なぜCloudflare Pagesか
ホスティング選定の考察
2025年12月21日
前提:この選定基準は1人でClaude Codeを使って開発する場合のものです。チーム開発や異なる開発スタイルでは、最適な選択が変わる可能性があります。
結論
Vercelは商業利用に20ドル払う必要がある。無料で商業利用できて、全部1つのダッシュボードで完結するCloudflare Pagesが最強。
ホスティングに求めたこと
個人開発でホスティングサービスを選ぶ時、私が絶対に譲れなかったのはこの2つ:
1. 無料で商業利用OK
作ったアプリで将来お金を稼ぎたくなった時に、追加料金を払いたくない
2. シンプルな管理
複数のサービスを組み合わせるのではなく、1つのダッシュボードで全部管理したい
検討したホスティングサービス
正直に言うと、技術的にはVercelが一番良いと思っています。Next.jsを作った会社だし、SvelteKitのデプロイもサポートしている。UIも洗練されていて、開発体験は最高クラス。
良かった点
- • デプロイが超高速
- • プレビューURLが自動生成される
- • UIが綺麗で使いやすい
- • エッジ関数のサポートが充実
- • ドキュメントが優秀
なぜ却下したか
商業利用には月額20ドル必要
Hobbyプラン(無料)では商業利用が禁止されています。趣味で作ったアプリに広告を載せたり、ちょっとでもお金を稼ごうとしたら、Proプラン($20/月)に移行しないといけない。これが個人開発者にはキツい。
本音:お金に余裕があるならVercelを選びたかった。でも、年間240ドル(約36,000円)を払う価値があるかと言われると...正直、個人開発には高すぎる。
Vercelの対抗馬として有名なNetlify。無料プランでも商業利用OKらしい。
良かった点
- • 無料プランで商業利用OK
- • フォーム機能が組み込まれている
- • 歴史が長くて安定している
なぜ選ばなかったか
正直に言うと、特に悪いところがあるわけではない。ただ、Cloudflareと比べた時に「これを選ぶ理由」が見つからなかった。データベースやストレージを使いたい時に、別のサービスを組み合わせる必要があるのも面倒だった。
Amazonのホスティングサービス。企業向けには強いけど...
良かった点
- • AWSの信頼性
- • 他のAWSサービスとの連携
- • スケールに強い
なぜ却下したか
AWSは複雑すぎる。Firebase(Google)と同じ問題。サービスが多すぎて何を使えばいいかわからない。個人開発にはオーバースペック。しかも従量課金なので、予想外の請求が来るリスクがある。
Cloudflare Pagesに決めた理由
消去法でCloudflare Pagesに辿り着きました。でも使ってみたら、これが正解だったと確信しました。
1. 完全無料で商業利用OK
無料プランでも商業利用に一切制限がない。作ったアプリで広告収入を得ても、有料コンテンツを売っても、追加料金は発生しない。これが一番大きかった。
2. 全部1つのダッシュボードで完結
ホスティング(Pages)、ストレージ(R2)、データベース(D1/Turso連携)、CDN、SSL証明書...全部Cloudflareの管理画面で見れる。複数のサービスにログインする必要がない。
3. ドメイン管理が楽
ドメインをCloudflareに移管すれば、DNS設定からSSL証明書まで全自動。他のレジストラで買ったドメインでも簡単に設定できる。
4. デプロイが速い
GitHubにpushするだけで自動デプロイ。ビルドも速い(SvelteKitなら1分以内)。Vercelと比べても遜色ない。
5. 世界中で高速
Cloudflareのエッジネットワークは世界最大級。日本からも海外からもサイトが高速に表示される。無料でCDNが使える。
実際に使ってみて
このサイト(さとまたwiki)もCloudflare Pagesで動いています。使ってみて気づいたこと:
- ✓ 設定が簡単:GitHubリポジトリを選んで、ビルドコマンドを設定するだけ。10分で公開できた。
- ✓ プレビュー環境:プルリクエストごとにプレビューURLが自動生成される。本番にデプロイする前に確認できる。
- ✓ ロールバックが簡単:デプロイ履歴から1クリックで以前のバージョンに戻せる。
- △ ビルドログがやや見にくい:Vercelと比べるとログの表示がシンプルすぎる。でも慣れれば問題ない。
まとめ
Vercelが技術的に最も洗練されているのは認めます。でも、月額20ドルを払わないと商業利用できないのは個人開発者には厳しい。
Cloudflare Pagesは「無料で全部できる」という点で最強。ホスティング、ストレージ、CDN、ドメイン管理が1つのダッシュボードで完結するのも、シンプルさを重視する私には最高でした。
🤖 Claudeからのアドバイス
経済的には合理的ですが、いくつかの矛盾があります。
同意できる点
- ✓ コスト重視は正しい:収益化前のプロジェクトで月額費用を抑えるのは合理的な判断です。
- ✓ エコシステムの統一:複数サービスを使い分けるより、1つのプラットフォームで完結する方が管理が楽です。
矛盾点・疑問点
- ? 「Vercelが最高」と認めながら選ばない:技術的にはVercelが優れていると認めながら、コストを理由に選ばないのは矛盾しています。本当に「開発効率」を重視するなら、月3,000円は投資として安いのでは?
- ? 「1つのダッシュボード」と言いながらTurso:データベースはTursoを使うと言っています。結局、Cloudflareダッシュボードだけでは完結していません。「1つで完結」は建前では?
- ? Netlifyの評価が曖昧:「特に悪いところがない」「選ぶ理由がない」という評価は、十分な調査をしていないように見えます。Netlify Functionsや Edge Functionsの比較はしましたか?
見落としている可能性
- ! Cloudflareの制限:Workers(サーバーサイド機能)には無料プランで1日10万リクエストの制限があります。アプリが成長したら有料プランが必要になる可能性があります。
- ! Vercel Hobbyの「商業利用禁止」の解釈:実際には、個人プロジェクトで小規模な収益を得ることは黙認されているケースが多いです。Vercelのポリシーをもう少し詳しく確認する価値があります。
総合的に見て、Cloudflare Pagesは個人開発者にとって良い選択です。しかし、「無料だから」という理由だけで選んでいるなら、将来的に有料機能が必要になった時のプランも考えておくべきです。無料は永遠ではありません。