あなたの条件(非属人・中身のある生産)を外せば、この6つのほうが速く伸びる。外さないなら、20テーマのほうを取る。

→ 次のSection 10では、この20テーマをどう5チャンネルに束ねるか、最初の12本まで具体化する。

📺 5チャンネルの編成と、最初の12本

このセクションの3点

① CodexもFableも「1つ目のチャンネルの参加が承認されてから広げろ」と言い、Claudeもそれを採る。5本を同時に立てない

② 1本目のテーマだけ3者で割れた。CodexとFableは倒産(EDINET・有報)、Claudeは事故調査報告書(JTSB)を選んだ

③ 5チャンネルはテーマ分散であって、制作物の複製先ではない。共有するのはエンジン・辞書・出典スキーマであって動画そのものではない(Codex)

★ここは2つのAIで言い方が違った。Fableは「1つずつ審査を通してから次を出す」、Codexは「最初に5テーマを比較し、4週間で勝った上位2チャンネルへ集中する」。私はFable側を採った。5本を同時に立てない。

📋 5チャンネルの波(第1章の表と同じもの) 再掲 開く ▾
段階chテーマ週尺いつ
第1波(1本だけ)ch1事故調査報告書を読む(JTSB)2本18〜20分今週から
第2波(+1本)ch2倒産の帳簿(EDINET・有報)2本15分ch1が収益化審査を通ってから
第3波(+1本ずつ)ch3行政処分ログ3本10〜12分第2波の型が検証できてから
第3波(+1本ずつ)ch4製品事故調査室(NITE)2本8〜12分同上
第4波(+1本)ch5手口帳(特殊詐欺)3本8分最後

なぜ1本目をJTSB(事故調査報告書)にしたか — ここが3者の割れ目

1本目に何を選ぶか

CodexとFableの1位:倒産(EDINET・有報)

一次資料の構造化度が最強

  • ・有報のリスク情報・監査意見・適時開示は定型で、台本を自動生成しやすい
  • ・ただし実測の企業ビジネスの倍率は0.12で、20ジャンル中19位
  • ・Fable曰くEDINETの全文は2000年代前半以降しか無い。山一・拓銀のような古い事案は自動取得できない

Claudeの1位:事故調査報告書(JTSB)

実測の事件事故0.76の構造を公文書で満たす

  • ・実測の事件事故0.76に対し企業ビジネスは0.12。倍率の差は6.3倍
  • ・報告書は「何が起きた→原因→再発防止」の構造を最初から持っている(Fableの指摘)
  • ・尺20分は実測の戦史軍事37.6分より短く、経済金融24.5分と同水準
  • ・ただしリスクも最大。悲劇判定・遺族配慮が重い

私が倍率を優先した理由は単純で、この記事の芯である発見1(2つのAIが独立に同じ結論へ行き、実測がそれを否定した)を、1本目の選び方でも同じ基準で貫くためだ。CodexもFableも②(一次資料の構造化度)を優先して倒産を1位に置いたが、①(倍率)で見ると企業ビジネスは20ジャンル中19位でしかない。

それでも2位に倒産を置いたのは、①だけで押し切れないからだ。登録が付いていない最初の1本は再生が伸びるかが全てだが、登録が付いた後は②(台本を安定して作れるか)と④(広告単価の推測)が効いてくる。JTSBで審査を通し、次に倒産を足す順番にした。

最初の12本

📋 チャンネル別・最初の10本(開いて見る) 開く ▾

注記

以下の事案名・年号は、CodexとFableが提案の中で例に挙げた記憶に基づくものと、公表資料の型を組み合わせたものが混ざる。Fableが挙げた年号は特に「私の記憶」と自己申告されており、原文PDFで日付を上書きしてから台本化すること。台本に手で年号を書かせない設計にする(Fableの提案)。

chテーマ1〜2本目の内容根拠
ch1事故調査報告書を読む(JTSB)JTSBが公表順に出している最終報告書のうち、公表日が新しい航空・鉄道事案から2件Claudeの1位。JTSBの章立てをそのまま台本の章にできる
ch2倒産の帳簿(EDINET・有報)EDINETに全文が存在する期間(2000年代前半以降)の上場廃止・倒産事案から2件CodexとFableが共通で1位。Fableの注意=古い順に全件ではなくEDINETに全文がある事案から始める
ch3行政処分ログ金融庁・証券取引等監視委員会の行政処分・課徴金のうち直近公表分から3件Codex3位・Fable3位。処分文・勧告文は全文公開・定型
ch4製品事故調査室(NITE)NITE事故情報・リコール資料のうち直近公表分から2件Codex7位・Claude10位相当。製品名・事故概要・原因・再発防止策が構造化されている
ch5手口帳(特殊詐欺)国民生活センター・警察庁が公表した詐欺・悪質商法の手口類型から3件(1本に事例を束ねる)Fable5位。公表事例は短文・定型で1本に複数事例を束ねやすい

5本を同時に立てると、何が起きるか

・Fableの警告:1つのチャンネルが「大量生成・反復」と判定されYPPを止められたとき、同じAdSense・同じGoogleアカウント配下の残り4つが連座で止まる可能性がある(Fable自身「確信は無いが、AdSense停止はアカウント単位なので構造的にそうなる」と留保)

・だからチャンネルごとにキャラクター(ずんだもん/四国めたん/春日部つむぎなどのVOICEVOX話者)と画面構成を変える

・声の使い分けは属人化とは無関係なので、依頼者の条件に反しない(Fable)

・5チャンネルはテーマ分散であって、制作物の複製先ではない。共有するのはエンジン・辞書・出典スキーマであって動画そのものではない(Codex)

★Codexに矛盾を指摘されて直した箇所。「5本を同時に立てない」と書きながら、第3波で ch3 と ch4 を同時に足す表になっていた。第3波も1本ずつにする。また「最初の10本」と書いていたが、週の本数を足すと 2+2+3+2+3=12本で、10本ではなく12本だった。

→ 次のSection 11では、なぜその尺にしたかを、8分の床と1本あたり視聴分数という物差しで説明する。

⏱️ 尺の設計 — なぜその長さか

このセクションの3点

① 根拠にする事実は1つだけ(Fableの言葉)。YouTubeのミッドロール広告は8分以上の動画にしか入らない

② 実測では、平均尺はジャンルで約66倍ちがった(料理34秒〜戦史軍事2,258秒)

③ 「短いほど良い」は成り立たない。物差しは維持率ではなく「1本あたり視聴された分数」

根拠にする事実は1つだけ(Fableの言葉)。YouTubeのミッドロール広告は8分以上の動画に入る(2020年に10分から引き下げ)。8分未満はプレロールと末尾だけなので、収益の器が構造的に小さい。

実測では、尺はジャンルで約66倍ちがった

ジャンル別 平均尺の中央値(実測・秒)
戦史・軍事
2258秒

37.6分

ゲーム解説
1723秒

28.7分

経済・金融
1472秒

24.5分

地理・地形
1196秒

19.9分

健康・医学
1196秒

19.9分

科学・宇宙
888秒

14.8分

法律・裁判
888秒

14.8分

未解決事件
803秒

13.4分

心理学
604秒

10.1分

災害
394秒

6.6分

歴史
187秒

3.1分

雑学・トリビア
187秒

3.1分

生物・動物
185秒

3.1分

廃墟・廃線
171秒

2.9分

事故物件・心霊
171秒

2.9分

事件・事故
57秒

1.0分

ホラー・怖い話
56秒

0.9分

料理・食
34秒

0.6分

YouTube Data API v3 で2026年9月7日に実測した、各ジャンル3チャンネルの直近10本の平均尺の中央値。同じ「ゆっくり解説」でもジャンルごとに尺のフォーマットが完全に分かれている。

尺どのテーマなぜその長さか広告の入り方
8分詐欺手口1本で扱う仕組みが1つ。視聴者が高齢・スマホ・寝る前で、12分だと答えが来る前に離れる(Fableの推測)ミッドロールは8分以上に入るので、8分ちょうどなら対象になり得る。8分未満だと入らない。プレロールと末尾のみ
10〜12分処分・判例処分文は「事実→違反条項→処分内容」の3段、判例は「事案→争点→判断→意味」の4段。段の境目にミッドロールを置く8分の壁を越えているのでミッドロールが1〜2箇所入る
15分倒産数字を見せる時間が要るミッドロールを複数箇所に配置できる尺
18〜20分事故報告書この帯だけは短くすると逆に維持率が落ちる、というのはFableの推測。ただし25分を超えると自動生成の台本が冗長になるので上限を切る実測の戦史軍事(37.6分)より短く、経済金融(24.5分)と同水準。ミッドロールの入る回数が最も多い

「短いほど良い」は成り立たない

視聴維持の物差しは「維持率」ではなく「1本あたり視聴された分数」で見る、というのがFableの指摘である。15分で40%見られれば6分、8分で60%見られても4.8分で、広告の入る回数は前者のほうが多い。

ただし前半30秒で離脱する人は尺と無関係で、冒頭に結論(何が起きて、何が原因だったか)を1文で先に言う型に全チャンネル固定する。ゆっくり形式の「導入の掛け合い」は削る。

台本の文字数の目安について。1章=約900〜1,000字が合成音声でおよそ3分、というのはFableの目安で、VOICEVOXの話速設定で変わる。18〜20分の事故報告書なら約6〜7章、8分の詐欺手口なら約2〜3章が目安になる。

確認できていないこと

・広告位置をYouTube Data API経由で指定できるかは確認できていない。Fableも「私には確信がない」と書いた

・できないなら自動配置に任せることになる。章の境目で画面転換(黒→次章タイトル)を入れると自動配置が境目に寄る、というのもFableの推測にすぎない

・Shortsは収益の柱にしない。各長尺から「結論の30秒」を自動で切り出して流入用に使うだけ。Shortsの単価が低いというのもFableの推測

→ 次のSection 12では「事件と歴史を扱うときの法的リスク」を解説する。

⚖️ 事件と歴史を扱うときの法的リスク

このセクションの3点

① 名誉毀損は刑法230条で「その事実の有無にかかわらず」成立しうる。本当のことを言えば安全、ではない

② 少年法は2022年の改正で、18歳と19歳の特定少年は起訴後に実名報道が解禁されうる。ただし略式命令の場合は保護が残るので、起訴の形式が分からないなら匿名を維持する

③ ★歴史系で見落としやすいのが戦時加算。戦時中の連合国民の著作物は保護期間が最大で約3,400日超も延長されている。「死後70年で切れている」と即断すると踏む

あなたは「事件をまとめたり歴史系」と言った。この2つは、全自動で回すときに最も法的リスクが高い。しかも危ないのは動画が消えることではなく、訂正する前に拡散が終わっていることである。

だから20テーマは、事件の需要を法人と公文書だけで満たす形に組み替えてある。以下は、それでも残るリスクの一覧である。条文は e-Gov で原文を確認した。

⚠️

本当のことでも危ない

名誉毀損は「その事実の有無にかかわらず」成立しうる、と刑法230条に書いてある。事実だから安全、ではない。だから20テーマは実在の個人を主役にしない。
🧒

18歳と19歳は扱いが変わった

2022年の改正で、特定少年は起訴されると実名報道の禁止が外れうる。ただし略式命令なら残る。起訴の形式が分からないなら匿名を維持する。
📜

古い写真は「死後70年」で判定しない

戦時加算があるので、戦争中の連合国民の著作物は最大で約3,400日超も保護が延びている。歴史系でいちばん踏みやすいのがここ。
💊

薬の効果は「何人も」書けない

薬機法66条の主語は「何人も」で、事業者に限らず個人の投稿者も対象になる。健康・医学ジャンルを扱うなら効能効果に触れない。
📋 事件系で効く条文(開いて見る) 原文の引用つき 開く ▾
何の法律何が危ないか安全側に倒す書き方
刑法230条(名誉毀損)原文「公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず」処罰対象。3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金。★真実でも公益目的等の要件を満たさなければ違法になりうる断定を避けて「と報道された」の伝聞形にする。公共性・公益目的・真実性の3要件を意識する
刑法230条2項(死者の名誉毀損)原文「死者の名誉を毀損した者は、虚偽の事実を摘示することによってした場合でなければ、罰しない」=真実なら死者への言及は原則処罰されない裏取りができない死者の逸話は断定しない
民法709条刑事で無罪でも民事の賠償リスクは別にある刑事罰の有無だけで安全と判断しない
プライバシー・肖像権明文法が無く判例法理。被害者・遺族の実名や写真の無断使用匿名化する。すでに報道で公知の範囲に限定する
少年法61条「推知することができるような記事又は写真」の掲載禁止少年事件は年齢・氏名・住居を一律で伏せる
★少年法68条(2022年改正)原文「第六十一条の規定は、特定少年(18〜19歳)のとき犯した罪により公訴を提起された場合における同条の記事又は写真については、適用しない」=起訴後は実名報道が解禁されうる。ただし略式命令請求の場合は除外★起訴の形式(正式起訴か略式命令か)を確認できない場合は匿名を維持する

歴史系で踏みやすいのは、著作権の期間のほう

📋 歴史系で効く条文(開いて見る) 原文の引用つき 開く ▾
何の法律内容実務上どうするか
著作権法32条(引用)原文「その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない」必要最小限+出所明示+自作部分が主・引用部分が従の関係を維持する
著作権法51〜53条(保護期間)死後70年(51条)、無名変名は公表後70年(52条)、団体名義は公表後70年(53条)「死後70年」だけで機械的にパブリックドメインと判定しない
★戦時加算(連合国及び連合国民の著作権の特例に関する法律4条)原文「昭和十六年十二月七日に連合国及び連合国民が有していた著作権は…存続期間に…期間を加算した期間継続する」。★戦時中の連合国民の著作物は保護期間が最大で約3,400日超も延長されている(国により異なる)★欧米の戦前〜戦中の写真・映像・楽曲を「死後70年で切れている」と即断しない。国会図書館デジタルコレクション等、権利処理済みで提供される素材を優先する
景品表示法5条1号・2号実際より著しく優良・有利と誤認させる表示健康・美容系の断定的な効果表現を避ける
★薬機法66条原文「何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して…虚偽又は誇大な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない」★事業者に限らず個人の動画投稿者も対象食品・サプリ・化粧品に医薬品的な効能効果を暗示しない
金融商品取引法2条8項11号「投資顧問契約」は報酬を伴う個別の助言契約。★個別銘柄の売買を断定推奨し、会員限定やサロン誘導など実質的に個別・有償の助言性を帯びる構成は登録対象になりうる一般的な情報提供・解説にとどめ、個別助言や利益保証を行わない

Codexが同じ危険を、技術の側から指摘している。「合成音声の誤読が名誉リスクを生む。社名・人名・法律名・金額単位の誤読は、字幕が正しくても動画として誤情報になる」。対策は固有名詞辞書をチャンネル共通の資産にすること。

そしてもう1つ。「全自動投稿では訂正前の拡散速度も自動化される。生成速度だけでなく、異常検知時の公開停止、限定公開への切替、固定コメント、訂正版の生成まで自動化の対象に入れるべき」。

パイプラインに入れる除外条件(コードに書く)

−

実在の個人が主役になる事案を除外する

法人と公文書だけで事件の需要を満たす。CodexもFableも同じ結論だった

−

少年事件は、起訴の形式が確認できないものを除外する

少年法68条の適用可否が判定できないため

−

係争中の事案を除外する

疑い・認定・確定を混同する事故が起きやすい

−

中間報告しか出ていない事案を除外する

Fableの提案。最終報告書が出るまで扱わない

−

死亡者が多数の事案は、サムネイルを事務的な型に固定する

機体番号・路線名・報告書番号だけ。悲劇判定で広告が抜けるのを避ける

−

戦時加算の適用対象になり得る期間・国籍・権利状態を個別に確認する(日付だけで自動判定しない)

死後70年だけで判定しない

−

医薬品・化粧品・食品の効能効果に触れる表現を禁止語にする

薬機法66条は「何人も」が対象

−

個別銘柄の売買推奨を禁止語にする

金商法。解説と助言の線を越えない

この章で確認できなかったこと

・金融商品取引法の除外規定は、文言上「新聞・雑誌・書籍」という文書を対象にしている。YouTube動画のような動画コンテンツへの当てはめが同列に扱えるかは、金融庁の実務解釈に一次で到達できておらず断定できない

・東方Projectのガイドラインが求める「配信者の創作性」が、人間が最終編集をしているかの基準なのか、台本自体をAIが自動生成しているかまで問うものなのかは、公式ガイドラインに明確な線引きが無い

・東方Projectの二次創作ガイドラインに、AI生成物への直接の言及があるかは確認できなかった

・金融庁が「YouTube動画での投資解説」と投資助言業の登録義務の関係を直接扱った公式ページには到達できなかった(該当URLが404)

→ 次のSection 13では、この除外条件をどこに置けば「確認だけ」で回るのかを見る。

🏭 全自動で回す工程と、外せない1つの関門

このセクションの3点

① 非属人(判断が自分にしかないものを事業に入れない)と、中身の無い量産を嫌うことは同時には自動化できない

② Codexの答え=公開前に10項目の機械判定+本人の1クリックへ変換する

③ Fableの答え=確認を動画を見ることから、照合レポートを承認することへ定義し直す

依頼者の条件は二つある。「非属人」と「中身の無い量産を嫌う」。この二つは同時には自動化できない。

🧠 Codex (GPT-5.6)の判定 両立しない

文字どおりの全自動投稿とは両立しません

  • この案件を今あえて取り上げる公益性があるか
  • 事故や処分を娯楽化していないか
  • 一次資料の記述を超えた推論になっていないか
くわしい根拠を読む ▾
ここまでAIに決めさせ、本人がサムネイルだけ眺めて承認するなら、「判断が自分にしかないものを事業に入れない」は満たしても、「中身のない量産をしない」は保証できません。

Codexの答え — 判断基準を事業の資産に変える

公開の関門10項目(Codexの提案)

−

独立した一次情報が最低2系統ある

−

全ての数値に出典箇所が付いている

−

「判明」「認定」「推測」「不明」を台本上で区別している

−

新規事実・新しい比較・新しい図解のいずれかが最低1つある

−

個人の私生活・容姿・被害者情報を収益化の材料にしていない

−

タイトルが資料本文より強い断定になっていない

−

合成音声・AI生成部分をYouTube所定の方法で開示する

−

引用画像を除き、映像・図表の権利を処理できている

−

本人の最終確認で「公開」「保留」「廃棄」のどれかを押す

★これを外してはいけない。確認を形式行為にしてはいけない

−

保留・廃棄理由を保存し、次回の自動判定ルールへ反映する

Fableの答え — 確認の定義を変える

「確認」を、動画を見ることから照合レポートの承認へ

週12本・各12分を人が全部見るのは不可能で、見なくなった瞬間に捏造数字が公開される。

本人の確認は動画を見ることではなく、パイプラインが出す照合レポート(数値・固有名詞の一致率、出典ページ、除外条件の判定結果)を読んで承認ボタンを押すことに定義し直す。不一致が1件でもあれば自動で保留にする。

私(Claude)が足すこと — 選定まで機械に渡さないと非属人にならない

Fableの3番目の地雷を引く。「どの事案を扱うか」「何を言わないか」が本人の判断に依存した瞬間、それは属人になる。

だから全件処理にする。「JTSBの報告書を公表順に全件」「EDINETの上場廃止を古い順に全件」。除外条件(個人が主体/死亡者が多数/係争中/中間報告しかない)もコードに書く。本人が「確認だけ」で回るのは、選定も除外も機械の側にあるときだけである。

公開までの工程

全件リストを取得

選定はルールで書く。公表順・古い順に全件を対象にする

▶

除外条件で自動フィルタ

個人が主体/死亡者が多数/係争中/中間報告しかない、をコードで除外する

▶

台本生成

数値と固有名詞は原文PDFから文字列一致で引く

▶

第2モデルが出典と照合

生成モデルと検証モデルに同じ役割を与えない(Codex)

▶

照合レポート出力

一致率・出典ページ・除外判定の結果をまとめる

▶

★

本人が公開/保留/廃棄を押す

ここだけ自動化しない

▶

投稿・AI開示

合成音声・AI生成部分をYouTube所定の方法で開示する

この記事の結論

Codexの一文を引く。

非属人化は「人間が判断しないこと」ではなく、別の適格者でも同じ基準で判断できることです。本人の価値体系をチェックリスト、禁止語、証拠要件、公開停止条件に変換すれば、将来は編集責任者へ移管できます。

そしてFableの機械的定義。

台本の全ての数値と固有名詞は、原文PDFから文字列一致で引けることをパイプラインの通過条件にし、画面に出典ページ番号を出す。これが「中身がある」の機械的な定義になる。

公開までの7工程と、人が押す1箇所

→ この図は横にスクロールできます

7工程のうち、人が押すのは1つだけ ① 全件リストを取得選定はルール。人が選ばない② 除外条件で自動フィルタ個人が主体/死亡多数/係争中/中間報告のみ③ 台本を生成数値と固有名詞は原文PDFから文字列一致で引く④ 第2モデルが出典と照合生成モデルと検証モデルに同じ役割を与えない⑤ 照合レポートを出力一致率・出典ページ・除外判定⑥ 公開 / 保留 / 廃棄 を押す★ここだけ自動化しない。人が押す⑦ 投稿・AI開示 ⑥を外すと「中身の無い量産をしない」が保証できなくなる(Codex)

①〜⑤と⑦は自動化してよい。⑥だけは外せない。Codexは「確認を形式行為にしてはいけない」と書いた。

「結局、人間が判断しているのでは?」への答え

読んだ高校生に「非属人化は人が判断しないことじゃないと書いておきながら、最後は本人がボタンを押すなら、結局その人が判断してるじゃないか」と指摘された。もっともである。

違いは、何を判断しているかにある。属人の状態では、あなたは「どの事案を扱うか」「どう解釈するか」を毎回決めている。これはあなたの頭の中にしかないので、他の人には引き継げない。

この記事の設計では、その2つは先にルールとコードになっている(全件処理と除外条件)。最後に押すボタンが判断しているのは「このルールが今回も正しく働いたか」だけである。だから同じルールを渡せば、別の人が押しても同じ結果になる。

Codexの言葉に戻ると、非属人化とは「別の適格者でも同じ基準で判断できること」である。押す人がいることと、押す人にしか分からないことがあることは、別の話だ。

→ 次のSection 14ではClaude・Codex・Fableの3案が割れたところを見る。

🆚 Claude・Codex・Fable の3案が割れたところ

このセクションの3点

① 同じ依頼をClaude・Codex・Fableに別々に投げた。CodexにもFableにも他のAIの結論は渡していない

② CodexとFableは独立に、ほぼ同じ結論(公的機関のPDFを音声化する)に到達した。ところが実測はそれを否定した

③ 1位のテーマとチャンネルの増やし方の2点で3者の判断が割れた

同じ依頼を、ClaudeとCodexとFableに別々に投げた。Codexにも Fableにも、他のAIの結論は渡していない。

いちばん驚いたのは、CodexとFableが独立に、ほぼ同じ結論へ行ったこと。両方とも「公的機関が出したPDFを音声化する」を軸にし、両方とも「事件まとめ」を上位から外した。理由も同じで、実在の個人が主役だから。Fableの言葉は「非属人以前に削除と名誉毀損の地雷」だった。

ところが、実測がそれを否定した

2つのAIが1位に置いた領域

企業ビジネスの倍率 0.12(20ジャンル中19位)

  • ・Codex 1位=上場企業の破綻・経営危機
  • ・Fable 1位=上場企業の倒産・上場廃止
  • ・理由=一次資料がEDINET・TDnet・官報でもっとも構造化されている

実測で倍率が高い領域

ホラー0.78・事件事故0.76・心理学0.76

  • ・ホラー・怖い話 0.78
  • ・事件・事故 0.76
  • ・心理学 0.76
  • ・料理・食 0.70
論点ClaudeCodexFableどうしたか
「事件まとめ」の扱い上位に置かない外した外した3者一致。実在の個人が主役の型は上位に置かない
1つ目のチャンネルの参加が承認されてから広げる同意する4週間で比較し勝った2chへ集中1本ずつ審査を通してから広げる5チャンネル同時公開はしない。段階展開で統一した
本人の最終確認選定・除外まで機械化する10項目のうち9番目に本人の1クリック照合レポートを読んで承認ボタンを押すCodexの10項目を採用し、9番目をFableの「レポート承認」で定義した
広告単価3者とも推測と明記する相対的な順位のみで実数は無い実数を一切持っていないと明言本文全体でRPMは推測であり実測ではないと繰り返し明記した
量産をKPIにしない同意する本数と再生の相関はr=-0.264選定を全件処理にして機械へ渡す投稿本数そのものを目標値にしない
1位のテーマJTSBの事故調査報告書上場企業の破綻・経営危機上場企業の倒産・上場廃止Claudeが実測の倍率(事件事故0.76 対 企業ビジネス0.12)を優先して割れた
チャンネル数の増やし方第1波1本→段階的に+1・+2・+14週間で比較して2chへ集中1本ずつ審査を通してから広げる段階展開は3者一致。判定のタイミングと基準が違う

CodexとFableが、私に指摘したこと

📺

YPPはチャンネルごとの参加

Codexの指摘

1つ成功しても残り4つが自動的に既存参加者になるとは考えない方が安全。
🏷️

AI開示と低品質判定は別問題

Codexの指摘

開示すれば収益化・配信への影響はゼロだが、開示したこと自体が反復的・低付加価値な内容を正当化するわけではない。開示を免罪符にしない。
📄

資料の取得可能性と再利用可能性は別

Codexの指摘

公開PDFでも図・写真・地図を自由転載できるとは限らない。事実は利用できても表現物には著作権がある。図表は数値を検証して自作する。
🎙️

合成音声の誤読が名誉リスクを生む

Codexの指摘

社名・人名・法律名・金額単位の誤読は、字幕が正しくても動画として誤情報になる。固有名詞辞書をチャンネル共通資産にする。

Fableが挙げた、実務の最初の壁

Fableの記憶では「審査を通っていないAPIプロジェクトからアップロードした動画は非公開に固定され、1回の投稿で1,600ユニットを消費し、既定の1日上限が10,000ユニット。5チャンネルで週12本は、API監査の申請と割り当て増なしには回らない」。

これはFableの記憶に基づくもので、私(Claude)は公式で確認していない。Fable自身も「現行の数値は要確認」と書いている。

→ 次のSection 15では「確信を持てないこと」をまとめる。

⚠️ 確信を持てないこと

このセクションの3点

① この記事でいちばん弱いのは広告単価。公式データが存在しないので、順位の15点分は3者の推測でしかない

② 実測はジャンルごとに3チャンネルだけ。20ジャンル31チャンネルという数は、代表値と呼ぶには小さい

③ 2024年以降に開設して伸びたチャンネルは31本中1本しか見つからず、新規参入が成立する証拠を持っていない

提案が壊れうる、重い3つ

・広告単価の公式データは存在しない。AdSense公式はRPMの定義(計算式)だけを説明し、ジャンル別の実測値やベンチマークを公表していない。採点の15点分は3者の推測でしかない

・実測は各ジャンル3チャンネルだけ。倍率は登録者が少ないほどブレる(倍率7.88は37本という少数サンプルの結果)。ジャンル全体の代表値としてはサンプルが小さい

・2024年以降に開設して伸びたチャンネルは、実測31本のうち1本しか見つからなかった。しかもそれは検索語と実体がずれている疑いがある。新規参入がいま成立するという証拠を、私は持っていない

公式に書かれていなくて、埋めなかったもの

項目どこまで分かったかなぜ埋めなかったか
TTS(合成音声)専用の公式ポリシー見つからなかった否定的証明であり、検索の索引漏れの可能性を排除できない。「無い=OK」と読み替えていない
同一人物の複数チャンネル運営の可否禁止する専用ポリシーページは見つからなかった同上。索引漏れの可能性を排除できない
2026年のAI生成チャンネル削除の公式発表blog.youtubeでは見つからなかった報道では削除があったとされるが、YouTube公式が名指しした発表は確認できていない
YPPの90日ごとの最低投稿本数規定は見つからず、あるのは「6か月以上無投稿で収益化停止の可能性」のみ公式ヘルプに該当する条文そのものが存在しない
広告位置をData API経由で指定できるか確認できずFableも「確信がない」と書いた項目で、裏取りできる一次資料に到達していない
YouTube Data APIの投稿制限(1回1,600ユニット・非公開固定)Fableの記憶に基づくもの私(Claude)は公式で確認していない

実測から言えないこと

🎥

映像は目視確認していない

各チャンネルが本当に顔出しなし・合成音声かは、映像そのものを見て確認したのではなく、チャンネル名と検索結果から判定した
⏱️

倍率は「今の勢い」でしかない

直近10本の再生中央値は、いま伸びているかどうかを示すもので、登録者0の時点で実際にどれだけ再生されたかを直接示すものではない
🔎

検索語とのずれ

ゲーム解説・料理・災害の一部は検索語との一致度が低く、歌唱チャンネルや戦争資料館の映像などが混入している
📺

伸びた型と編成案の食い違い

伸びているチャンネルは1ジャンル特化ではなかった。同じ汎用チャンネルが複数ジャンルの検索上位に出ており、この記事が組んだ「1ch=1テーマ」の編成案とは一致しない。私はこの食い違いを解消していない

CodexとFableが、自分で挙げた限界

誰確信が持てないこと
Codex日本語圏でこの5テーマのどれが実際に最も高い広告単価になるか。公開されたチャンネル別RPM資料が無く、順位は推測でしかない
Codex2027年2月1日までに、各チャンネルが現行条件を満たして審査まで完了できるか
Codex「ずんだもん・ゆっくり解説」という外形が、2026〜2027年の視聴者にどの程度の飽和感を与えるか
Codex本人の「確認」が1本あたり何分なら品質を維持できるか。20〜30本の実測なしには決められない
Fable広告単価の実数と順序。一切持っていない。始めてから各チャンネルのRPMをAnalytics APIで取って、本人が実測で並べ直すべき
Fable2025年のYPP規定改定の運用。合成音声+立ち絵の解説が一律に「非オリジナル」とされているのか、一次資料の変換なら通るのか、判断事例を知らない
Fableずんだもん・ゆっくりの商用条件。法人としての利用に別の許諾が要るかは確信が無い
FableYouTube Data APIの投稿制限。審査を通っていないAPIプロジェクトは非公開固定・1回1,600ユニット消費・1日上限10,000ユニットという記憶で書いたが、現行の数値は要確認

→ 次のSection 16では、あなたが自分で考えている2つの案を、同じ5軸で採点する。

🎁 おまけ — あなたの2案を採点する

この章はあなたからの追加依頼に応える。あなたが自分で考えている2つの案を、20テーマと同じ5軸(合計100点)で採点する。20テーマの順位づけと違う基準は使わない。甘くも、辛くもしない。

このセクションの3点

① 先に結論。①決算発表は「速報」をやめれば採用、速報のままなら不採用。55点

② ②ビジネスモデル紹介は、いまの形では不採用。35点。あなた自身の絶対条件と2つぶつかる

③ ただし②の「属人か非属人かで分ける」という軸そのものは残す価値がある。入力を変えれば①と同じ資料で作れる

① さとまた式決算発表 — NVIDIAやトヨタの速報をAIでテンプレ化

🤖 Claudeの判定 55点/100点・条件付き

速報を捨てれば上位に化ける。速報のままなら勝てない

  • 実測で経済金融の倍率は0.34、企業ビジネスは0.12で20ジャンル中の最下位クラス
  • 決算短信はXBRLで構造化されており、一次資料の強さだけは20テーマの1位・2位と同水準
  • 個別銘柄の売買を推奨すると、金融商品取引法の投資助言・代理業の登録が要る
くわしい根拠を読む ▾

この案の強みと弱みは、同じ「決算」という素材のどちら側を使うかで正反対になる。決算短信そのものはXBRLで機械可読という強い一次資料だが、「速報」という形にした瞬間、勝負の軸が資料の強さから時間の速さに変わってしまう。

軸点理由
① 倍率4/30実測で経済金融0.34・企業ビジネス0.12。しかも「ゆっくり企業解説&決算」は登録8.69万で倍率0.12
② 一次資料の構造化度24/25決算短信はXBRLで構造化されていて機械可読。これは20テーマの1位・2位と同じ強さ
③ 削除・規約リスク12/20金融商品取引法。有償で個別助言性を帯びる構成(会員限定・サロン誘導等)は投資助言・代理業の登録対象になり得る。★ただし動画への当てはめは金融庁の一次解釈に到達できておらず断定できない。「解説」と「助言」の線を越えない設計が要る
④ 広告単価(推測)12/15金融は高い帯(3者とも推測。実測ではない)
⑤ 飽和度3/10証券会社の公式チャンネル(マネックス・楽天・SBI)が無料で速報を出している。個人が速さで勝つ相手ではない
合計55/100条件付き

なぜ速報では勝てないか

速報は時間との競争になる。決算短信のPDFが出てから動画を公開するまでに数時間かかるが、Xと証券会社のライブ配信のほうが速い。証券会社の公式チャンネル(マネックス・楽天・SBI)はすでに無料で速報を出しており、個人が速さで勝つ相手ではない。ただしこれは私の判断であり、各社の配信内容や実際の反応速度を自分で実測したわけではない。

もう一つの重さは金融商品取引法である。個別銘柄の売買を推奨すると投資助言・代理業の登録が必要になるため、「解説」と「助言」の線を越えない設計が要る。

提案。「速報」ではなく「決算を1社1本、5年分の推移で読む」に変える。そうすると同じ入力(決算短信のXBRL・有価証券報告書)のまま、20テーマの2位(倒産の帳簿)とほぼ同じ強さになる。XBRLが機械可読である以上、②の点は動かない。24/25は20テーマの1位・2位と同じ点数である。

② さとまた式ビジネスモデル — 個人で稼げるモデルを属人/非属人で分けて紹介

🤖 Claudeの判定 35点/100点・却下寄り

あなた自身の絶対条件と、正面から2つぶつかる

  • 実測で企業ビジネスの倍率は0.12、20ジャンル中19位
  • 「個人で稼げる」を裏づける公的統計がほとんど無く、一次資料の強さが20テーマ中でも最下位クラス
  • YouTubeのInauthentic contentに最も近い領域で、既に「副業で月◯万」系の量産テンプレの巣窟になっている
くわしい根拠を読む ▾

この案が弱いのは倍率や飽和度だけではない。あなた自身がこのプロジェクトの恒久ルールに書いている条件と、この案そのものが噛み合っていない。

軸点理由
① 倍率4/30実測で企業ビジネス0.12=20ジャンル中19位
② 一次資料の構造化度8/25「個人で稼げる」を裏づける公的統計がほとんど無い。国税庁の申告所得や中小企業白書は業種別で、個人の事業モデル別ではない
③ 削除・規約リスク10/20YouTubeのInauthentic contentに最も近い領域。「副業で月◯万」系は既にテンプレ量産の巣窟で、同じ形に見える
④ 広告単価(推測)11/15ビジネス帯は高め(3者とも推測。実測ではない)
⑤ 飽和度2/10最も飽和している。しかも依頼者自身がGoogle上位のマーケ記事汚染を恒久ルールとして書いている
合計35/100却下寄り

この案が、あなたの条件とぶつかる2点

・「個人で稼げる」の説得力は語り手の実績に依存する=これは属人テーマである。しかもあなたは会社名も実績も公開しないという絶対条件を持っている。なぜこの人の言うことを信じるのかが構造的に空欄になる

・一次情報が無い。あなたは「マーケ記事を基軸にするな」を恒久ルールにしているが、このジャンルで一次情報だけで作ると中身がほとんど残らない

・実測で企業ビジネスの倍率は0.12=20ジャンル中19位

・最も飽和している。あなた自身が「Google上位はドロップシッピング稼げます系の煽りから高額講座へのマーケ動線で汚染されている」と書いている

ただし、救いが1つある

「属人/非属人で分ける」という軸そのものは珍しく、これはあなた固有の物差しである。提案は「稼げるビジネスモデル紹介」ではなく「実在した事業の、属人/非属人の分かれ目を判定する」に変えること。入力を倒産事例・行政処分・第三者委員会報告書にすれば、20テーマの2位・3位・7位と同じ資料で作れる。つまり②は単独のテーマとしては成立しないが、①と同じ資料を使う別の切り口としては成立する。

2案を、変える前と後で

あなたの案のまま

  • ・①決算速報:倍率4/30・飽和3/10で55点止まり。証券会社の公式配信に速度で負ける
  • ・②ビジネスモデル紹介:倍率4/30・一次資料8/25・飽和2/10で35点。属人性と一次情報不足が解消しない

入力を変えた場合

  • ・①決算を1社1本・5年分の推移で読む:入力はXBRLのまま。①は上がり⑤は下がる。倒産の帳簿(2位)と同水準になる
  • ・②実在した事業の、属人/非属人の分かれ目を判定する:入力を倒産・行政処分・第三者委員会報告書に変える。単独テーマではなく1位・2位・7位の切り口として成立する

→ 次のSection 17では、3兄弟レビューで見つかった私の誤りを記録する。

📝 3兄弟レビューで見つかった私の誤り

このセクションの3点

① デザイン・高校生・Codexの3つを回した。高校生は32点と38点で、どちらも合格点の80点に届かなかった

② Codexは重大3・中9・軽微2を指摘し、私の誤りは15件あった。そのうち3件は自己矛盾で、1件は算数ミス

③ ★いちばん重いのは、YPPの審査対象を動画1本だと書いていたこと。審査されるのはチャンネルであって動画ではない

公開前に3つのレビューを回している。①実ブラウザでの目視と機械チェック ②予備知識ゼロの読み手2人 ③別のモデル(Codex)による事実と論理の検査である。以下は全部、そこで見つかった私の誤りだ。

32点

高校生1人目の内容点

38点

高校生2人目の内容点

15件

Codexが見つけた私の誤り

3件

そのうち自己矛盾だったもの

① いちばん重い3つ

#何を間違えたかどう直したか
1★YPPの審査対象を動画1本だと書いていた。「今年のうちに1本でも審査を通せば」という書き方をしていたが、審査されるのはチャンネルであって動画ではない「期限前にそのチャンネルが現行条件を満たしてYPPへの参加が承認されれば」に置き換えた
2「既存参加者は対象外」を、将来も無条件で維持されるように書いていた「2027年2月の新規参加条件の対象にはならない。ただしYPPの継続可否は別の規約・審査に従う」と限定した。Codexは自分の原案でも「一度参加すれば永久に条件不問とまでは断定できない」と留保していた
3金融商品取引法について「個別銘柄の売買を推奨すると登録が要る」と断定していた。調査の正本には「動画への当てはめは金融庁の一次解釈に到達できておらず断定できない」と書いてあるのに、その留保を消していた「有償で個別助言性を帯びる構成は登録対象になり得る。ただし動画への当てはめは断定できない」に直した

② 自己矛盾が3件あった

🔀

「ゆっくりは使わない」と言った直後に、霊夢・魔理沙を例に出していた

第6章で「5チャンネルともVOICEVOX系で組む。ゆっくりの立ち絵は使わない」と結論づけたのに、第10章の話者の使い分けの例に「ずんだもん/霊夢・魔理沙/別のVOICEVOX話者」と書いていた。東方Projectの条件を自分で再導入してしまっていた。VOICEVOX話者だけに統一した。
🔢

「5本を同時に立てない」と書きながら、第3波で2本を同時に足していた

編成の表で、第3波が ch3 と ch4 を同時に追加する形になっていた。方針と表が食い違っていたので、第3波も1本ずつにした。
🔟

「最初の10本」と書いた表が、数えると12本だった

週の本数を足すと 2+2+3+2+3 で12本。Codexが検算して見つけた。表記を12本に直した。
🧮

★算数を間違えた。尺の最大差を68倍と書いていた

2,258秒 ÷ 34秒 = 66.4倍。「68倍」の根拠になる数字は私の手元に無かった。「約66倍」に訂正した。前の記事でも同じ型(倍率の計算違い)をやっている。

③ 確認していないことの断定と、引用の歪み

#何を間違えたかどう直したか
5名誉毀損の安全策として「断定を避けて『と報道された』の伝聞形にする」と書いた。伝聞形にしても名誉毀損のリスクは消えない「伝聞形にすれば安全、ではない」と明記し、一次資料の範囲を超えない/個別に要件を確認する/確認できないなら扱わない、に直した
6戦時加算の除外条件を「1941年12月8日以降の連合国民の著作物」と書き、対象期間を無限に広げていた「適用対象になり得る期間・国籍・権利状態を個別に確認する。日付だけで自動判定しない」に直した
7ホラーなどについて「一次資料がゼロ」と断定した。今回の調査で定型的な資料を見つけられなかった、という以上のことは言えない「自動で台本化できる定型的な一次資料を、今回の調査では確認できなかった」に弱めた
8「高齢層の視聴が長い」「固定客の離脱が少ない」「地名で検索される」「競合が薄い」を、根拠なしに事実として書いた全部に「★これは私の推測で、実測していない」を付けた
9★Codexの主張を曲げていた。「CodexもFableも1本目を通してから広げろと言った」と書いたが、Codexの原案は「最初に5テーマを比較し、4週間で勝った上位2チャンネルへ集中する」だった2つのAIで言い方が違ったことを明記し、私がFable側を採ったと書いた
108分の動画について「8分未満なのでミッドロールは入らない」と書いたが、提案している尺はちょうど8分だった「8分ちょうどなら対象になり得る。8分未満だと入らない」に直した
11事件事故の倍率0.76を「20ジャンル中4位」と書いた。0.76は2ジャンルあるので同率2位「同率2位」に直した
12「20テーマと同じ5軸で採点する」と書いたが、20テーマ側には軸別の点を出していないので、点数どうしを比べられない「同じ配点の枠組み。ただし点数どうしを厳密に比べることはできない」に弱めた

Codexが検算して、合っていたもの

合っていたのは、倍率の比(0.76 ÷ 0.12 = 6.333…で「6.3倍」)、第16章の55点(4+24+12+12+3)、35点(4+8+10+11+2)、週の本数の合計12本。一次情報からの数値の転記も、尺の倍率と順位表現を除いて一致していた。

つまり私の誤りは、実測した数字そのものではなく、その数字を言葉にするところに集中していた。これは前の2本の記事でも同じで、私が繰り返している型である。

④ 高校生レビュー — 32点と38点

2人とも言ったことどう直したか
★「倍率」が第1章でいきなり数字だけ出てきて、定義が第3章まで出てこない第1章の冒頭に「倍率=直近10本の再生中央値÷登録者数」の説明を置いた
JTSB・YPP・RPM・EDINET・XBRL・SESC・NITE・PMDA・AquesTalk など、略語が説明なしで出てくる第1章の先頭に用語カード20枚を折りたたみで置いた
5チャンネルの編成表が第1章と第10章でほぼ同じものが2回出てくる第10章の表を折りたたみへ移し「第1章の表と同じもの」と明記した
第12章で法律の条文が原文のまま何個も並び、頭に入らない「要するに何が危ないか」のカード4枚を先に置き、条文の表は折りたたみへ移した
第16章のおまけが、結局その案を採用するのかしないのか分からないまま終わる章の冒頭に結論を3行で置いた(①は速報をやめれば採用、②は不採用)
第17章が「ここに本文を書く」のままこの章がそれ

2人とも「面白い」と言った1箇所は、削らずに残した

第5章の「スパムポリシーに、あなたの運用がそのまま書いてある」である。1人は「うわ、名指しされてる」、もう1人は「ゾッとする感じがして印象に残った」と書いた。

YouTubeのスパムポリシーに「多数の動画にわたって全く同じBGMと繰り返しのAI生成画像を使い、各動画がAI生成台本を読み上げるチャンネル」という例がそのまま載っていて、それが依頼された運用とほぼ一致している、という部分だ。ここは薄めずに残した。

もう1人は「第16章で依頼者自身の案を35点で却下寄りと言い切っているところは、忖度してない感じがして好感が持てた」とも書いた。だから点数も下げずに残してある。

⑤ 私が調査の依頼文に書いた前提も、1つ間違っていた

私は法務の調査を投げるときに「2019年に『ゆっくり』の商標問題があったはず」と書いた。これは誤りで、実際は2022年だった。

2022年5月15日にYouTuberが「ゆっくり茶番劇」を商標登録し、炎上を経てドワンゴが無効審判を請求、2023年8月21日に無効審決が確定している。調査を担当したエージェントが「依頼の前提は誤り」と正面から書いてきたので分かった。指示を出す側の前提が間違っていると、調査は間違った年を探しに行く。今回はたまたま拾えたが、拾えない形もありうる。

⑥ デザインレビュー — 実ブラウザで390pxと1280px

失格条件の判定(1つでも当たれば公開しない)

✓

390pxで横スクロールが発生していないか

発生なし

✓

大きい数字が折り返していないか

折り返しなし

✓

SVGの実効フォントサイズが9px以上か

図3枚とも下限12.5pxで描いた

✓

表が7列以上になっていないか

最大6列

✓

見出しに色が付いているか

緑系で着色されている

✓

最初の画面が文字の壁になっていないか

答えの4行と倍率の説明を先に置いた

この記事で私が繰り返した型

3本続けて同じ形の誤りを出している。本文を直したのに、その本文の要約(判定カード・章の3点・折りたたみの中の表・別の章の例示)を直し忘れる。今回は「ゆっくりは使わない」と結論づけた直後に霊夢・魔理沙を例に出す形で出た。

もうひとつが算数である。前の記事では価格差の倍率を、今回は尺の倍率を間違えた。どちらも割り算1回で、どちらもCodexが検算して見つけた。私は自分で検算していない。

→ 20テーマのランキングと、今週やる3手は第1章に戻ればある。

📋 分割コピー(章のかたまりごと) 6本 開く ▾

1/6 🫛 ずんだもんで稼ぐ20テーマ — 顔も声も出さず、AIで全部作る

# 🫛 ずんだもんで稼ぐ20テーマ — 顔も声も出さず、AIで全部作る
「重い腰を上げてYouTubeで収益目的、AIで全部投稿する。ずんだもんやゆっくりでしっかりしているテーマをランキングで20個」という依頼に、YouTube Data APIの実測と公式規約で答える。日本語のみ、5チャンネル並列、本人は確認だけ。CodexとFableに別々に投げたら2つとも同じ結論に行き、そして実測がそれを否定した。

## 🏆 まず答え — 20テーマのランキングと、5チャンネルの編成
20テーマの1位は、事件まとめでも都市伝説でもなく、運輸安全委員会(JTSB)の事故調査報告書を1件1本、読み上げる形にした。
5チャンネルは同時に立てない。1本を収益化審査まで通してから、次を足す。
最初のチャンネルは週2本・尺18〜20分。
★CodexとFableに別々に同じ依頼を投げたら、2つとも同じ結論(公的機関のPDFを音声化する)へ行った。ところがYouTube API の実測はその結論を否定している。

先に、この記事で何度も出てくる「倍率」だけ説明する。
倍率=直近10本の再生数の中央値 ÷ 登録者数。登録者1万人のチャンネルの動画が7,600回再生されていれば倍率0.76になる。
なぜこれを使うかというと、登録者ゼロから始めるとき、誰もあなたを知らないからである。総再生数や登録者数は過去の蓄積で、いまの勢いを表さない。倍率が高いジャンルは「知らない人が作っても回っている」ということになる。

📗 先に、この記事で使う言葉20個 略語が出たらここに戻る 開く ▾

#### 倍率
直近10本の再生数の中央値を登録者数で割った値。この記事で作った指標で、登録ゼロから回るかの目安にする。0.76なら登録1万人で7,600回。

#### JTSB
運輸安全委員会(Japan Transport Safety Board)。飛行機・鉄道・船の事故を調べて報告書を出す国の機関。

#### YPP
YouTubeパートナープログラム(YouTube Partner Program)。広告収入をもらうための参加資格のこと。

#### RPM
1,000回再生あたりの収入。広告単価の目安。ジャンルで数倍ちがうと言われるが、公式の数値は公表されていない。

#### AdSense
Googleの広告配信サービス。YouTubeの広告収入もここを通して受け取る。停止はアカウント単位で起きる。

#### EDINET
金融庁が運営する、上場企業の有価証券報告書などを誰でも読めるサイト。

#### TDnet
東京証券取引所の適時開示情報の閲覧サービス。企業が「今これが起きた」と発表する場所。

#### XBRL
決算書を機械が読める形にしたデータ形式。数字がタグ付きで入っているので、人が読み取らなくてもプログラムで抜ける。

#### SESC
証券取引等監視委員会。粉飾やインサイダー取引を調べて、金融庁に処分を勧告する。

#### NITE
製品評価技術基盤機構。家電やガス機器などの事故を集めて原因を公表している国の機関。

#### PMDA
医薬品医療機器総合機構。薬や医療機器の回収情報を公表している。

#### VOICEVOX
無料の音声合成ソフト。ずんだもんや四国めたんの声はこれで作る。

#### AquesTalk
いわゆる「ゆっくりボイス」を作る音声合成エンジン。VOICEVOXとは別の会社の別の製品。

#### 東方Project
同人ゲームのシリーズ。「ゆっくり」の霊夢・魔理沙はここのキャラクターの二次創作にあたる。

#### Inauthentic content
直訳すると「本物ではないコンテンツ」。YouTubeが2025年7月に「Repetitious content(反復コンテンツ)」から改称した、収益化できない類型の名前。

#### ミッドロール広告
動画の途中に入る広告。最初に入るのがプレロール。★ミッドロールは8分以上の動画にしか入らないので、8分未満は収入の器が小さくなる。

#### 適格視聴時間
YPPの条件に数えてもらえる視聴時間のこと。Shortsフィードで見られた時間は、この4,000時間には入らない。

#### 特定少年
2022年の少年法改正でできた区分で、18歳と19歳のこと。起訴されると実名報道の禁止が外れうる(ただし略式命令の場合は残る)。

#### 戦時加算
第二次大戦中に連合国の人が持っていた著作権について、日本での保護期間を延ばす制度。戦争中の期間ぶんを加算するので、最大で約3,400日超も長くなる。

#### 課徴金納付命令
国が事業者に金銭の納付を命じる行政処分。刑事罰の罰金とは別のもので、有罪判決ではない。

このセクションの3点
① 20テーマの1位はJTSBの事故調査報告書。5チャンネルは同時に立てず、ch1が収益化審査を通ってから次を足す
② CodexとFableは独立に同じ結論(公的PDFの音声化)へ行ったが、YouTube API実測は事件事故・ホラー・心理学の倍率が最も高く、企業ビジネスは最下位クラスと出た
③ ホラーは倍率が最高(0.78)だが自動で台本化できる定型的な一次資料を、今回の調査では確認できなかった。企業ビジネスは一次資料が最強だが倍率は最下位クラス(0.12)。この対立を解くのがこの記事

順位 | テーマ | 一次資料 | 尺 | 週 | 倍率の根拠

1 | 運輸安全委員会(JTSB)の事故調査報告書を1件1本 | JTSB報告書(章立てがそのまま台本) | 18〜20分 | 2 | 事件事故0.76の構造を、公文書で満たす
2 | 上場企業の倒産・上場廃止を1社1本(有報・適時開示) | EDINET・TDnet・官報 | 15分 | 2 | 企業ビジネスは0.12と低いが一次資料が最強。倍率の低さを②④で補う
3 | 行政処分ログ(金融庁・SESC・公取・消費者庁を横断) | 処分文・措置命令・課徴金納付命令 | 10〜12分 | 3 | 「何が悪かったか」は事件型の需要
4 | 製品事故(NITE・消費者安全調査委員会) | NITE事故情報・リコール | 8〜12分 | 2 | 生活実用。検索は製品名
5 | 特殊詐欺・悪質商法の手口(国民生活センター・警察庁) | 公表事例(短文・定型) | 8分 | 3 | 高齢層の視聴が長い(★これは私の推測で、実測していない)
6 | 情報漏えい・大規模システム障害 | 企業発表・個人情報保護委員会 | 10〜15分 | 2 | IT需要。技術知識が検証ルールとして効く
7 | 粉飾決算・会計不正を第三者委員会報告書から | 第三者委員会報告書 | 15〜20分 | 1 | 倒産の前段。1・2と繋がる
8 | 労働災害事例(厚労省 職場のあんぜんサイト) | 事例は数百字・定型 | 10分 | 2 | 再生は伸びにくいが視聴完了率が高い
9 | 最高裁判例(民事・家事・労働に限定) | 判決文・判決要旨 | 12分 | 2 | 法律裁判は0.16と低い。一次資料は強いが上位には置かない
10 | 医薬品・医療機器の回収(PMDA) | PMDA回収情報 | 8〜12分 | 2 | 健康医学0.40
11 | 戦後に消えた鉄道路線 | 国会図書館・自治体史・時刻表 | 12〜20分 | 1 | 廃墟廃線0.16。ただし固定客の離脱が少ない(★私の推測)
12 | 日本の橋・ダム・トンネル建設史 | 公文書・土木学会資料 | 12〜18分 | 1 | 地理地形0.34
13 | 自治体の財政悪化・第三セクター破綻 | 総務省 財政状況資料集 | 12分 | 1 | 地名で検索される(★私の推測)
14 | 国税不服審判所の公表裁決 | 公表裁決 | 12〜20分 | 1 | 税は単価が高い(推測)。当事者は匿名化済み
15 | 食品回収・表示違反 | 自治体・事業者発表 | 7〜11分 | 2 | 商品名検索
16 | 公共工事の入札停止・談合認定 | 指名停止資料・公取委 | 10〜16分 | 1 | ニッチだが競合が薄い(★私の推測。実測していない)
17 | 企業名・商品名の商標紛争(特許庁審決) | 審決・商標公報 | 9〜14分 | 1 | ブランド・起業需要
18 | 気象庁・内閣府の災害記録 | 気象庁・内閣府 | 15分 | 1 | 災害0.27。悲劇判定と被災者配慮が重い
19 | 国会会議録から「1つの法律ができるまで」 | 国会会議録(全文公開) | 15分 | 1 | 制度変更時に跳ねる
20 | 経済統計を1指標1本、毎月更新 | e-Stat・日銀 | 6分 | 4 | 倍率は低いが完全に機械化できる唯一のテーマ(Fableの提案)

### 5チャンネルは、同時に立てない
段階 | ch | テーマ | 週 | 尺 | いつ

第1波(1本だけ) | ch1 | 事故調査報告書を読む(JTSB) | 2本 | 18〜20分 | 今週から
第2波(+1本) | ch2 | 倒産の帳簿(EDINET・有報) | 2本 | 15分 | ch1が収益化審査を通ってから
第3波(+2本) | ch3 | 行政処分ログ | 3本 | 10〜12分 | 第2波の型が検証できてから
| ch4 | 製品事故調査室(NITE) | 2本 | 8〜12分 | 同上
第4波(+1本) | ch5 | 手口帳(特殊詐欺) | 3本 | 8分 | 最後

今週やる3手
①全件リスト化と除外条件をコードに書く
JTSBの報告書を公表順に全件リスト化し、除外条件(中間報告しかない/死亡者が多数/係争中)をコードに書く

▶
②1本目の台本を作る
報告書の章立てをそのまま章にして、1本目の台本を作る

▶
③開示とサムネイルの型を先に決める
AI開示の設定と、サムネイルの事務的な型(機体番号・路線名・報告書番号)を先に決める

0.76
事件事故の倍率(実測)

0.12
企業ビジネスの倍率(実測)

8,000時間
2027年2月からの新条件

1本
最初に立てるチャンネル数

この章だけで動ける
ここまでの表と3手だけで、今週の作業は始められる。倍率の測り方・除外条件の詳細・法的リスクは次章以降で解説する。

→ 次のSection 2では「稼げる」をどう定義したか、採点の5軸を解説する。

## 📏 何を「稼げる」と定義したか — 採点の5軸
このセクションの3点
① 採点は5軸100点。①倍率(30)は実測、②一次資料の構造化度(25)と③リスク(20)は公式文書、④広告単価(15)は推測、⑤飽和度(10)は実測
② ④の広告単価だけはAdSense公式にジャンル別データが無く、Codex・Fableとも推測だと自分で書いた
③ 倍率が高いジャンルほど一次資料が無く、一次資料が強いジャンルほど倍率が低い。この記事の20テーマはこの対立を前提に組んだ

「稼げる」は1つの数字では測れない。倍率が高くても一次資料が無ければ台本を自動生成できず、一次資料が強くても倍率が低ければ登録0から回らない。だから採点を5軸に分けた。

軸 | 配点 | 何で測るか

①倍率(登録0から回るか) | 30 | YouTube APIの実測値。ジャンル中央値
②一次資料の構造化度(台本を自動生成できるか) | 25 | 公的機関がPDF/APIで定型的に出しているか
③削除・規約リスク | 20 | Inauthentic content/スパム/実在個人/悲劇判定
④広告単価(推測) | 15 | 公式データが無いので3者の推測。実測ではない
⑤飽和度 | 10 | 実測した同型チャンネルの数と規模

この5軸は、性質の違うものが混ざっている
・①倍率はYouTube APIの実測
・②一次資料の構造化度と③リスクは公式文書で確認できる
・④の広告単価だけは推測。AdSense公式はRPMの定義(計算式)だけを説明し、ジャンル別の実測値やベンチマークを公表していない。公式データは存在しない。Codexは「絶対額ではなく相対的に高い・中程度・低いで評価する」、Fableは「私は広告単価の実数を持っていない。順序はすべて私の推測」と自分から書いた
・⑤の飽和度は実測だが各ジャンル3チャンネルだけ

ジャンル別の倍率(登録者あたりの再生・実測) ホラー・怖い話

0.78倍
事件・事故

0.76倍
心理学

0.76倍
料理・食

0.7倍
歴史

0.59倍
事故物件・心霊

0.41倍
戦史・軍事

0.4倍
科学・宇宙

0.4倍
健康・医学

0.4倍
ゲーム解説

0.36倍
都市伝説・オカルト

0.16倍
法律・裁判

0.16倍
廃墟・廃線

0.16倍
企業・ビジネス

0.12倍
雑学・トリビア

0.06倍

倍率=直近10本の再生中央値÷登録者数。YouTube Data API v3 で2026年9月7日に実測。各ジャンル3チャンネルの中央値で、サンプルは小さい。登録者が少ないチャンネルほどブレる
★この記事の芯はここにある。倍率が高いのはホラー・事件・心理学だが、そこには一次資料が存在しない。逆に一次資料が最強の企業ビジネスは倍率が最下位クラス。「稼げる」と「非属人で作れる」が正面から対立している。だから20テーマは、倍率が高い型を、公的資料で作れる題材に載せ替える、という方針で組んだ。

→ 次のSection 3では、実測した20ジャンル31チャンネルの全データと、実測の限界を解説する。

## 📊 実測した — 20ジャンル31チャンネル
このセクションの3点
① YouTube Data API v3で2026年9月7日に、20ジャンル×検索1回ずつ、31チャンネルを実測した
② 倍率(直近10本の再生中央値÷登録者数)が高いのはホラー0.78・事件事故0.76・心理学0.76。低いのは雑学0.06・企業ビジネス0.12
③ 2024年以降に開設して伸びたチャンネルは31本中1本だけで、新規参入が純粋に成立した例は今回の実測範囲では確認できなかった

何をどう測ったか。YouTube Data API v3で2026年9月7日に、20ジャンル×検索1回ずつ、31チャンネルを実測した。倍率は、各チャンネルの直近10本の再生数の中央値を登録者数で割った値で、登録者0の状態からどれだけ再生が回るかの代理指標として使う。

ジャンル | 登録者中央値 | 倍率 | 平均尺 | 投稿間隔

ホラー・怖い話 | 6.79万 | 0.78 | 56秒 | 1.0日
事件・事故 | 6.79万 | 0.76 | 57秒 | 1.0日
心理学 | 20.2万 | 0.76 | 604秒(10.1分) | 7.0日
料理・食 | 18.8万 | 0.70 | 34秒 | 2.0日
歴史 | 23.5万 | 0.59 | 187秒 | 1.0日
事故物件・心霊 | 4.14万 | 0.41 | 171秒 | 14.0日
戦史・軍事 | 3.37万 | 0.40 | 2,258秒(37.6分) | 11.0日
科学・宇宙 | 49.9万 | 0.40 | 888秒(14.8分) | 4.0日
健康・医学 | 49.9万 | 0.40 | 1,196秒 | 11.0日
ゲーム解説 | 3.29万 | 0.36 | 1,723秒(28.7分) | 4.5日
経済・金融 | 8.69万 | 0.34 | 1,472秒(24.5分) | 24.6日
地理・地形 | 23.2万 | 0.34 | 1,196秒(19.9分) | 6.0日
生物・動物 | 8.80万 | 0.31 | 185秒 | 3.0日
災害 | 4.12万 | 0.27 | 394秒 | 14.0日
未解決事件 | 23.2万 | 0.20 | 803秒(13.4分) | 4.0日
都市伝説・オカルト | 23.2万 | 0.16 | 803秒 | 1.6日
法律・裁判 | 66.6万 | 0.16 | 888秒 | 4.0日
廃墟・廃線 | 6.79万 | 0.16 | 171秒 | 4.0日
企業・ビジネス | 35.2万 | 0.12 | 921秒 | 4.0日
雑学・トリビア | 7.89万 | 0.06 | 187秒 | 1.0日

📋 個別チャンネルの実測(開いて見る) 開く ▾
チャンネル | 登録者 | 本数 | 開設 | 倍率 | 平均尺

叡智な雑学ゆっくり解説 | 11.1万 | 37本 | 2021-03 | 7.88 | 604秒
歌唱ずんだもん | 25.8万 | 163本 | 2025-08 | 5.36 | 34秒
ずんだもんのヘンテコゲームショー | 3.29万 | 56本 | 2023-01 | 1.43 | 2,027秒
第二次大戦マイナー戦史と兵器 | 3.37万 | 292本 | 2023-06 | 1.15 | 602秒
にごちゃんch | 74.9万 | 4,570本 | 2022-09 | 0.84 | 56秒
2ch面白スレまとめ | 41.2万 | 2,864本 | 2021-09 | 0.27 | 61秒
ゆっくり企業解説&決算 | 8.69万 | 161本 | 2021-03 | 0.12 | 921秒
るーいのゆっくり科学 | 66.6万 | 108本 | 2016-05 | 0.59 | 1,735秒
寝るまで歴史 | 3.04万 | 73本 | 2023-10 | 0.03 | 3,684秒

### 実測から言えること
📈

#### 倍率が高いジャンルと低いジャンル
倍率が高いのはホラー0.78・事件事故0.76・心理学0.76・料理0.70・歴史0.59。低いのは雑学0.06・企業ビジネス0.12。

⏱️

#### 尺は約66倍の差
尺はジャンルで約66倍の差がある。料理34秒(ショート)〜戦史軍事2,258秒(37.6分)。同じ「ゆっくり解説」でもジャンルごとに尺のフォーマットが完全に分かれている。

🆕

#### 新規参入は31本中1本だけ
2024年以降に開設して伸びたチャンネルは、実測31本のうち1本だけ(歌唱ずんだもん・2025年8月開設)。しかもそれは検索語と実体がずれている疑いがある。新規参入が純粋に成立している事例は、今回の実測範囲では確認できなかった。

🔁

#### 量産と倍率は相関しない
量産は総再生の蓄積には効くが、登録者比の伸び(倍率)は本数と相関していない。4,570本で倍率0.84のチャンネルと、37本で倍率7.88のチャンネルが同時に存在する。

🎯

#### 伸びているのは1ジャンル特化ではない
同じ汎用「ゆっくり解説」チャンネルが複数ジャンルの検索上位に出現した。あなたが想定する「1ch=1ジャンル特化」と、実際に伸びている型が一致しない。

この実測の限界
・各チャンネルが本当に顔出しなし・合成音声かは映像を目視確認していない。チャンネル名と検索結果で判定した
・倍率は登録者が少ないほどブレる(倍率7.88は37本の少数サンプル)
・各ジャンルの実測は3件だけ。ジャンル全体の代表値としてはサンプルが小さい
・「ゲーム解説」「料理・食」「災害」の一部は検索語との一致度が低い(歌唱チャンネル・戦争資料館などが混入)
・直近10本の中央値は「今の勢い」であり、登録0時点の再生を直接示すものではない

倍率と尺の関係(20ジャンルの実測) → この図は横にスクロールできます

倍率が高いジャンルほど、一次資料が無い

-
倍率
0.8
0.4
0.0
ホラー 0.78事件事故 0.76心理学 0.76戦史軍事 0.4法律裁判 0.16企業ビジネス 0.12雑学 0.06
0秒
40分
動画の平均の長さ →
赤=倍率0.55以上(伸びる)
青=倍率0.20以下(伸びない)

横軸が動画の平均の長さ、縦軸が倍率(直近10本の再生中央値÷登録者数)。赤が倍率0.55以上、青が0.20以下。YouTube Data API v3 で2026年9月7日に実測。各ジャンル3チャンネルの中央値で、サンプルは小さい。
→ 次のSection 4では、YPPの参加条件が2027年2月1日にどう変わるかを見る。

2/6 ⏰ 2027年2月1日の時限

## ⏰ 2027年2月1日の時限
このセクションの3点
① YPPの新規参加条件が2027年2月1日に2倍になる(8,000時間/365日、またはShorts2,000万回/90日)
② 既に参加している人には影響しない。期限前にそのチャンネルが現行条件を満たしてYPPへの参加が承認されれば、2027年2月の新規参加条件の対象にはならない
③ ただしShorts広告とPremium収益シェアの維持には、既存参加者を含め全員が90日で1,000万回のShorts再生を必要とする別枠の条件がある

YPPの参加条件が2027年2月1日に変わる
いま(2026年9月)
現行のYPP参加条件

- ・登録者1,000人+過去12か月の適格視聴時間4,000時間、または過去90日の適格Shorts再生1,000万回

- ・Shortsフィードでの視聴時間は4,000時間に算入されない

2027年2月1日から(新規のみ)
新規申請者だけに適用

- ・8,000時間/365日、または Shorts 2,000万回/90日

- ・既存参加者には適用されない

既存参加者は対象外。公式ブログの原文は「This update won't impact creators already in YPP.」(2026年8月10日)。だから期限前にそのチャンネルが現行条件を満たしてYPPへの参加が承認されれば、2027年2月の新規参加条件の対象にはならない。

ただし、全員にかかる別枠の条件がある
・Shorts広告とPremium収益シェアを維持するには、既存参加者を含め全員が「過去90日で1,000万回の適格Shorts再生」を維持する必要がある
・下回るとShorts収益は停止するが、再度到達すれば自動復活し、長尺とファンファンディングの収益は継続する
・この2つの閾値(新規参入の2,000万回と、維持の1,000万回)が同じ2027年2月1日から並存する

活動要件について。90日ごとの本数規定は公式ヘルプに無い。あるのは「6か月以上 動画・投稿が無い場合に収益化を停止する可能性がある」という規定のみである。

- 1 2026年9月7日

#### いま(21週ある)
現行のYPP条件のまま。新規参入も登録者1,000人+4,000時間、または90日でShorts1,000万回で審査を受けられる。

- 2 2026年内

#### 1つ目のチャンネルのYPP参加を承認させる
既存参加者の枠に入れば、2027年2月1日以降も新条件の対象外になる。

- 3 2027年2月1日

#### 新規条件が2倍に
新規申請は8,000時間/365日、またはShorts2,000万回/90日が必要になる。同時にShorts維持条件(90日1,000万回)も全員に適用される。

→ 次のSection 5では、YouTubeのスパムポリシーに、あなたの運用がそのまま書かれていることを見る。

## 🚫 スパムポリシーに、あなたの運用がそのまま書いてある
このセクションの3点
① YouTubeは2025年7月15日に「Repetitious content」を「Inauthentic content」へ改称した
② スパムポリシーには、同じBGM・繰り返しのAI生成画像・AI生成台本の読み上げという運用がそのまま例として書かれている
③ ただしAI開示そのものは収益化に影響しない。開示の対象はフォトリアルな改変・生成に限られる

この章の論点は一つだけである。YouTubeは2025年7月15日に、収益化不可のポリシーを「Repetitious content(反復コンテンツ)」から「Inauthentic content(非正真性コンテンツ)」へ改称した。そしてスパムポリシーには、あなたがやろうとしている形がほぼそのまま例として書かれている。

Automated or synthetic mass-production: Using automated tools or AI to churn out high volumes of similar content with minimal changes.
例として挙げられているのは次の一文である。
Channels that use the exact same background music and repetitive AI generated imagery across many videos, with each video reading out an AI-generated script.
そしてこのポリシーはcoordinated networks of channels(協調的なチャンネル群)にも適用範囲を明記している。

これは「同じBGM+同じ立ち絵+AI台本の読み上げを5チャンネルで並列」という運用の説明としてほぼ完全に一致する。だからこの記事の20テーマは全部、一次資料が違うもので組んである。

### では何が収益化できないのか — 原文で見る
何が | 原文 | 日本語で言うと

テンプレ量産 | AI-generated content made with generic or unoriginal templates giving the impression of mass production without adding the creator's original, authentic insights or perspective | 独自の視点を加えない、汎用テンプレのAIコンテンツ
ナレーションだけのスライド | Image slideshows, templated storylines, or scrolling text with minimal or no narrative, commentary, or educational value | 解説・論評・教育的価値がほとんど無い画像スライドショーや定型ストーリー、スクロールテキスト

### 逆に、AI開示は罰ではない
開示しても収益化と配信に影響はない(公式の明言)
原文は次の一文である。
Disclosing AI content won't limit a video's audience or impact its eligibility to earn money.
開示の対象はフォトリアルな内容を改変・生成した場合に限られる。実在人物の言動を偽装した場合、実在の場所や出来事を改変した場合、実際に起きていないリアルなシーンを生成した場合である。
そして声のクローンで自分の声を使うナレーション・吹替は開示不要と明記されている。
ただし未開示を続けると、content removal や YouTube Partner Program からの suspension の対象になる。

確認できなかったこと(「無い=OK」と読み替えていない)
・TTS(合成音声)専用の公式ポリシーページは見つからなかった。TTSそのものを禁じる条文は無く、Inauthentic contentとスパムの一般規定で判断される構造
・同一人物が複数チャンネルを持つことを禁止する専用ポリシーも見つからなかった
・2026年にAI生成チャンネルが削除されたことを名指しした公式発表もblog.youtubeでは見つからなかった
・どれも「書いていない」であって「してよい」ではない

「稼げる」と「非属人で作れる」の対立 → この図は横にスクロールできます

「稼げる」と「非属人で作れる」は別の場所にある

倍率が高い(登録0から回る)
ホラー 0.78/事件事故 0.76/心理学 0.76/料理 0.70
→ しかし一次資料がゼロ。作り話になる
=あなたの「虚業」の定義に当たる

一次資料が最強(全自動で作れる)
企業ビジネス 0.12/法律裁判 0.16/都市伝説 0.16
→ しかし倍率が20ジャンル中の最下位クラス
=CodexとFableが1位に置いた領域

この記事の答え=橋を架ける
事故調査報告書(運輸安全委員会)
構造は事件型(何が起きて、原因が明かされる)
資料は公文書(章立てがそのまま台本になる)
倍率はYouTube Data API v3 で2026年9月7日に実測

上が倍率の高い領域、下が一次資料の強い領域。この2つは別の場所にある。事故調査報告書だけが、事件型の構造と公文書の両方を持っている。
→ 次のSection 6ではずんだもん・ゆっくりのキャラクター利用規約を見る。

## 🎙️ ずんだもん・ゆっくりの規約
このセクションの3点
① ずんだもんの音源規約には、クレジット表記が無い場合は1キャラにつき40万円+税の契約が必要と書いてある。全自動でテロップ生成が1本失敗しただけで発生する
② ゆっくりボイス(AquesTalk)は、個人であっても個人事業や会社での利用は無償枠の対象外。使用ライセンスは年6,380円
③ ★いちばん重いのはここ。ゆっくりの立ち絵は東方Projectの二次創作で、ガイドラインが求めているのは「配信者の創作性のあるもの」。これは機械で満たせない条件

「ずんだもん」と「ゆっくり」を同じものだと思っている人が多いが、権利の構造がまったく違う。そして全自動・法人運営という条件では、この違いが決定的になる。
先に結論を書く。あなたの条件なら、ゆっくりではなくずんだもんに寄せるべきだ。理由は、VOICEVOX側の条件が「クレジットを書く」という機械で満たせる条件なのに対して、東方Project側の条件は「配信者の創作性」という機械で満たせない条件だからである。

対象 | 商用利用 | クレジット | 費用 | 全自動でやるときの注意

VOICEVOX本体 | 可 | 必須(VOICEVOXを使ったと分かる表記) | 無料 | 具体的な書式は本体規約に無く、キャラ側の規約に書いてある
ずんだもん・四国めたんの音源(zunko.jp) | 可 | ★必須。説明欄や動画内など「気になって見に行けばわかる場所」に「VOICEVOX:ずんだもん」 | ★クレジット無しなら1キャラ40万円+税 | ★テロップ生成の失敗が1本でも出れば、そのキャラごとに40万円の請求リスク
ずんだもん(キャラクター側) | 東北6県の企業・個人事業は無料。個人のYouTube広告収益は「非商用の範囲」として無料 | 音源規約に準拠 | 東北以外の企業は個別契約(最短3営業日) | ★あなたは東京。法人でやるなら契約が要る
春日部つむぎ | 可 | 必須。「VOICEVOX:春日部つむぎ」 | 記載なし | ★規約の主体が違う。キャラごとに文言と配置のルールを別管理する必要がある
AquesTalk(ゆっくりボイス) | 可(要ライセンス) | 規定なし | ★使用ライセンス 年6,380円 | ★原文「個人であっても、個人事業や、会社や学校等での利用は対象となりません」
ゆっくりの立ち絵(東方Project) | 公式収益化システムを使う場合のみ「営利目的とみなさず」許可 | 「東方Projectの二次創作である事を明記」が条件 | 記載なし | ★★「配信者の創作性のあるもの」が条件。法人は個別問い合わせと明記

全自動で5チャンネルを回すとき、特に危ない3つ
・①クレジット表記の自動化漏れ。ずんだもん・四国めたんは「クレジット無し=1キャラにつき40万円+税」が規約に明記されている。全自動パイプラインでテロップ生成に失敗した動画が1本でも出れば、そのキャラごとに請求リスクが発生する
・②法人運営だと、3つの無償枠から同時に外れる。AquesTalkは「個人事業や会社での利用は対象外」、東方Projectは「法人の方は個別にお問い合わせください」、東北ずん子の無償枠は東北6県の企業が対象であなたは東京
・③★ゆっくりは東方Projectの二次創作という土台の上にあり、ガイドラインは「個人によるファン活動」で「配信者の創作性のあるもの」を条件にしている。完全自動生成・大量投稿はこの前提と摩擦する。免責条項は「好ましくないと判断した場合も削除する場合がある」という裁量規定

同じ「合成音声+立ち絵」でも、満たすべき条件が違う
ずんだもん(VOICEVOX)
機械で満たせる条件

- ・条件=クレジットを決まった場所に書く

- ・自動化できる。テンプレートに埋め込めば終わり

- ・東京の法人なら個別契約が要るが、最短3営業日と公表されている

- ・禁止事項が明文で列挙されている(政治・宗教活動、虚偽誤認情報の作成・拡散ほか)

ゆっくり(東方Projectの二次創作)
機械で満たせない条件

- ・条件=配信内容に「配信者の創作性」があること

- ・自動化できない。何をもって創作性とするかの線引きが公式に無い

- ・法人は個別問い合わせ。金額も期間も公表されていない

- ・免責条項が裁量規定(好ましくないと判断されたら削除されうる)

ついでに、私が調査の依頼文に書いた前提が間違っていた。私は「ゆっくりの商標問題は2019年」と書いて調べさせたが、実際は2022年だった。2022年5月15日にYouTuberが「ゆっくり茶番劇」を商標登録し、炎上を経てドワンゴが無効審判を請求、2023年8月21日に無効審決が確定している。ドワンゴが防衛出願した「ゆっくり実況」等も、特許庁が識別力なしとして拒絶し2024年1月29日に確定した。いま「ゆっくり」系の語を商標で独占することは事実上できない状態が確定している。ただしこれはドワンゴの発表原文には到達できておらず、特許庁の決定を引用する二次資料経由である。

この章の実務上の結論
5チャンネルとも VOICEVOX 系(ずんだもん・四国めたん・春日部つむぎ等)で組む。ゆっくり(霊夢・魔理沙)の立ち絵は使わない。
そのうえで、クレジット表記をパイプラインの通過条件にする。動画を書き出す前に、説明欄と動画内の両方にキャラごとの正しい文言が入っているかを機械で照合し、1つでも欠けたら書き出しを止める。これは第13章の関門10項目に足すべき11個目になる。
チャンネルごとに話者を変えるのは、Fableが言うとおり属人化とは無関係なので、あなたの条件に反しない。むしろ5本が同じ声・同じ立ち絵で並ぶことのほうが、スパムポリシーの「協調的なチャンネル群」に近く見える。

→ 次のSection 7から、20テーマを1位から順に見ていく。

## 🥇 1位〜5位
このセクションの3点
① 1位はJTSB事故調査報告書、2位は上場企業の倒産・上場廃止。倍率では事件事故0.76が企業ビジネス0.12を6.3倍上回るが、一次資料の強さで2位も譲らない
② 3〜5位は行政処分・製品事故・特殊詐欺の手口。いずれも公的機関の定型文書がそのまま台本の骨格になる
③ 5テーマの週の本数を足すと週12本。5チャンネル編成のうち3チャンネル分の供給をまかなえる規模になる

0.76
1位の根拠になった事件事故の倍率

6.3倍
1位と2位の領域の倍率の差

18〜20分
1位の尺

週2本
1位の投稿本数

### 1位 運輸安全委員会(JTSB)の事故調査報告書を1件1本
1本の単位は、JTSBが公表する確定した事故調査報告書1件。航空・鉄道・船舶を横断して扱う。
一次資料は運輸安全委員会の事故調査報告書そのもの。本文がすでに「事実の経過→分析→原因→安全勧告」の章立てで構成されており、この章立てをそのまま台本の章にできる(Fableの指摘)。
なぜこの順位か。実測では事件・事故ジャンルの倍率中央値は0.76で、20ジャンル中の同率2位の高さ。CodexとFableは両方とも独立に「上場企業の倒産」を1位に置いたが、私はここを1位にした。理由は事件事故0.76と企業ビジネス0.12の差が6.3倍あること、報告書がもともと台本の構造を持つこと、尺20分は実測の戦史軍事(37.6分)より短く経済金融(24.5分)と同水準で長尺の視聴分数を稼げることの3点。
尺・週は18〜20分・週2本。
最初の企画の選び方。CodexもFableも具体的な事案名までは挙げていない。選び方はSection 13の結論と同じ全件処理の原則に従い、直近に確定報告書が公表された航空・鉄道・船舶の事案から、公表順に1件ずつ選ぶ。中間報告しか出ていない事案は除外条件でスキップする(Fable)。

このテーマ固有のリスク。死亡事故は広告適合性で「悲劇」判定を受けうる(Fable)。サムネイルは機体番号・路線名・報告書番号だけを並べる事務的な型に固定し、事故現場の煽り画像は使わない。

### 2位 上場企業の倒産・上場廃止を1社1本(有報・適時開示)
1本の単位は、上場廃止・倒産に至った企業1社。有価証券報告書と適時開示だけで追う。
一次資料はEDINET・TDnet・官報。有報のリスク情報・監査意見・適時開示は定型構造で、CodexとFableが両方とも独立にこのテーマを1位へ置いた根拠でもある。
なぜこの順位か。実測では企業ビジネスの倍率中央値は0.12で20ジャンル中19位と低い。それでも2位に置いたのは、②一次資料の構造化度が20テーマの中で最強だから。①の低さを②④で補う設計にした。
尺・週は15分・週2本。
最初の企画の選び方。Fableの注意は「古い順に全件、ではなくEDINETに有報全文がある事案から始める」。EDINETの全文収録は2000年代前半以降しかなく、山一證券・北海道拓殖銀行のような1990年代の破綻は自動取得の対象外(Fable)。最初の企画の選び方もこの制約に従い、EDINETで有報全文が取得できる上場廃止事案から公表順に選ぶ。

このテーマ固有のリスク。存続企業や元経営者への断定、破綻原因の誤帰属をしない(Codex)。役員名は出さない運用にすれば安全(Fable)。

### 3位 行政処分ログ(金融庁・SESC・公取委・消費者庁を横断)
1本の単位は、金融庁・証券取引等監視委員会・公正取引委員会・消費者庁のいずれかが下した処分1件。4系統を横断して扱う。
一次資料は処分文・勧告文・措置命令・課徴金納付命令。CodexもFableも独立にこのテーマを上位(Codexは2〜4位、Fableは3・6・7位)に置いており、3者の一致度が最も高いテーマの一つ。
なぜこの順位か。「何が悪かったか」という事件型の需要を、実在の個人ではなく法人と公文書だけで満たせる。処分文は「事実→違反条項→処分内容」の3段で構成が安定している(Fable)。
尺・週は10〜12分・週3本。
最初の企画の選び方。CodexもFableも具体的な処分事案の名前は挙げていない。金融庁・SESC・公取委・消費者庁の4系統から、直近に公表された処分を公表順に1件ずつ選ぶ。

このテーマ固有のリスク。処分を犯罪・有罪と混同しない(Codex)。個人が処分対象になっている事案は扱わないルールにする(Fable)。

### 4位 製品事故(NITE・消費者安全調査委員会)
1本の単位は、NITEまたは消費者安全調査委員会が公表した製品事故・リコール1件。
一次資料はNITE事故情報とリコール資料。製品名・事故概要・原因・再発防止策がすでに構造化されている(Codex)。
なぜこの順位か。生活実用ジャンルに近い需要で、検索は事件名ではなく製品名で入ってくる。実測の健康医学(0.40)に近い水準の関心が見込める領域として、①③のバランスで4位に置いた。
尺・週は8〜12分・週2本。
最初の企画の選び方。具体的な製品名の例示はCodex・Fableともにない。NITEが直近に公表した事故情報から、公表順に選ぶ。

このテーマ固有のリスク。対象外の製品まで危険扱いしない。事故原因を使用者の過失だと断定しない(Codex)。

### 5位 特殊詐欺・悪質商法の手口(国民生活センター・警察庁)
1本の単位は1つの手口類型。国民生活センターの公表事例は短文・定型なので、1本に事例3件を束ねる構成にする(Fable)。
一次資料は国民生活センターと警察庁が公表した詐欺・悪質商法の事例。被害者・業者の固有名詞は出ないため③のリスクも低い(Fable)。
なぜこの順位か。公表事例が短文・定型ですぐ台本化でき、高齢層の視聴時間が長い需要がある。①③④のバランスで5位に置いた。
尺・週は8分・週3本。
最初の企画の選び方。具体的な手口類型の例示はCodex・Fableともにない。国民生活センターの公表事例のうち、直近の類型から選ぶ。

このテーマ固有のリスク。Fableの留保=「警察・自治体・銀行が公式動画を大量に出しており、後発が取れる余地を測れていない」。

→ 次のSection 8では6位〜10位を見る。上位ほど①倍率、下位ほど②一次資料の構造化度に依存する配分になっている。

3/6 🥈 6位〜10位

## 🥈 6位〜10位
このセクションの3点
① 6〜10位は情報漏えい・粉飾決算・労働災害・最高裁判例・医薬品回収。1位〜5位より倍率の裏付けは弱いが、資料源をさらに分散させる枠
② 9位の最高裁判例は実測0.16で20ジャンル中下位だが、②一次資料の構造化度の高さで拾った
③ 7位の粉飾決算は2位(倒産)の前段にあたり、同じ事案が複数チャンネルの複数本として繋がる(Fableの指摘)

### 6位 情報漏えい・大規模システム障害
1本の単位は1件のインシデント(情報漏えい、またはシステム障害)。
一次資料は企業発表と個人情報保護委員会の資料。件数・原因・発生日・公表日・対策が定型化できる(Codex)。
なぜこの順位か。IT需要があり、依頼者本人の技術知識が台本の検証ルールとして効く領域。①②のバランスで6位に置いた。
尺・週は10〜15分・週2本。
最初の企画の選び方。具体的な事案名の例示はCodex・Fableともにない。企業発表と個人情報保護委員会の公表順に選ぶ。

このテーマ固有のリスク。速報競争にせず報告書の公開後を狙う。攻撃手順を再現可能な形で説明しない(Codex)。

### 7位 粉飾決算・会計不正を第三者委員会報告書から
1本の単位は1件の第三者委員会報告書。
一次資料は第三者委員会報告書そのもの。長文だが構造は安定している(Codex)。
なぜこの順位か。2位(倒産)の前段にあたるテーマで、Fableが指摘するとおり「1つの事案が複数チャンネルの複数本になり、相互に説明欄でリンクできる」構造を持つ。単独の倍率は実測していないが、②の資料の強さと1・2位との連携で7位に置いた。
尺・週は15〜20分・週1本。
最初の企画の選び方。具体的な事案名の例示はCodex・Fableともにない。第三者委員会報告書の公表順に選ぶ。

このテーマ固有のリスク。疑惑段階と認定後を区別する。複雑な会計処理を誤って解説しない(Codex)。

### 8位 労働災害事例(厚労省 職場のあんぜんサイト)
1本の単位は1件の労働災害事例。
一次資料は厚労省「職場のあんぜんサイト」の公表事例。事例は数百字・定型ですぐ台本化できる(Fable)。
なぜこの順位か。Fableの指摘どおり「再生は伸びにくいが視聴完了率が高い」領域。倍率での裏付けは弱いが、資料の定型さと③のリスクの低さで8位に置いた。
尺・週は10分・週2本。
最初の企画の選び方。具体的な事例名の例示はCodex・Fableともにない。公表事例の公表順に選ぶ。

このテーマ固有のリスク。送検と有罪を混同しない。個人名を不要に拡散しない(Codex)。

### 9位 最高裁判例(民事・家事・労働に限定)
1本の単位は1件の判例。民事・家事・労働に限定し、判決要旨だけを読む設計にする(Fable)。
一次資料は判決文・判決要旨。
なぜこの順位か。実測では法律裁判の倍率中央値は0.16で、20ジャンル中下位。それでも9位まで残したのは②一次資料の構造化度が高いから。①が低いテーマは上位には置かない、という4-Bの方針どおりの位置にある。
尺・週は12分・週2本。
最初の企画の選び方。具体的な判例名の例示はCodex・Fableともにない。民事・家事・労働に限定した判例集から選ぶ。

このテーマ固有のリスク。Fableの警告=「判決要旨に限定しても、LLMが判例の射程を広げて語る失敗は私自身が起こす。『この判例が言っていないこと』を1行入れる型で緩和するしかない。防ぎ切れるとは言えない」。個別の法律相談と誤解されないようにする(Codex)。

### 10位 医薬品・医療機器の回収(PMDA)
1本の単位は1件の回収情報。
一次資料はPMDAの回収情報。クラス・理由・健康被害・公表日が定型化できる(Codex)。
なぜこの順位か。実測の健康医学は倍率中央値0.40で、20ジャンル中では中位の需要がある。②の定型度も高く、10位に置いた。
尺・週は8〜12分・週2本。
最初の企画の選び方。具体的な製品名の例示はCodex・Fableともにない。PMDAの公表順に選ぶ。

このテーマ固有のリスク。医療助言と誤認される表現を避ける。受診が必要な判断は公式案内へ誘導し、動画内では断定しない(Codex)。

6位〜10位に共通する条件
✓ 公的機関か、公表が義務づけられた主体が、定型で文書を出している
厚労省・PMDA・第三者委員会・裁判所。台本の章立てを文書の章立てに合わせられる

✓ 扱う対象が法人か制度であって、実在の個人が主役ではない
CodexもFableも、ここを外すと名誉毀損と削除の地雷だと言った

− 実測の倍率が高い
★ここが弱い。法律裁判は0.16、企業ビジネスは0.12で下位。②の強さで補っている

✓ 速報性を競わなくてよい
報告書や処分文が出てから作る。Codexは「速報競争にせず報告書公開後を狙う」と書いた

△ 誤読しても取り返しがつく
★9位の判例だけは別。Fableは「LLMが判例の射程を広げて語る失敗は私自身が起こす。防ぎ切れるとは言えない」と書いた

→ 次のSection 9では11位〜20位と、ランキングから落とした6テーマを見る。

## 🥉 11位〜20位と、落としたテーマ
このセクションの3点
① 11位〜20位は、倍率が低いか一次資料が弱い題材を、②一次資料の構造化度と⑤飽和度の低さで拾い上げたもの
② 落とした6つには共通点がある。倍率が高いものほど一次資料が無い。ホラー0.78・事故物件0.41・未解決事件0.20はどれも公的機関の定型文書が存在しない
③ 非属人・中身のある生産という条件を外せば、落とした6つのほうが速く伸びる。外さないなら20テーマを取る

順位 | テーマ | 一次資料 | 尺 | 週 | なぜこの順位か

11 | 戦後に消えた鉄道路線 | 国会図書館・自治体史・時刻表 | 12〜20分 | 1 | 廃墟廃線の倍率は0.16と低いが、固定客の離脱が少ない(★私の推測)
12 | 日本の橋・ダム・トンネル建設史 | 公文書・土木学会資料 | 12〜18分 | 1 | 地理地形の倍率0.34。②の構造化度は中〜高どまり
13 | 自治体の財政悪化・第三セクター破綻 | 総務省 財政状況資料集 | 12分 | 1 | 地名で検索される(★私の推測)需要はあるが、資料の形式差が大きい
14 | 国税不服審判所の公表裁決 | 公表裁決 | 12〜20分 | 1 | 税は単価が高いという推測込み。当事者は匿名化済みで③のリスクは低い
15 | 食品回収・表示違反 | 自治体・事業者発表 | 7〜11分 | 2 | 商品名で検索されるが、健康被害の誇張は禁止
16 | 公共工事の入札停止・談合認定 | 指名停止資料・公取委 | 10〜16分 | 1 | ニッチだが競合が薄い(★私の推測。実測していない)。②はやや形式差がある
17 | 企業名・商品名の商標紛争 | 特許庁審決・商標公報 | 9〜14分 | 1 | ブランド・起業需要はあるが、係争中案件の断定に注意
18 | 気象庁・内閣府の災害記録 | 気象庁・内閣府 | 15分 | 1 | 災害の倍率0.27。悲劇判定と被災者配慮が最も重い
19 | 国会会議録から「1つの法律ができるまで」 | 国会会議録(全文公開) | 15分 | 1 | 制度変更のタイミングで跳ねるが、平時の検索需要は弱い
20 | 経済統計を1指標1本、毎月更新 | e-Stat・日銀 | 6分 | 4 | 倍率は低いが、完全に機械化できる唯一のテーマ(Fable)

### 落としたテーマと、その理由
👻

#### ホラー・怖い話
実測の倍率0.78・全ジャンル中1位
倍率は最高なのに落とした。自動で台本化できる定型的な一次資料を、今回の調査では確認できなかっただからだ。作り話にせざるを得ず、CodexもFableも上位に置いていない。「稼げる」と「非属人で作れる」が最も激しく対立する場所がここ。

🔍

#### 未解決事件
実測の倍率0.20
CodexもFableも外した。実在の個人が主役で、一次情報が不足し、名誉毀損の地雷がある。倍率は中位だが、リスクの重さが釣り合わない。

🏚️

#### 心霊・事故物件
実測の倍率0.41
今回の調査では定型的な一次資料を確認できなかった。埋めようとすると作り話になる。これは依頼者の「虚業」の定義そのものに当たる。倍率だけ見れば中位で悪くないが、②の一次資料の構造化度が実質ゼロになる。

📚

#### 雑学・トリビア
実測の倍率0.06
倍率が20ジャンル中最下位。しかも出典が付かないことが多く、②でも稼げない。落とす理由に迷いが無いテーマ。

🏥

#### 医療事故調査
Fableの指摘
Fableが「リスク高。YMYL(Your Money Your Life)・遺族配慮・医療助言と見なされる」と判定した。健康・医学は倍率0.40自体は悪くないが、この切り口だけは外した。

🎬

#### 芸能人事件・海外の奇妙な事件
Codexの指摘
Codexが外した。理由は「一次情報の不足、名誉毀損、誤認、残虐表現、広告制限、本人の風紀観との衝突」の6点。倍率の高さより地雷の多さが勝った。

落とした6つに共通していること
倍率が高いものほど一次資料が無い。ホラー0.78・事故物件0.41・未解決事件0.20は、どれも公的機関が定型で出している文書が存在しない。
あなたの条件(非属人・中身のある生産)を外せば、この6つのほうが速く伸びる。外さないなら、20テーマのほうを取る。

→ 次のSection 10では、この20テーマをどう5チャンネルに束ねるか、最初の12本まで具体化する。

## 📺 5チャンネルの編成と、最初の12本
このセクションの3点
① CodexもFableも「1つ目のチャンネルの参加が承認されてから広げろ」と言い、Claudeもそれを採る。5本を同時に立てない
② 1本目のテーマだけ3者で割れた。CodexとFableは倒産(EDINET・有報)、Claudeは事故調査報告書(JTSB)を選んだ
③ 5チャンネルはテーマ分散であって、制作物の複製先ではない。共有するのはエンジン・辞書・出典スキーマであって動画そのものではない(Codex)

★ここは2つのAIで言い方が違った。Fableは「1つずつ審査を通してから次を出す」、Codexは「最初に5テーマを比較し、4週間で勝った上位2チャンネルへ集中する」。私はFable側を採った。5本を同時に立てない。

📋 5チャンネルの波(第1章の表と同じもの) 再掲 開く ▾
段階 | ch | テーマ | 週 | 尺 | いつ

第1波(1本だけ) | ch1 | 事故調査報告書を読む(JTSB) | 2本 | 18〜20分 | 今週から
第2波(+1本) | ch2 | 倒産の帳簿(EDINET・有報) | 2本 | 15分 | ch1が収益化審査を通ってから
第3波(+1本ずつ) | ch3 | 行政処分ログ | 3本 | 10〜12分 | 第2波の型が検証できてから
第3波(+1本ずつ) | ch4 | 製品事故調査室(NITE) | 2本 | 8〜12分 | 同上
第4波(+1本) | ch5 | 手口帳(特殊詐欺) | 3本 | 8分 | 最後

### なぜ1本目をJTSB(事故調査報告書)にしたか — ここが3者の割れ目
1本目に何を選ぶか
CodexとFableの1位:倒産(EDINET・有報)
一次資料の構造化度が最強

- ・有報のリスク情報・監査意見・適時開示は定型で、台本を自動生成しやすい

- ・ただし実測の企業ビジネスの倍率は0.12で、20ジャンル中19位

- ・Fable曰くEDINETの全文は2000年代前半以降しか無い。山一・拓銀のような古い事案は自動取得できない

Claudeの1位:事故調査報告書(JTSB)
実測の事件事故0.76の構造を公文書で満たす

- ・実測の事件事故0.76に対し企業ビジネスは0.12。倍率の差は6.3倍

- ・報告書は「何が起きた→原因→再発防止」の構造を最初から持っている(Fableの指摘)

- ・尺20分は実測の戦史軍事37.6分より短く、経済金融24.5分と同水準

- ・ただしリスクも最大。悲劇判定・遺族配慮が重い

私が倍率を優先した理由は単純で、この記事の芯である発見1(2つのAIが独立に同じ結論へ行き、実測がそれを否定した)を、1本目の選び方でも同じ基準で貫くためだ。CodexもFableも②(一次資料の構造化度)を優先して倒産を1位に置いたが、①(倍率)で見ると企業ビジネスは20ジャンル中19位でしかない。
それでも2位に倒産を置いたのは、①だけで押し切れないからだ。登録が付いていない最初の1本は再生が伸びるかが全てだが、登録が付いた後は②(台本を安定して作れるか)と④(広告単価の推測)が効いてくる。JTSBで審査を通し、次に倒産を足す順番にした。

### 最初の12本
📋 チャンネル別・最初の10本(開いて見る) 開く ▾
注記
以下の事案名・年号は、CodexとFableが提案の中で例に挙げた記憶に基づくものと、公表資料の型を組み合わせたものが混ざる。Fableが挙げた年号は特に「私の記憶」と自己申告されており、原文PDFで日付を上書きしてから台本化すること。台本に手で年号を書かせない設計にする(Fableの提案)。

ch | テーマ | 1〜2本目の内容 | 根拠

ch1 | 事故調査報告書を読む(JTSB) | JTSBが公表順に出している最終報告書のうち、公表日が新しい航空・鉄道事案から2件 | Claudeの1位。JTSBの章立てをそのまま台本の章にできる
ch2 | 倒産の帳簿(EDINET・有報) | EDINETに全文が存在する期間(2000年代前半以降)の上場廃止・倒産事案から2件 | CodexとFableが共通で1位。Fableの注意=古い順に全件ではなくEDINETに全文がある事案から始める
ch3 | 行政処分ログ | 金融庁・証券取引等監視委員会の行政処分・課徴金のうち直近公表分から3件 | Codex3位・Fable3位。処分文・勧告文は全文公開・定型
ch4 | 製品事故調査室(NITE) | NITE事故情報・リコール資料のうち直近公表分から2件 | Codex7位・Claude10位相当。製品名・事故概要・原因・再発防止策が構造化されている
ch5 | 手口帳(特殊詐欺) | 国民生活センター・警察庁が公表した詐欺・悪質商法の手口類型から3件(1本に事例を束ねる) | Fable5位。公表事例は短文・定型で1本に複数事例を束ねやすい

5本を同時に立てると、何が起きるか
・Fableの警告:1つのチャンネルが「大量生成・反復」と判定されYPPを止められたとき、同じAdSense・同じGoogleアカウント配下の残り4つが連座で止まる可能性がある(Fable自身「確信は無いが、AdSense停止はアカウント単位なので構造的にそうなる」と留保)
・だからチャンネルごとにキャラクター(ずんだもん/四国めたん/春日部つむぎなどのVOICEVOX話者)と画面構成を変える
・声の使い分けは属人化とは無関係なので、依頼者の条件に反しない(Fable)
・5チャンネルはテーマ分散であって、制作物の複製先ではない。共有するのはエンジン・辞書・出典スキーマであって動画そのものではない(Codex)

★Codexに矛盾を指摘されて直した箇所。「5本を同時に立てない」と書きながら、第3波で ch3 と ch4 を同時に足す表になっていた。第3波も1本ずつにする。また「最初の10本」と書いていたが、週の本数を足すと 2+2+3+2+3=12本で、10本ではなく12本だった。

→ 次のSection 11では、なぜその尺にしたかを、8分の床と1本あたり視聴分数という物差しで説明する。

4/6 ⏱️ 尺の設計 — なぜその長さか

## ⏱️ 尺の設計 — なぜその長さか
このセクションの3点
① 根拠にする事実は1つだけ(Fableの言葉)。YouTubeのミッドロール広告は8分以上の動画にしか入らない
② 実測では、平均尺はジャンルで約66倍ちがった(料理34秒〜戦史軍事2,258秒)
③ 「短いほど良い」は成り立たない。物差しは維持率ではなく「1本あたり視聴された分数」

根拠にする事実は1つだけ(Fableの言葉)。YouTubeのミッドロール広告は8分以上の動画に入る(2020年に10分から引き下げ)。8分未満はプレロールと末尾だけなので、収益の器が構造的に小さい。

### 実測では、尺はジャンルで約66倍ちがった
ジャンル別 平均尺の中央値(実測・秒) 戦史・軍事

2258秒
37.6分
ゲーム解説

1723秒
28.7分
経済・金融

1472秒
24.5分
地理・地形

1196秒
19.9分
健康・医学

1196秒
19.9分
科学・宇宙

888秒
14.8分
法律・裁判

888秒
14.8分
未解決事件

803秒
13.4分
心理学

604秒
10.1分
災害

394秒
6.6分
歴史

187秒
3.1分
雑学・トリビア

187秒
3.1分
生物・動物

185秒
3.1分
廃墟・廃線

171秒
2.9分
事故物件・心霊

171秒
2.9分
事件・事故

57秒
1.0分
ホラー・怖い話

56秒
0.9分
料理・食

34秒
0.6分

YouTube Data API v3 で2026年9月7日に実測した、各ジャンル3チャンネルの直近10本の平均尺の中央値。同じ「ゆっくり解説」でもジャンルごとに尺のフォーマットが完全に分かれている。
尺 | どのテーマ | なぜその長さか | 広告の入り方

8分 | 詐欺手口 | 1本で扱う仕組みが1つ。視聴者が高齢・スマホ・寝る前で、12分だと答えが来る前に離れる(Fableの推測) | ミッドロールは8分以上に入るので、8分ちょうどなら対象になり得る。8分未満だと入らない。プレロールと末尾のみ
10〜12分 | 処分・判例 | 処分文は「事実→違反条項→処分内容」の3段、判例は「事案→争点→判断→意味」の4段。段の境目にミッドロールを置く | 8分の壁を越えているのでミッドロールが1〜2箇所入る
15分 | 倒産 | 数字を見せる時間が要る | ミッドロールを複数箇所に配置できる尺
18〜20分 | 事故報告書 | この帯だけは短くすると逆に維持率が落ちる、というのはFableの推測。ただし25分を超えると自動生成の台本が冗長になるので上限を切る | 実測の戦史軍事(37.6分)より短く、経済金融(24.5分)と同水準。ミッドロールの入る回数が最も多い

「短いほど良い」は成り立たない
視聴維持の物差しは「維持率」ではなく「1本あたり視聴された分数」で見る、というのがFableの指摘である。15分で40%見られれば6分、8分で60%見られても4.8分で、広告の入る回数は前者のほうが多い。
ただし前半30秒で離脱する人は尺と無関係で、冒頭に結論(何が起きて、何が原因だったか)を1文で先に言う型に全チャンネル固定する。ゆっくり形式の「導入の掛け合い」は削る。

台本の文字数の目安について。1章=約900〜1,000字が合成音声でおよそ3分、というのはFableの目安で、VOICEVOXの話速設定で変わる。18〜20分の事故報告書なら約6〜7章、8分の詐欺手口なら約2〜3章が目安になる。

確認できていないこと
・広告位置をYouTube Data API経由で指定できるかは確認できていない。Fableも「私には確信がない」と書いた
・できないなら自動配置に任せることになる。章の境目で画面転換(黒→次章タイトル)を入れると自動配置が境目に寄る、というのもFableの推測にすぎない
・Shortsは収益の柱にしない。各長尺から「結論の30秒」を自動で切り出して流入用に使うだけ。Shortsの単価が低いというのもFableの推測

→ 次のSection 12では「事件と歴史を扱うときの法的リスク」を解説する。

## ⚖️ 事件と歴史を扱うときの法的リスク
このセクションの3点
① 名誉毀損は刑法230条で「その事実の有無にかかわらず」成立しうる。本当のことを言えば安全、ではない
② 少年法は2022年の改正で、18歳と19歳の特定少年は起訴後に実名報道が解禁されうる。ただし略式命令の場合は保護が残るので、起訴の形式が分からないなら匿名を維持する
③ ★歴史系で見落としやすいのが戦時加算。戦時中の連合国民の著作物は保護期間が最大で約3,400日超も延長されている。「死後70年で切れている」と即断すると踏む

あなたは「事件をまとめたり歴史系」と言った。この2つは、全自動で回すときに最も法的リスクが高い。しかも危ないのは動画が消えることではなく、訂正する前に拡散が終わっていることである。
だから20テーマは、事件の需要を法人と公文書だけで満たす形に組み替えてある。以下は、それでも残るリスクの一覧である。条文は e-Gov で原文を確認した。

⚠️

#### 本当のことでも危ない
名誉毀損は「その事実の有無にかかわらず」成立しうる、と刑法230条に書いてある。事実だから安全、ではない。だから20テーマは実在の個人を主役にしない。

🧒

#### 18歳と19歳は扱いが変わった
2022年の改正で、特定少年は起訴されると実名報道の禁止が外れうる。ただし略式命令なら残る。起訴の形式が分からないなら匿名を維持する。

📜

#### 古い写真は「死後70年」で判定しない
戦時加算があるので、戦争中の連合国民の著作物は最大で約3,400日超も保護が延びている。歴史系でいちばん踏みやすいのがここ。

💊

#### 薬の効果は「何人も」書けない
薬機法66条の主語は「何人も」で、事業者に限らず個人の投稿者も対象になる。健康・医学ジャンルを扱うなら効能効果に触れない。

📋 事件系で効く条文(開いて見る) 原文の引用つき 開く ▾
何の法律 | 何が危ないか | 安全側に倒す書き方

刑法230条(名誉毀損) | 原文「公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず」処罰対象。3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金。★真実でも公益目的等の要件を満たさなければ違法になりうる | 断定を避けて「と報道された」の伝聞形にする。公共性・公益目的・真実性の3要件を意識する
刑法230条2項(死者の名誉毀損) | 原文「死者の名誉を毀損した者は、虚偽の事実を摘示することによってした場合でなければ、罰しない」=真実なら死者への言及は原則処罰されない | 裏取りができない死者の逸話は断定しない
民法709条 | 刑事で無罪でも民事の賠償リスクは別にある | 刑事罰の有無だけで安全と判断しない
プライバシー・肖像権 | 明文法が無く判例法理。被害者・遺族の実名や写真の無断使用 | 匿名化する。すでに報道で公知の範囲に限定する
少年法61条 | 「推知することができるような記事又は写真」の掲載禁止 | 少年事件は年齢・氏名・住居を一律で伏せる
★少年法68条(2022年改正) | 原文「第六十一条の規定は、特定少年(18〜19歳)のとき犯した罪により公訴を提起された場合における同条の記事又は写真については、適用しない」=起訴後は実名報道が解禁されうる。ただし略式命令請求の場合は除外 | ★起訴の形式(正式起訴か略式命令か)を確認できない場合は匿名を維持する

### 歴史系で踏みやすいのは、著作権の期間のほう
📋 歴史系で効く条文(開いて見る) 原文の引用つき 開く ▾
何の法律 | 内容 | 実務上どうするか

著作権法32条(引用) | 原文「その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない」 | 必要最小限+出所明示+自作部分が主・引用部分が従の関係を維持する
著作権法51〜53条(保護期間) | 死後70年(51条)、無名変名は公表後70年(52条)、団体名義は公表後70年(53条) | 「死後70年」だけで機械的にパブリックドメインと判定しない
★戦時加算(連合国及び連合国民の著作権の特例に関する法律4条) | 原文「昭和十六年十二月七日に連合国及び連合国民が有していた著作権は…存続期間に…期間を加算した期間継続する」。★戦時中の連合国民の著作物は保護期間が最大で約3,400日超も延長されている(国により異なる) | ★欧米の戦前〜戦中の写真・映像・楽曲を「死後70年で切れている」と即断しない。国会図書館デジタルコレクション等、権利処理済みで提供される素材を優先する
景品表示法5条1号・2号 | 実際より著しく優良・有利と誤認させる表示 | 健康・美容系の断定的な効果表現を避ける
★薬機法66条 | 原文「何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して…虚偽又は誇大な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない」★事業者に限らず個人の動画投稿者も対象 | 食品・サプリ・化粧品に医薬品的な効能効果を暗示しない
金融商品取引法2条8項11号 | 「投資顧問契約」は報酬を伴う個別の助言契約。★個別銘柄の売買を断定推奨し、会員限定やサロン誘導など実質的に個別・有償の助言性を帯びる構成は登録対象になりうる | 一般的な情報提供・解説にとどめ、個別助言や利益保証を行わない

Codexが同じ危険を、技術の側から指摘している。「合成音声の誤読が名誉リスクを生む。社名・人名・法律名・金額単位の誤読は、字幕が正しくても動画として誤情報になる」。対策は固有名詞辞書をチャンネル共通の資産にすること。
そしてもう1つ。「全自動投稿では訂正前の拡散速度も自動化される。生成速度だけでなく、異常検知時の公開停止、限定公開への切替、固定コメント、訂正版の生成まで自動化の対象に入れるべき」。

パイプラインに入れる除外条件(コードに書く)
− 実在の個人が主役になる事案を除外する
法人と公文書だけで事件の需要を満たす。CodexもFableも同じ結論だった

− 少年事件は、起訴の形式が確認できないものを除外する
少年法68条の適用可否が判定できないため

− 係争中の事案を除外する
疑い・認定・確定を混同する事故が起きやすい

− 中間報告しか出ていない事案を除外する
Fableの提案。最終報告書が出るまで扱わない

− 死亡者が多数の事案は、サムネイルを事務的な型に固定する
機体番号・路線名・報告書番号だけ。悲劇判定で広告が抜けるのを避ける

− 戦時加算の適用対象になり得る期間・国籍・権利状態を個別に確認する(日付だけで自動判定しない)
死後70年だけで判定しない

− 医薬品・化粧品・食品の効能効果に触れる表現を禁止語にする
薬機法66条は「何人も」が対象

− 個別銘柄の売買推奨を禁止語にする
金商法。解説と助言の線を越えない

この章で確認できなかったこと
・金融商品取引法の除外規定は、文言上「新聞・雑誌・書籍」という文書を対象にしている。YouTube動画のような動画コンテンツへの当てはめが同列に扱えるかは、金融庁の実務解釈に一次で到達できておらず断定できない
・東方Projectのガイドラインが求める「配信者の創作性」が、人間が最終編集をしているかの基準なのか、台本自体をAIが自動生成しているかまで問うものなのかは、公式ガイドラインに明確な線引きが無い
・東方Projectの二次創作ガイドラインに、AI生成物への直接の言及があるかは確認できなかった
・金融庁が「YouTube動画での投資解説」と投資助言業の登録義務の関係を直接扱った公式ページには到達できなかった(該当URLが404)

→ 次のSection 13では、この除外条件をどこに置けば「確認だけ」で回るのかを見る。

## 🏭 全自動で回す工程と、外せない1つの関門
このセクションの3点
① 非属人(判断が自分にしかないものを事業に入れない)と、中身の無い量産を嫌うことは同時には自動化できない
② Codexの答え=公開前に10項目の機械判定+本人の1クリックへ変換する
③ Fableの答え=確認を動画を見ることから、照合レポートを承認することへ定義し直す

依頼者の条件は二つある。「非属人」と「中身の無い量産を嫌う」。この二つは同時には自動化できない。

🧠 Codex (GPT-5.6)の判定 両立しない
文字どおりの全自動投稿とは両立しません

- この案件を今あえて取り上げる公益性があるか

- 事故や処分を娯楽化していないか

- 一次資料の記述を超えた推論になっていないか

くわしい根拠を読む ▾閉じる ▴
ここまでAIに決めさせ、本人がサムネイルだけ眺めて承認するなら、「判断が自分にしかないものを事業に入れない」は満たしても、「中身のない量産をしない」は保証できません。

### Codexの答え — 判断基準を事業の資産に変える
公開の関門10項目(Codexの提案)
− 独立した一次情報が最低2系統ある

− 全ての数値に出典箇所が付いている

− 「判明」「認定」「推測」「不明」を台本上で区別している

− 新規事実・新しい比較・新しい図解のいずれかが最低1つある

− 個人の私生活・容姿・被害者情報を収益化の材料にしていない

− タイトルが資料本文より強い断定になっていない

− 合成音声・AI生成部分をYouTube所定の方法で開示する

− 引用画像を除き、映像・図表の権利を処理できている

− 本人の最終確認で「公開」「保留」「廃棄」のどれかを押す
★これを外してはいけない。確認を形式行為にしてはいけない

− 保留・廃棄理由を保存し、次回の自動判定ルールへ反映する

### Fableの答え — 確認の定義を変える
「確認」を、動画を見ることから照合レポートの承認へ
週12本・各12分を人が全部見るのは不可能で、見なくなった瞬間に捏造数字が公開される。
本人の確認は動画を見ることではなく、パイプラインが出す照合レポート(数値・固有名詞の一致率、出典ページ、除外条件の判定結果)を読んで承認ボタンを押すことに定義し直す。不一致が1件でもあれば自動で保留にする。

### 私(Claude)が足すこと — 選定まで機械に渡さないと非属人にならない
Fableの3番目の地雷を引く。「どの事案を扱うか」「何を言わないか」が本人の判断に依存した瞬間、それは属人になる。
だから全件処理にする。「JTSBの報告書を公表順に全件」「EDINETの上場廃止を古い順に全件」。除外条件(個人が主体/死亡者が多数/係争中/中間報告しかない)もコードに書く。本人が「確認だけ」で回るのは、選定も除外も機械の側にあるときだけである。

公開までの工程
全件リストを取得
選定はルールで書く。公表順・古い順に全件を対象にする

▶
除外条件で自動フィルタ
個人が主体/死亡者が多数/係争中/中間報告しかない、をコードで除外する

▶
台本生成
数値と固有名詞は原文PDFから文字列一致で引く

▶
第2モデルが出典と照合
生成モデルと検証モデルに同じ役割を与えない(Codex)

▶
照合レポート出力
一致率・出典ページ・除外判定の結果をまとめる

▶
★
本人が公開/保留/廃棄を押す
ここだけ自動化しない

▶
投稿・AI開示
合成音声・AI生成部分をYouTube所定の方法で開示する

この記事の結論
Codexの一文を引く。
非属人化は「人間が判断しないこと」ではなく、別の適格者でも同じ基準で判断できることです。本人の価値体系をチェックリスト、禁止語、証拠要件、公開停止条件に変換すれば、将来は編集責任者へ移管できます。
そしてFableの機械的定義。
台本の全ての数値と固有名詞は、原文PDFから文字列一致で引けることをパイプラインの通過条件にし、画面に出典ページ番号を出す。これが「中身がある」の機械的な定義になる。

公開までの7工程と、人が押す1箇所 → この図は横にスクロールできます

7工程のうち、人が押すのは1つだけ
① 全件リストを取得選定はルール。人が選ばない② 除外条件で自動フィルタ個人が主体/死亡多数/係争中/中間報告のみ③ 台本を生成数値と固有名詞は原文PDFから文字列一致で引く④ 第2モデルが出典と照合生成モデルと検証モデルに同じ役割を与えない⑤ 照合レポートを出力一致率・出典ページ・除外判定⑥ 公開 / 保留 / 廃棄 を押す★ここだけ自動化しない。人が押す⑦ 投稿・AI開示
⑥を外すと「中身の無い量産をしない」が保証できなくなる(Codex)

①〜⑤と⑦は自動化してよい。⑥だけは外せない。Codexは「確認を形式行為にしてはいけない」と書いた。
「結局、人間が判断しているのでは?」への答え
読んだ高校生に「非属人化は人が判断しないことじゃないと書いておきながら、最後は本人がボタンを押すなら、結局その人が判断してるじゃないか」と指摘された。もっともである。
違いは、何を判断しているかにある。属人の状態では、あなたは「どの事案を扱うか」「どう解釈するか」を毎回決めている。これはあなたの頭の中にしかないので、他の人には引き継げない。
この記事の設計では、その2つは先にルールとコードになっている(全件処理と除外条件)。最後に押すボタンが判断しているのは「このルールが今回も正しく働いたか」だけである。だから同じルールを渡せば、別の人が押しても同じ結果になる。
Codexの言葉に戻ると、非属人化とは「別の適格者でも同じ基準で判断できること」である。押す人がいることと、押す人にしか分からないことがあることは、別の話だ。

→ 次のSection 14ではClaude・Codex・Fableの3案が割れたところを見る。

5/6 🆚 Claude・Codex・Fable の3案が割れたところ

## 🆚 Claude・Codex・Fable の3案が割れたところ
このセクションの3点
① 同じ依頼をClaude・Codex・Fableに別々に投げた。CodexにもFableにも他のAIの結論は渡していない
② CodexとFableは独立に、ほぼ同じ結論(公的機関のPDFを音声化する)に到達した。ところが実測はそれを否定した
③ 1位のテーマとチャンネルの増やし方の2点で3者の判断が割れた

同じ依頼を、ClaudeとCodexとFableに別々に投げた。Codexにも Fableにも、他のAIの結論は渡していない。

いちばん驚いたのは、CodexとFableが独立に、ほぼ同じ結論へ行ったこと。両方とも「公的機関が出したPDFを音声化する」を軸にし、両方とも「事件まとめ」を上位から外した。理由も同じで、実在の個人が主役だから。Fableの言葉は「非属人以前に削除と名誉毀損の地雷」だった。

ところが、実測がそれを否定した
2つのAIが1位に置いた領域
企業ビジネスの倍率 0.12(20ジャンル中19位)

- ・Codex 1位=上場企業の破綻・経営危機

- ・Fable 1位=上場企業の倒産・上場廃止

- ・理由=一次資料がEDINET・TDnet・官報でもっとも構造化されている

実測で倍率が高い領域
ホラー0.78・事件事故0.76・心理学0.76

- ・ホラー・怖い話 0.78

- ・事件・事故 0.76

- ・心理学 0.76

- ・料理・食 0.70

論点 | Claude | Codex | Fable | どうしたか

「事件まとめ」の扱い | 上位に置かない | 外した | 外した | 3者一致。実在の個人が主役の型は上位に置かない
1つ目のチャンネルの参加が承認されてから広げる | 同意する | 4週間で比較し勝った2chへ集中 | 1本ずつ審査を通してから広げる | 5チャンネル同時公開はしない。段階展開で統一した
本人の最終確認 | 選定・除外まで機械化する | 10項目のうち9番目に本人の1クリック | 照合レポートを読んで承認ボタンを押す | Codexの10項目を採用し、9番目をFableの「レポート承認」で定義した
広告単価 | 3者とも推測と明記する | 相対的な順位のみで実数は無い | 実数を一切持っていないと明言 | 本文全体でRPMは推測であり実測ではないと繰り返し明記した
量産をKPIにしない | 同意する | 本数と再生の相関はr=-0.264 | 選定を全件処理にして機械へ渡す | 投稿本数そのものを目標値にしない
1位のテーマ | JTSBの事故調査報告書 | 上場企業の破綻・経営危機 | 上場企業の倒産・上場廃止 | Claudeが実測の倍率(事件事故0.76 対 企業ビジネス0.12)を優先して割れた
チャンネル数の増やし方 | 第1波1本→段階的に+1・+2・+1 | 4週間で比較して2chへ集中 | 1本ずつ審査を通してから広げる | 段階展開は3者一致。判定のタイミングと基準が違う

### CodexとFableが、私に指摘したこと
📺

#### YPPはチャンネルごとの参加
Codexの指摘
1つ成功しても残り4つが自動的に既存参加者になるとは考えない方が安全。

🏷️

#### AI開示と低品質判定は別問題
Codexの指摘
開示すれば収益化・配信への影響はゼロだが、開示したこと自体が反復的・低付加価値な内容を正当化するわけではない。開示を免罪符にしない。

📄

#### 資料の取得可能性と再利用可能性は別
Codexの指摘
公開PDFでも図・写真・地図を自由転載できるとは限らない。事実は利用できても表現物には著作権がある。図表は数値を検証して自作する。

🎙️

#### 合成音声の誤読が名誉リスクを生む
Codexの指摘
社名・人名・法律名・金額単位の誤読は、字幕が正しくても動画として誤情報になる。固有名詞辞書をチャンネル共通資産にする。

Fableが挙げた、実務の最初の壁
Fableの記憶では「審査を通っていないAPIプロジェクトからアップロードした動画は非公開に固定され、1回の投稿で1,600ユニットを消費し、既定の1日上限が10,000ユニット。5チャンネルで週12本は、API監査の申請と割り当て増なしには回らない」。
これはFableの記憶に基づくもので、私(Claude)は公式で確認していない。Fable自身も「現行の数値は要確認」と書いている。

→ 次のSection 15では「確信を持てないこと」をまとめる。

## ⚠️ 確信を持てないこと
このセクションの3点
① この記事でいちばん弱いのは広告単価。公式データが存在しないので、順位の15点分は3者の推測でしかない
② 実測はジャンルごとに3チャンネルだけ。20ジャンル31チャンネルという数は、代表値と呼ぶには小さい
③ 2024年以降に開設して伸びたチャンネルは31本中1本しか見つからず、新規参入が成立する証拠を持っていない

提案が壊れうる、重い3つ
・広告単価の公式データは存在しない。AdSense公式はRPMの定義(計算式)だけを説明し、ジャンル別の実測値やベンチマークを公表していない。採点の15点分は3者の推測でしかない
・実測は各ジャンル3チャンネルだけ。倍率は登録者が少ないほどブレる(倍率7.88は37本という少数サンプルの結果)。ジャンル全体の代表値としてはサンプルが小さい
・2024年以降に開設して伸びたチャンネルは、実測31本のうち1本しか見つからなかった。しかもそれは検索語と実体がずれている疑いがある。新規参入がいま成立するという証拠を、私は持っていない

### 公式に書かれていなくて、埋めなかったもの
項目 | どこまで分かったか | なぜ埋めなかったか

TTS(合成音声)専用の公式ポリシー | 見つからなかった | 否定的証明であり、検索の索引漏れの可能性を排除できない。「無い=OK」と読み替えていない
同一人物の複数チャンネル運営の可否 | 禁止する専用ポリシーページは見つからなかった | 同上。索引漏れの可能性を排除できない
2026年のAI生成チャンネル削除の公式発表 | blog.youtubeでは見つからなかった | 報道では削除があったとされるが、YouTube公式が名指しした発表は確認できていない
YPPの90日ごとの最低投稿本数 | 規定は見つからず、あるのは「6か月以上無投稿で収益化停止の可能性」のみ | 公式ヘルプに該当する条文そのものが存在しない
広告位置をData API経由で指定できるか | 確認できず | Fableも「確信がない」と書いた項目で、裏取りできる一次資料に到達していない
YouTube Data APIの投稿制限(1回1,600ユニット・非公開固定) | Fableの記憶に基づくもの | 私(Claude)は公式で確認していない

### 実測から言えないこと
🎥

#### 映像は目視確認していない
各チャンネルが本当に顔出しなし・合成音声かは、映像そのものを見て確認したのではなく、チャンネル名と検索結果から判定した

⏱️

#### 倍率は「今の勢い」でしかない
直近10本の再生中央値は、いま伸びているかどうかを示すもので、登録者0の時点で実際にどれだけ再生されたかを直接示すものではない

🔎

#### 検索語とのずれ
ゲーム解説・料理・災害の一部は検索語との一致度が低く、歌唱チャンネルや戦争資料館の映像などが混入している

📺

#### 伸びた型と編成案の食い違い
伸びているチャンネルは1ジャンル特化ではなかった。同じ汎用チャンネルが複数ジャンルの検索上位に出ており、この記事が組んだ「1ch=1テーマ」の編成案とは一致しない。私はこの食い違いを解消していない

### CodexとFableが、自分で挙げた限界
誰 | 確信が持てないこと

Codex | 日本語圏でこの5テーマのどれが実際に最も高い広告単価になるか。公開されたチャンネル別RPM資料が無く、順位は推測でしかない
Codex | 2027年2月1日までに、各チャンネルが現行条件を満たして審査まで完了できるか
Codex | 「ずんだもん・ゆっくり解説」という外形が、2026〜2027年の視聴者にどの程度の飽和感を与えるか
Codex | 本人の「確認」が1本あたり何分なら品質を維持できるか。20〜30本の実測なしには決められない
Fable | 広告単価の実数と順序。一切持っていない。始めてから各チャンネルのRPMをAnalytics APIで取って、本人が実測で並べ直すべき
Fable | 2025年のYPP規定改定の運用。合成音声+立ち絵の解説が一律に「非オリジナル」とされているのか、一次資料の変換なら通るのか、判断事例を知らない
Fable | ずんだもん・ゆっくりの商用条件。法人としての利用に別の許諾が要るかは確信が無い
Fable | YouTube Data APIの投稿制限。審査を通っていないAPIプロジェクトは非公開固定・1回1,600ユニット消費・1日上限10,000ユニットという記憶で書いたが、現行の数値は要確認

→ 次のSection 16では、あなたが自分で考えている2つの案を、同じ5軸で採点する。

## 🎁 おまけ — あなたの2案を採点する
この章はあなたからの追加依頼に応える。あなたが自分で考えている2つの案を、20テーマと同じ5軸(合計100点)で採点する。20テーマの順位づけと違う基準は使わない。甘くも、辛くもしない。

このセクションの3点
① 先に結論。①決算発表は「速報」をやめれば採用、速報のままなら不採用。55点
② ②ビジネスモデル紹介は、いまの形では不採用。35点。あなた自身の絶対条件と2つぶつかる
③ ただし②の「属人か非属人かで分ける」という軸そのものは残す価値がある。入力を変えれば①と同じ資料で作れる

### ① さとまた式決算発表 — NVIDIAやトヨタの速報をAIでテンプレ化
🤖 Claudeの判定 55点/100点・条件付き
速報を捨てれば上位に化ける。速報のままなら勝てない

- 実測で経済金融の倍率は0.34、企業ビジネスは0.12で20ジャンル中の最下位クラス

- 決算短信はXBRLで構造化されており、一次資料の強さだけは20テーマの1位・2位と同水準

- 個別銘柄の売買を推奨すると、金融商品取引法の投資助言・代理業の登録が要る

くわしい根拠を読む ▾閉じる ▴
この案の強みと弱みは、同じ「決算」という素材のどちら側を使うかで正反対になる。決算短信そのものはXBRLで機械可読という強い一次資料だが、「速報」という形にした瞬間、勝負の軸が資料の強さから時間の速さに変わってしまう。

軸 | 点 | 理由

① 倍率 | 4/30 | 実測で経済金融0.34・企業ビジネス0.12。しかも「ゆっくり企業解説&決算」は登録8.69万で倍率0.12
② 一次資料の構造化度 | 24/25 | 決算短信はXBRLで構造化されていて機械可読。これは20テーマの1位・2位と同じ強さ
③ 削除・規約リスク | 12/20 | 金融商品取引法。有償で個別助言性を帯びる構成(会員限定・サロン誘導等)は投資助言・代理業の登録対象になり得る。★ただし動画への当てはめは金融庁の一次解釈に到達できておらず断定できない。「解説」と「助言」の線を越えない設計が要る
④ 広告単価(推測) | 12/15 | 金融は高い帯(3者とも推測。実測ではない)
⑤ 飽和度 | 3/10 | 証券会社の公式チャンネル(マネックス・楽天・SBI)が無料で速報を出している。個人が速さで勝つ相手ではない
合計 | 55/100 | 条件付き

なぜ速報では勝てないか
速報は時間との競争になる。決算短信のPDFが出てから動画を公開するまでに数時間かかるが、Xと証券会社のライブ配信のほうが速い。証券会社の公式チャンネル(マネックス・楽天・SBI)はすでに無料で速報を出しており、個人が速さで勝つ相手ではない。ただしこれは私の判断であり、各社の配信内容や実際の反応速度を自分で実測したわけではない。
もう一つの重さは金融商品取引法である。個別銘柄の売買を推奨すると投資助言・代理業の登録が必要になるため、「解説」と「助言」の線を越えない設計が要る。

提案。「速報」ではなく「決算を1社1本、5年分の推移で読む」に変える。そうすると同じ入力(決算短信のXBRL・有価証券報告書)のまま、20テーマの2位(倒産の帳簿)とほぼ同じ強さになる。XBRLが機械可読である以上、②の点は動かない。24/25は20テーマの1位・2位と同じ点数である。

### ② さとまた式ビジネスモデル — 個人で稼げるモデルを属人/非属人で分けて紹介
🤖 Claudeの判定 35点/100点・却下寄り
あなた自身の絶対条件と、正面から2つぶつかる

- 実測で企業ビジネスの倍率は0.12、20ジャンル中19位

- 「個人で稼げる」を裏づける公的統計がほとんど無く、一次資料の強さが20テーマ中でも最下位クラス

- YouTubeのInauthentic contentに最も近い領域で、既に「副業で月◯万」系の量産テンプレの巣窟になっている

くわしい根拠を読む ▾閉じる ▴
この案が弱いのは倍率や飽和度だけではない。あなた自身がこのプロジェクトの恒久ルールに書いている条件と、この案そのものが噛み合っていない。

軸 | 点 | 理由

① 倍率 | 4/30 | 実測で企業ビジネス0.12=20ジャンル中19位
② 一次資料の構造化度 | 8/25 | 「個人で稼げる」を裏づける公的統計がほとんど無い。国税庁の申告所得や中小企業白書は業種別で、個人の事業モデル別ではない
③ 削除・規約リスク | 10/20 | YouTubeのInauthentic contentに最も近い領域。「副業で月◯万」系は既にテンプレ量産の巣窟で、同じ形に見える
④ 広告単価(推測) | 11/15 | ビジネス帯は高め(3者とも推測。実測ではない)
⑤ 飽和度 | 2/10 | 最も飽和している。しかも依頼者自身がGoogle上位のマーケ記事汚染を恒久ルールとして書いている
合計 | 35/100 | 却下寄り

この案が、あなたの条件とぶつかる2点
・「個人で稼げる」の説得力は語り手の実績に依存する=これは属人テーマである。しかもあなたは会社名も実績も公開しないという絶対条件を持っている。なぜこの人の言うことを信じるのかが構造的に空欄になる
・一次情報が無い。あなたは「マーケ記事を基軸にするな」を恒久ルールにしているが、このジャンルで一次情報だけで作ると中身がほとんど残らない
・実測で企業ビジネスの倍率は0.12=20ジャンル中19位
・最も飽和している。あなた自身が「Google上位はドロップシッピング稼げます系の煽りから高額講座へのマーケ動線で汚染されている」と書いている

ただし、救いが1つある
「属人/非属人で分ける」という軸そのものは珍しく、これはあなた固有の物差しである。提案は「稼げるビジネスモデル紹介」ではなく「実在した事業の、属人/非属人の分かれ目を判定する」に変えること。入力を倒産事例・行政処分・第三者委員会報告書にすれば、20テーマの2位・3位・7位と同じ資料で作れる。つまり②は単独のテーマとしては成立しないが、①と同じ資料を使う別の切り口としては成立する。

2案を、変える前と後で
あなたの案のまま

- ・①決算速報:倍率4/30・飽和3/10で55点止まり。証券会社の公式配信に速度で負ける

- ・②ビジネスモデル紹介:倍率4/30・一次資料8/25・飽和2/10で35点。属人性と一次情報不足が解消しない

入力を変えた場合

- ・①決算を1社1本・5年分の推移で読む:入力はXBRLのまま。①は上がり⑤は下がる。倒産の帳簿(2位)と同水準になる

- ・②実在した事業の、属人/非属人の分かれ目を判定する:入力を倒産・行政処分・第三者委員会報告書に変える。単独テーマではなく1位・2位・7位の切り口として成立する

→ 次のSection 17では、3兄弟レビューで見つかった私の誤りを記録する。

6/6 📝 3兄弟レビューで見つかった私の誤り

## 📝 3兄弟レビューで見つかった私の誤り
このセクションの3点
① デザイン・高校生・Codexの3つを回した。高校生は32点と38点で、どちらも合格点の80点に届かなかった
② Codexは重大3・中9・軽微2を指摘し、私の誤りは15件あった。そのうち3件は自己矛盾で、1件は算数ミス
③ ★いちばん重いのは、YPPの審査対象を動画1本だと書いていたこと。審査されるのはチャンネルであって動画ではない

公開前に3つのレビューを回している。①実ブラウザでの目視と機械チェック ②予備知識ゼロの読み手2人 ③別のモデル(Codex)による事実と論理の検査である。以下は全部、そこで見つかった私の誤りだ。

32点
高校生1人目の内容点

38点
高校生2人目の内容点

15件
Codexが見つけた私の誤り

3件
そのうち自己矛盾だったもの

### ① いちばん重い3つ
# | 何を間違えたか | どう直したか

1 | ★YPPの審査対象を動画1本だと書いていた。「今年のうちに1本でも審査を通せば」という書き方をしていたが、審査されるのはチャンネルであって動画ではない | 「期限前にそのチャンネルが現行条件を満たしてYPPへの参加が承認されれば」に置き換えた
2 | 「既存参加者は対象外」を、将来も無条件で維持されるように書いていた | 「2027年2月の新規参加条件の対象にはならない。ただしYPPの継続可否は別の規約・審査に従う」と限定した。Codexは自分の原案でも「一度参加すれば永久に条件不問とまでは断定できない」と留保していた
3 | 金融商品取引法について「個別銘柄の売買を推奨すると登録が要る」と断定していた。調査の正本には「動画への当てはめは金融庁の一次解釈に到達できておらず断定できない」と書いてあるのに、その留保を消していた | 「有償で個別助言性を帯びる構成は登録対象になり得る。ただし動画への当てはめは断定できない」に直した

### ② 自己矛盾が3件あった
🔀

#### 「ゆっくりは使わない」と言った直後に、霊夢・魔理沙を例に出していた
第6章で「5チャンネルともVOICEVOX系で組む。ゆっくりの立ち絵は使わない」と結論づけたのに、第10章の話者の使い分けの例に「ずんだもん/霊夢・魔理沙/別のVOICEVOX話者」と書いていた。東方Projectの条件を自分で再導入してしまっていた。VOICEVOX話者だけに統一した。

🔢

#### 「5本を同時に立てない」と書きながら、第3波で2本を同時に足していた
編成の表で、第3波が ch3 と ch4 を同時に追加する形になっていた。方針と表が食い違っていたので、第3波も1本ずつにした。

🔟

#### 「最初の10本」と書いた表が、数えると12本だった
週の本数を足すと 2+2+3+2+3 で12本。Codexが検算して見つけた。表記を12本に直した。

🧮

#### ★算数を間違えた。尺の最大差を68倍と書いていた
2,258秒 ÷ 34秒 = 66.4倍。「68倍」の根拠になる数字は私の手元に無かった。「約66倍」に訂正した。前の記事でも同じ型(倍率の計算違い)をやっている。

### ③ 確認していないことの断定と、引用の歪み
# | 何を間違えたか | どう直したか

5 | 名誉毀損の安全策として「断定を避けて『と報道された』の伝聞形にする」と書いた。伝聞形にしても名誉毀損のリスクは消えない | 「伝聞形にすれば安全、ではない」と明記し、一次資料の範囲を超えない/個別に要件を確認する/確認できないなら扱わない、に直した
6 | 戦時加算の除外条件を「1941年12月8日以降の連合国民の著作物」と書き、対象期間を無限に広げていた | 「適用対象になり得る期間・国籍・権利状態を個別に確認する。日付だけで自動判定しない」に直した
7 | ホラーなどについて「一次資料がゼロ」と断定した。今回の調査で定型的な資料を見つけられなかった、という以上のことは言えない | 「自動で台本化できる定型的な一次資料を、今回の調査では確認できなかった」に弱めた
8 | 「高齢層の視聴が長い」「固定客の離脱が少ない」「地名で検索される」「競合が薄い」を、根拠なしに事実として書いた | 全部に「★これは私の推測で、実測していない」を付けた
9 | ★Codexの主張を曲げていた。「CodexもFableも1本目を通してから広げろと言った」と書いたが、Codexの原案は「最初に5テーマを比較し、4週間で勝った上位2チャンネルへ集中する」だった | 2つのAIで言い方が違ったことを明記し、私がFable側を採ったと書いた
10 | 8分の動画について「8分未満なのでミッドロールは入らない」と書いたが、提案している尺はちょうど8分だった | 「8分ちょうどなら対象になり得る。8分未満だと入らない」に直した
11 | 事件事故の倍率0.76を「20ジャンル中4位」と書いた。0.76は2ジャンルあるので同率2位 | 「同率2位」に直した
12 | 「20テーマと同じ5軸で採点する」と書いたが、20テーマ側には軸別の点を出していないので、点数どうしを比べられない | 「同じ配点の枠組み。ただし点数どうしを厳密に比べることはできない」に弱めた

Codexが検算して、合っていたもの
合っていたのは、倍率の比(0.76 ÷ 0.12 = 6.333…で「6.3倍」)、第16章の55点(4+24+12+12+3)、35点(4+8+10+11+2)、週の本数の合計12本。一次情報からの数値の転記も、尺の倍率と順位表現を除いて一致していた。
つまり私の誤りは、実測した数字そのものではなく、その数字を言葉にするところに集中していた。これは前の2本の記事でも同じで、私が繰り返している型である。

### ④ 高校生レビュー — 32点と38点
2人とも言ったこと | どう直したか

★「倍率」が第1章でいきなり数字だけ出てきて、定義が第3章まで出てこない | 第1章の冒頭に「倍率=直近10本の再生中央値÷登録者数」の説明を置いた
JTSB・YPP・RPM・EDINET・XBRL・SESC・NITE・PMDA・AquesTalk など、略語が説明なしで出てくる | 第1章の先頭に用語カード20枚を折りたたみで置いた
5チャンネルの編成表が第1章と第10章でほぼ同じものが2回出てくる | 第10章の表を折りたたみへ移し「第1章の表と同じもの」と明記した
第12章で法律の条文が原文のまま何個も並び、頭に入らない | 「要するに何が危ないか」のカード4枚を先に置き、条文の表は折りたたみへ移した
第16章のおまけが、結局その案を採用するのかしないのか分からないまま終わる | 章の冒頭に結論を3行で置いた(①は速報をやめれば採用、②は不採用)
第17章が「ここに本文を書く」のまま | この章がそれ

2人とも「面白い」と言った1箇所は、削らずに残した
第5章の「スパムポリシーに、あなたの運用がそのまま書いてある」である。1人は「うわ、名指しされてる」、もう1人は「ゾッとする感じがして印象に残った」と書いた。
YouTubeのスパムポリシーに「多数の動画にわたって全く同じBGMと繰り返しのAI生成画像を使い、各動画がAI生成台本を読み上げるチャンネル」という例がそのまま載っていて、それが依頼された運用とほぼ一致している、という部分だ。ここは薄めずに残した。
もう1人は「第16章で依頼者自身の案を35点で却下寄りと言い切っているところは、忖度してない感じがして好感が持てた」とも書いた。だから点数も下げずに残してある。

### ⑤ 私が調査の依頼文に書いた前提も、1つ間違っていた
私は法務の調査を投げるときに「2019年に『ゆっくり』の商標問題があったはず」と書いた。これは誤りで、実際は2022年だった。
2022年5月15日にYouTuberが「ゆっくり茶番劇」を商標登録し、炎上を経てドワンゴが無効審判を請求、2023年8月21日に無効審決が確定している。調査を担当したエージェントが「依頼の前提は誤り」と正面から書いてきたので分かった。指示を出す側の前提が間違っていると、調査は間違った年を探しに行く。今回はたまたま拾えたが、拾えない形もありうる。

### ⑥ デザインレビュー — 実ブラウザで390pxと1280px
失格条件の判定(1つでも当たれば公開しない)
✓ 390pxで横スクロールが発生していないか
発生なし

✓ 大きい数字が折り返していないか
折り返しなし

✓ SVGの実効フォントサイズが9px以上か
図3枚とも下限12.5pxで描いた

✓ 表が7列以上になっていないか
最大6列

✓ 見出しに色が付いているか
緑系で着色されている

✓ 最初の画面が文字の壁になっていないか
答えの4行と倍率の説明を先に置いた

この記事で私が繰り返した型
3本続けて同じ形の誤りを出している。本文を直したのに、その本文の要約(判定カード・章の3点・折りたたみの中の表・別の章の例示)を直し忘れる。今回は「ゆっくりは使わない」と結論づけた直後に霊夢・魔理沙を例に出す形で出た。
もうひとつが算数である。前の記事では価格差の倍率を、今回は尺の倍率を間違えた。どちらも割り算1回で、どちらもCodexが検算して見つけた。私は自分で検算していない。

→ 20テーマのランキングと、今週やる3手は第1章に戻ればある。