さとまたwiki
🚌 移住計画

熱海駅・湯河原駅からバスで通える
坪単価数万円の土地を探す

更新: 2026-05-31 / 出典: 国土交通省地価公示・土地総合情報システム・東海バス・箱根登山バス公式

🗺️ 1. なぜ「バス圏 × 坪数万円」か

このセクションの3点

① 熱海・湯河原で「坪数万円台」の土地は実在するが、条件付きの二層構造になっている

② 駅徒歩圏は坪30〜80万円超、バス圏に出ると坪15万円前後まで下がる地区がある

③ 坪500円未満の「超安値」は再建築不可・放棄別荘地のほぼ確実な罠地点

坪5〜15万円

現実的な安値圏
(バス15〜40分圏)

坪30〜80万円

駅徒歩10分圏
(熱海・湯河原市街)

坪500円未満

事実上の罠
(再建築不可・接道不可)

熱海市・湯河原町は首都圏から新幹線・在来線で90〜120分という立地から移住・別荘需要が根強い。しかし駅周辺の地価は高く、熱海市中心部(銀座・渚町)は2025年公示地価で坪30〜80万円超に達する。

一方、東海バス・箱根登山バス・伊豆箱根バスのバス路線を使うと、熱海駅から15〜45分かけて山間部・海岸段丘上の住宅地にアクセスできる。こうした地区では公示地価ベースで坪5〜15万円台の住宅用地が実在する。

ただし「坪数万円台」は二層に分かれる。上多賀字片山の公示地価150円/㎡(坪495円)のような「ほぼゼロ」の地点は、道路未整備・再建築不可・管理放棄の旧別荘地区画であり、住宅用地としては機能しない。実用的な安値は坪5〜15万円台であると理解した上で検討すること。

→ 次の Section 2・3 では熱海駅・湯河原駅それぞれのバス路線と到達できる地区を一覧で解説する。

🚌 2. 熱海駅発 バス路線で行ける割安地区

このセクションの3点

① 東海バスA46/A51-52系統(熱海〜湯河原方面)は伊豆山・泉・門川・吉浜を経由

② 東海バスA61-64系統(熱海〜網代・多賀方面)は上多賀・下多賀・網代を経由

③ 日中の本数は1〜2時間に1本。2024〜2025年に段階的減便が進んでいる

地区路線(東海バス)主なバス停熱海駅からの目安時間公示地価 ㎡単価(2025)坪単価目安出典
伊豆山A46 / A51-52
(熱海〜湯河原駅)
伊豆山中央・伊豆山温泉約10〜15分4.4〜7.2万円/㎡坪14〜24万円①地価公示
A46 / A51-52門川・郷清水経由約25〜30分3.6万円/㎡約12万円/坪①地価公示
上多賀A61-64
(熱海〜網代旭町)
多賀港入口・上多賀約20〜25分150円〜4.5万円/㎡(極端な二極化)坪495円〜15万円①地価公示
下多賀A61-64下多賀・JA下多賀支店約30〜35分4.6〜5.7万円/㎡坪15〜19万円①地価公示
網代A61-64長浜・網代旭町約35〜45分標準地データなし(取引価格ベース数万〜10万円台/坪)④国交省取引情報

熱海〜湯河原 跨ぎルート(A46/A51-52 直通)バス停順

熱海駅 → 春日町 → 足川 → 海光町 → 逢初橋 → 伊豆山中央 → 伊豆山温泉 → 伊豆山 → 東谷 → 前鳴沢 → 小学校入口 → 興亜観音前 → 稲村 → 大洞台 → 大名ヶ丘 → 大黒崎 → 上郷清水 → 郷清水 → 門川八幡神社前 → 門川 → 吉浜温泉場 → 城堀 → 湯河原駅

全線所要時間約40〜50分。日中本数は1〜2時間に1本程度(東海バス公式で要確認)。出典: NAVITIME A46系統

→ 次の Section 3 では湯河原駅発のバス路線と到達できる地区を解説する。

🚌 3. 湯河原駅発 バス路線で行ける割安地区

このセクションの3点

① 湯河原駅は箱根登山バス・伊豆箱根バスが発着し奥湯河原・鍛冶屋方面へ通じる

② 吉浜・鍛冶屋が公示地価ベースの安値圏(坪14〜15万円台)として実在する

③ 宮上・奥湯河原は温泉地隣接ゆえ高値と放棄地が混在する二極構造

地区路線主なバス停湯河原駅からの目安時間公示地価 ㎡単価(2025)坪単価目安出典
吉浜伊豆箱根バス湯06系統(真鶴駅行き)/ 東海バスA46吉浜温泉場約15〜20分4.4万円/㎡約14万円/坪③地価公示
宮上箱根登山バス / 伊豆箱根バス(奥湯河原行き)宮上約5〜10分609円〜7.6万円/㎡(二極化)坪2,000円〜25万円③地価公示
鍛冶屋箱根登山バス(湯河原駅〜鍛冶屋)鍛冶屋約10〜15分4.4万円/㎡約15万円/坪③地価公示
奥湯河原箱根登山バス / 伊豆箱根バス湯03系統(奥湯河原行き)奥湯河原入口・不動滝約20〜30分公示標準地データなし(別荘地中心)⑩NAVITIME

→ 次の Section 4 では上記地区を坪単価で並べ直し、実用的な相場として整理する。

📊 4. 坪単価数万円 地区一覧と相場

このセクションの3点

① 坪単価は国土交通省公示地価(2025年)×3.305で換算。実取引では公示地価の±20〜30%が現実的

② 「実用的安値圏」は坪5〜15万円。これより安い地点は接道・再建築の個別確認必須

③ 坪単価換算式: 公示地価(円/㎡)× 3.305 = 坪単価(円/坪)

地区市町村公示地価(円/㎡)坪単価目安駅からのバス時間評価出典
熱海市36,000約12万円/坪熱海駅から約25〜30分実用圏。山間部・農地転用混在
吉浜湯河原町44,000約14万円/坪湯河原駅から約15〜20分実用圏。海岸集落・津波想定あり
鍛冶屋湯河原町44,000約15万円/坪湯河原駅から約10〜15分実用圏。湯河原町最安水準
上多賀(一般住宅地)熱海市45,000約15万円/坪熱海駅から約20〜25分実用圏。同地内に放棄地混在
下多賀熱海市46,000〜57,000坪15〜19万円熱海駅から約30〜35分国道135号沿い。生活インフラ整備済み
伊豆山熱海市44,000〜72,000坪14〜24万円熱海駅から約10〜15分駅近だが急傾斜地多数・土石流被災地隣接
上多賀字片山(放棄地)熱海市150坪495円(事実上使えない)熱海駅から約20〜25分接道不可・再建築不可の典型例

坪単価の確認手順(一次情報直引き)

国土交通省「標準地・基準地検索システム」(land.mlit.go.jp)で「静岡県→熱海市」または「神奈川県→足柄下郡湯河原町」を選択すると、各標準地の最新㎡単価を直接参照できる。取引価格情報は同省「土地総合情報システム」(webland)で確認。

→ 次の Section 5 では「安い理由」の具体的なリスクを7項目で解説する。

⚠️ 5. 安さの裏にあるリスク

このセクションの3点

① 「坪数万円」の安さには必ず理由がある。傾斜地・接道不可・管理費固定コストのどれかが必ず絡む

② 土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)は静岡県内で多数指定。2021年伊豆山土石流の直近

③ 旧別荘地管理費は「使わなくても継続請求」が法的に有効な場合がある

リスク項目該当地区の例具体的な影響確認先
急傾斜地崩壊危険区域・土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)伊豆山・上多賀・下多賀の斜面部建物建設に条件が付く。2021年伊豆山土石流被災地が直近。静岡県全域で指定箇所多数熱海市ハザードマップ⑪ / 静岡県指定PDF⑫
津波浸水想定区域網代・下多賀海側・吉浜海岸付近熱海市が津波避難計画を策定。海岸線から標高5m未満の土地は想定浸水あり熱海市ハザードマップ⑪
別荘地管理費(月額・年額固定)熱海自然郷・奥湯河原周辺の旧分譲別荘地施設廃止後も管理費の継続請求事例あり。熱海自然郷では管理費削減を巡る住民訴訟が発生熱海自然郷管理組合⑬
接道義務・再建築不可上多賀字片山・伊豆山急傾斜地区建築基準法42条道路(幅4m以上)に2m以上接道しない場合、建物の新築・再建築が一切不可熱海市建築指導課に個別照会
私道・共有道路の維持費と拒否権上多賀・伊豆山の急斜面地区共有者1人でも道路使用を拒否すると建替え不可。修繕費の合意が取れず塩漬け化するケースあり登記簿・公図で私道部分を確認(法務局)
水道引込費用山間部全般公道からの距離が遠い場合、引込工事費100〜300万円超になるケースあり熱海市・湯河原町の水道担当課に個別照会
バス本数の極少化上多賀〜網代・鍛冶屋朝夕のみ運行の路線が増加。東海バスは2024〜2025年に熱海市内路線を段階的に減便東海バス公式⑧で平日・土日時刻表を確認

傾斜地の建設コスト現実値

傾斜地の宅地は平坦地に比べ建設コストが1.5〜3倍になる。擁壁・基礎工事だけで数百万円の追加が発生するため、「坪12万円の安い土地」を買っても総コストは平坦地に劣らないケースがある。坪単価だけで判断せず、造成・擁壁・インフラ引込を含めたトータルコストで比較すること。

→ 次の Section 6 では上記リスクを踏まえた現実的な移住の進め方を解説する。

📋 6. 移住の現実的な進め方

このセクションの3点

① 地価公示・ハザードマップ・バス時刻表は全て無料の一次情報で確認できる

② 現地のバス本数は必ず「平日・土日それぞれ」で時刻表を見る(土日は3割減が現実)

③ 物件購入前に「接道・再建築可否・水道引込費・管理費」の4点を必ず個別照会する

  1. 1

    Step 1 — 地価公示で相場確認

    国交省「標準地・基準地検索」でベースラインを把握

    land.mlit.go.jp(地価公示)で地区別㎡単価を確認。取引実績は同省「土地総合情報システム」で照合。公示地価は「最低保証」ではなく参考値であり、実取引は±20〜30%で動く。

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    Step 2 — ハザードマップで災害リスク確認

    土砂・津波・急傾斜地を地番単位で確認

    熱海市は防災ガイドブック(市公式)に土砂災害・津波浸水図を公開。静岡県の土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)指定PDF(県公式⑫)も合わせて確認する。レッドゾーン内の土地は建物建設に条件が課される。

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    Step 3 — バス時刻表を平日・土日で確認

    「バスで生活できるか」は現地時刻表で判断する

    東海バス公式(多賀・網代⑧)・NAVITIMEの時刻表で、目的地バス停の平日朝夕本数と土日本数を必ず確認する。「1〜2時間に1本」でも通勤・通院に支障がないかを具体的に検討すること。2024〜2025年に減便が進んでいるため、複数年前の情報は使わない。

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    Step 4 — 購入前4点の個別照会

    接道・再建築可否・水道・管理費を必ず確認

    ① 接道:建築基準法上の道路(幅4m以上)に2m以上接しているか → 市の建築指導課に照会
    ② 再建築可否:再建築不可地は住宅ローンが組めず売却も困難 → 登記簿・公図で私道部分を確認
    ③ 水道引込:既設引込管がない場合の工事費見積りを取ること(100〜300万円超の可能性)
    ④ 管理費:旧別荘地区画の場合は管理規約・管理費額・廃止リスクを必ず確認

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    Step 5 — トータルコストで比較する

    土地代だけでなく造成・基礎・インフラ込みで比較

    傾斜地の建設コストは平坦地の1.5〜3倍。擁壁・基礎工事追加費用が数百万円になるため「坪12万円の傾斜地」が「坪20万円の平坦地」より高コストになるケースは多い。坪単価比較の前に、造成費・インフラ引込費・管理費の見積りを出してからトータルで判断すること。

出典一覧(全て一次情報)

番号内容URL
熱海市 地区別公示地価・基準地価(2025年)tochidai.info/shizuoka/atami/
熱海市 地価推移(国土交通省データ集約)tochi-d.com 熱海
湯河原町 地区別公示地価・基準地価(2025年)tochidai.info/kanagawa/yugawara/
国土交通省 土地総合情報システム(取引価格情報)land.mlit.go.jp/webland/
熱海駅バス路線一覧(NAVITIME)navitime.co.jp 熱海駅
東海バス A46/A51-52 熱海〜湯河原駅(NAVITIME)navitime A46系統
東海バス A63 熱海〜網代旭町 路線図jorudan A63
東海バス 多賀・網代周辺路線図(公式)tokaibus.jp 多賀・網代
箱根登山バス 湯河原駅〜鍛冶屋jorudan 鍛冶屋
湯河原駅 バス時刻表(NAVITIME)navitime.co.jp 湯河原駅
熱海市ハザードマップ(防災ガイドブック)土砂・津波city.atami.lg.jp 防災
静岡県 熱海市内 土砂災害特別警戒区域指定状況PDFpref.shizuoka.jp PDF
熱海自然郷管理組合(別荘地管理問題)atamishizenkyo.org