Tauri + SvelteKit
実体験に基づく非推奨理由
Claude Codeでの開発には向いていません
Tauri + SvelteKitで動画編集ソフトを開発し、統合・デプロイ・起動まで成功しましたが、 Claude Code CLIで編集しようとすると非常に時間がかかり、実用的でなくなりました。 結果、Tauriを外してSvelteKitのみの構成に変更しました。
発生した問題
問題1: デュアル言語の負担
TauriはフロントエンドにTypeScript、バックエンドにRustを使用します。 Claude Codeは両方の言語を理解する必要があり、コンテキスト消費が2倍以上になります。 結果、処理速度が大幅に低下します。
問題2: Rustのコンパイル時間
Rustは初回ビルドに2-5分、増分ビルドでも30秒-2分かかります。 小さな変更を試すたびにこの時間を待つ必要があり、開発サイクルが非常に遅くなります。
問題3: モノリシック化しやすい
実際のプロジェクトでは、メインのSvelteファイルが2,726行に膨れ上がりました。 Claude Codeは小さな変更でも全体を読み込む必要があり、処理が重くなりました。
技術的な理由
Tauri構成
tauri-project/ ├── src/ # TypeScript (Svelte) ├── src-tauri/ # Rust │ └── src/ │ └── main.rs └── package.json
2つの言語 = 2倍のコンテキスト消費
Claude Code処理フロー
1. TypeScriptファイルを読む 2. Rustファイルを読む 3. 両方の連携を理解 4. 変更を提案 5. コンパイル待ち(2-5分) 6. エラー確認 7. 修正...
各ステップで時間がかかる
Tauriだけで動画編集ソフトは作れるか?
技術的には可能ですが、Claude Codeでの開発効率を考えると推奨しません。
方法1: Thin Rust Layer
Rust側は最小限(50行程度)にして、FFmpeg呼び出しのみを担当させる方法。 これならデュアル言語の問題が軽減されます。
方法2: Rust中心開発
フロントエンドも最小限にして、Rust + eguiで開発する方法。 単一言語になりますが、それなら最初からRust + eguiを選んだ方が良いです。
Rust + Claude Codeの再評価(2025年)NEW
Rustコンパイラ = 自動コードレビュー
最近の研究では、Rustのコンパイラが「自動レビュー」として機能するという見解が注目されています。 Anthropic社のJulian Schrittwieser氏は「Rustは大規模なタスクでClaude Codeを監視なしで動作させるのに適している」と述べています。
Rustの利点(再評価)
- ・ コンパイル = 自動レビュー
- ・ 「コンパイルできれば動く」の安心感
- ・ 型システムがエッジケースを検出
- ・ Claude Code精度: 85.4%(十分高い)
それでも残る課題
- ・ コンパイル時間(2-5分)は依然として長い
- ・ Tauri = デュアル言語問題は解消しない
- ・ 純粋なRust(egui)なら検討価値あり
- ・ Pythonより開発サイクルは遅い
結論:Tauriは依然として非推奨
Rust単体(egui)であれば再評価の余地がありますが、 Tauri(TypeScript + Rust)のデュアル言語構成は依然として非推奨です。 Claude Codeの処理効率を最大化するなら、Python単一言語が最適解のままです。
代わりに推奨するアプローチ
まとめ
- ✗ Tauri + SvelteKitはClaude Codeでの開発が遅くなる
- ✗ デュアル言語(TypeScript + Rust)がボトルネック
- ✗ Rustのコンパイル時間で開発サイクルが遅延
- ✓ Python + DearPyGuiが最も効率的