実体験からの教訓
Tauri + SvelteKitで失敗し、学んだこと
このページでは、実際にTauri + SvelteKitで動画編集ソフトを開発し、 Claude Code CLIでの編集が困難になった経験から得られた教訓をまとめます。
何が起きたか
1 開発開始
Tauri + SvelteKit + Rustで動画編集ソフトの開発を開始。 最新技術を使った野心的なプロジェクトでした。
2 統合・デプロイ成功
アプリケーションは正常にビルドされ、起動も成功しました。 機能的には問題なく動作していました。
3 Claude Code CLIでの問題発覚
Claude Code CLIで編集しようとすると、非常に時間がかかり、 実用的でなくなりました。小さな変更でも長時間待つ必要がありました。
4 Tauri削除
結局、Tauriを外してSvelteKitのみの構成に変更しました。 Web技術だけの方がClaude Codeでの開発が効率的でした。
原因分析
原因1: デュアル言語
TypeScript + Rustの両方を理解する必要があり、 コンテキスト消費が2倍以上になった。
原因2: モノリシック構造
メインのSvelteファイルが2,726行に膨れ上がり、 全体を読み込む必要があった。
原因3: コンパイル時間
Rustの初回ビルド2-5分、増分でも30秒-2分で 開発サイクルが遅くなった。
得られた教訓
教訓1: 単一言語で完結させる
Claude Codeでの開発効率を最大化するには、単一言語で完結するアーキテクチャを選ぶべき。 Python、JavaScript、Rustのいずれか一つに絞る。
教訓2: ファイルを小さく保つ
1ファイルあたり300行以下を目安にする。 大きなファイルはClaude Codeの処理を遅くする。
教訓3: コンパイル言語は慎重に
Rust, C++などのコンパイル言語は、ビルド時間が開発サイクルを遅くする。 インタープリタ言語(Python)やホットリロード対応言語(JavaScript)が望ましい。
教訓4: 最新技術より実用性
Tauriは素晴らしい技術だが、Claude Codeでのバイブコーディングには向いていなかった。 技術選定は「Claude Codeで効率的に開発できるか」を基準にする。
具体的な数値
| 項目 | Tauri + SvelteKit | Python + DearPyGui |
|---|---|---|
| メインファイル行数 | 2,726行 | 500行以下 |
| 使用言語数 | 2言語 | 1言語 |
| 初回ビルド時間 | 2-5分 | 即座 |
| Claude Code処理速度 | 遅い | 最速 |
結論
Claude Codeでバイブコーディングするなら、シンプルさを優先する
- ・ 単一言語で完結(Python推奨)
- ・ ファイルを小さく分割(300行以下)
- ・ コンパイル不要or高速な言語
- ・ 依存関係を最小限に