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Toushi Lab / Column

インカム重視・AIバブル崩壊に強い東証ETF
50万円・100万円をどう振り分けるか

分配金(決算ごとに投資家へ配られるお金)を受け取りながら、AIバブルが崩壊しても下げを抑えたい。NISA成長投資枠(利益・分配金が非課税になる制度の枠)で買える東証上場ETF5本に振り分ける配分と、1年後に何を売り何を買い増すかをまとめました。

2026-09-16 時点・NISA成長投資枠 / 読了約6分

結論・守り型の配分

50万円なら年14,713円、100万円なら年29,917円

5本に分けて、加重利回り3.07%(50万円)・3.08%(100万円)。過去6回の暴落局面(円換算)の加重平均は-1.5%に抑えました。分配金はNISA成長投資枠なので非課税=表示額がそのまま手取りです。

14,713円

50万円の年間分配金

29,917円

100万円の年間分配金

3.07%

加重分配金利回り

-1.5%

暴落6回・加重平均

推奨5本の配分・利回り・暴落耐性・金額
コード・名前何で稼ぐか分配金利回り暴落6回の円換算(平均/最悪)1年後の役割50万円なら100万円なら
1656
iシェアーズ・コア 米国債7-10年(ヘッジなし・10口単位・信託報酬0.154%)
米国国債7-10年(為替ヘッジなし)3.96%+3.8%/-0.2%守り+インカム500口
147,800円
1,010口
298,556円
2511
NEXT FUNDS 外国債券(ヘッジなし・10口単位)
日本を除く世界の国債(為替ヘッジなし)3.36%-0.7%/-1.2%守り+インカム60口
66,810円
130口
144,755円
1343
NEXT FUNDS 東証REIT指数(10口単位)
東証REIT指数(Jリート全体)の値動きと分配金4.90%-10.3%/-40.9%インカムの主力。日銀会合(9/18)後に2回に分けて買う50口
94,825円
100口
189,650円
1489
NEXT FUNDS 日経高配当株50(1口単位)
日経平均採用銘柄のうち配当利回り上位50銘柄2.64%-9.3%/-24.3%インカム+キャピタル21口
74,781円
42口
149,562円
1328
NEXT FUNDS 金価格連動(1口単位・分配金なし)
金価格(円建て)に連動0%+4.5%/-2.5%暴落時に売って買い増す原資6口
94,590円
12口
189,180円
合計加重3.07%加重平均-1.5%478,806円
余り21,194円
971,703円
余り28,297円

分配金利回りは直近12か月の支払い実績(Yahoo Finance、2026-09-16取得)。暴落6回の円換算は、リーマン・中国株安・2018年10月・コロナ・2022年金利上昇・2025年関税ショックのうち各銘柄が上場していた局面だけの平均・最悪値。データの正本はdata/toushi/income-etf/2026-09-16.json。

買う前に1つだけ — 株式数比例配分方式

株式数比例配分方式(証券会社の口座で受け取る配当・分配金を、保有株数に応じて証券口座へ直接入金する設定)を証券口座で選んでいないと、NISA成長投資枠で買っても分配金に20.315%の税金が引かれます。NISAの非課税は「配当金領収証方式」や「登録配当金受領口座方式」では効かず、株式数比例配分方式だけが対象です。証券会社のサイトで一度設定すれば、以後すべての株式・ETFに適用されます。買い付けの前に必ず確認してください。

候補17本の実測データ

「何で稼ぐか」が同じ銘柄でも、信託報酬(保有中に毎年かかるコスト)と為替ヘッジ(外国資産の為替変動を打ち消す仕組み。「あり」は為替の影響を抑え、「なし」はそのまま受ける)の有無で結果が変わります。横にスクロールできます。

候補17本の利回り・暴落耐性・信託報酬・NISA対象・為替ヘッジ
コード・名前利回り暴落 平均/最悪n1年合計3年合計信託報酬NISA為替ヘッジ
1328
NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信
—+4.5%/-2.5%6+21.6%+127.1%0.176%ありなし(金価格は円換算で連動。為替ヘッジの概念なし)
1343
NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信
4.90%-10.3%/-40.9%5-5.7%+7.3%0.210%あり該当なし(国内REIT)
1478
iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF
2.70%-8.8%/-22.2%4+30.9%+86.7%0.209%あり該当なし(国内株式)
1482
iシェアーズ・コア 米国債7-10年 為替ヘッジあり ETF
4.50%-2.1%/-17.6%4-5.6%-6.1%0.154%ありあり
1488
iFreeETF 東証REIT指数
4.87%-10.1%/-36.5%4-5.7%+7.4%0.171%あり該当なし(国内REIT)
1489
NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信
2.64%-9.3%/-24.3%4+41.4%+101.8%0.308%あり該当なし(国内株式)
1577
NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信
2.54%-11.2%/-25.6%5+39.0%+108.5%0.352%あり該当なし(国内株式)
1627
NEXT FUNDS 電力・ガス業(TOPIX-17)上場投信
1.30%-3.9%/-13.5%6+24.6%+62.7%0.352%あり該当なし(国内株式)
1656
iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ヘッジなし ETF
3.96%+3.8%/-0.2%4+2.5%+14.0%0.154%ありなし
1698
上場高配当(1698)
2.76%-10.0%/-22.9%5+32.3%+81.7%—要確認—
2510
NEXT FUNDS 国内債券・NOMURA-BPI総合連動型上場投信
1.01%-1.2%/-3.6%4-6.6%-12.5%0.090%あり該当なし(国内債券)
2511
NEXT FUNDS 外国債券・FTSE世界国債(除く日本・為替ヘッジなし)
3.36%-0.7%/-1.2%4+4.8%+18.2%0.170%ありなし
2512
NEXT FUNDS 外国債券・FTSE世界国債(除く日本・為替ヘッジあり)
2.94%-3.8%/-16.6%4-3.3%-3.4%0.170%ありあり
2515
NEXT FUNDS 外国REIT・S&P先進国REIT指数(除く日本・為替ヘッジなし)
3.24%-18.2%/-42.7%4+14.6%+42.5%0.300%ありなし
2529
NEXT FUNDS 野村株主還元70連動型上場投信
2.25%-9.0%/-24.6%3+29.4%+69.8%0.308%あり該当なし(国内株式)
2647
NEXT FUNDS ブルームバーグ米国国債(7-10年)・為替ヘッジなし
3.92%+3.4%/+0.5%2+1.7%+14.6%0.143%ありなし
2648
NEXT FUNDS ブルームバーグ米国国債(7-10年)・為替ヘッジあり
4.33%-7.4%/-17.6%2-5.6%-6.0%0.180%要確認あり

価格・分配金は Yahoo Finance chart API(curl, 2026-09-16取得)。暴落6局面は data/toushi/crash-hedge.json(既存9銘柄)と、同じ定義(scripts/market/crash-hedge.mjs)での今回計算(1343・2515・2647・2511)。信託報酬・NISA対象・為替ヘッジは行ごとの sources を参照。

  • 1698(上場高配当)は運用会社公式ページを今回未確認のため、信託報酬・NISA対象・為替ヘッジ・売買単位はすべて未取得(要確認)
  • 2648(NF 米国国債7-10年ヘッジあり)はNISA成長投資枠の対象を今回確認できず「要確認」とした
  • crashAvgJpy/crashWorstJpy は暴落6局面のうちその銘柄が上場していた局面だけの平均・最悪値(円換算)。crashNがその局面数
  • ttmDiv/ttmYield は直近12か月(Yahoo Finance の分配金イベント基準)の合計。将来の分配金を保証するものではない
  • unit(売買単位)とminBuyは1489/1577/2529/1328/1627はnextfunds.jp公式ページまたは既存記事本文で確認、1343/2510/2511/2512/2648は src/lib/data/toushi/osusume-etf.ts のminInvest÷pxから算出(同ファイルの生成元は公式データ)
  • 2026-09-16 メインが訂正: 1343/1488/2515/2647/2511/1482/1656/1478 の暴落値は月次計算および range=max の間引きで1か月内の暴落が消えていたため、暴落ごとに期間を指定した日次adjcloseで再計算した

ヘッジありの米国債(1482)を外した理由

1482(iシェアーズ・コア 米国債7-10年 為替ヘッジあり)は分配金利回り4.50%と高いものの、為替ヘッジのコストを含めた3年合計は-6.1%。2022年の金利上昇局面では-17.6%下げており、暴落の守りになっていません。

同じ米国債7-10年でも、為替ヘッジなしの1656は3年合計+14.0%、暴落6回の平均は+3.8%のプラス。円高で米国債の価格が上がる場面を為替ヘッジが打ち消してしまうため、今回の配分では1656(ヘッジなし)を選びました。

Codex案(利回り型)との比較

Claude案(守り型・本コラムの配分)

14,713円/年(50万円)

加重利回り3.07%・暴落6回の加重平均-1.5%

Codex案(利回り型)

20,134円/年(50万円)

加重利回り4.09%・暴落6回の加重平均-5.3%

配分: 1482 米国債ヘッジあり40% / 1656 10% / 1488 J-REIT 25% / 1478 MSCIジャパン高配当 15% / 1489 10%(491,686円)

Codex案は年に約5,421円多く受け取れますが、暴落時の下げ(加重平均)はClaude案-1.5%に対しCodex案-5.3%と、約3.5分の1深くなっています。利回りを優先するほど暴落への耐性が下がるトレードオフです。

Codexへの反論依頼は、Codexの使用上限(2026-09-16 4:58まで)で実施できなかった。

Claude自身が認める弱点

弱点 1

円高と米金利上昇が同時に来ると、ヘッジなし米国債も守りにならない。暴落6回では円高局面で米国債の値上がりが相殺したが、インフレが残ったまま円高になる(スタグフレーション)局面は6回の中に無い。

弱点 2

加重利回り3.07%は、インカム重視の依頼に対して低い。金20%が分配金ゼロだから。インカムを最優先するなら金を10%に下げ、J-REITを30%にする(ただし暴落時の下げは増える)。

弱点 3

J-REITはAIバブル崩壊の初動で大きく下げうる。コロナの換金売りで−40.9%。20%に抑え、分割で買う理由はこれ。

弱点 4

暴落値は銘柄ごとに経験した局面数(n=2〜6)が違う。2647(n=2)など上場の新しい銘柄は実績が薄い。

1年後(2027年9月)の見直しルール

目標比率から±5ポイント以上ずれたものだけ戻す。売らずに済むなら、残りのNISA成長投資枠(年240万円)で買い増して戻す。売った分の枠が戻るのは翌年。

A. AIバブルが崩壊(米国株−30%級・円高)

上がっている(または下げの浅い)金と米国債を目標比率まで売り、その資金で下がったJ-REITと日経高配当株を買い増す。ここでキャピタルゲインを取りにいく。

B. 崩壊せず、金利が高いまま

基本は保有を続け、分配金を受け取る。日経高配当株が上がって比率が膨らんだら一部を売り、J-REITは国債との利回り差が2.5%以上に開いたら買い増す。

どちらでも、株式数比例配分方式の設定が無いと分配金に20.315%課税される(NISAでも)。

データの訂正

データ担当が最初に作った表では、8本(1343/1488/2515/2647/2511/1482/1656/1478)の暴落値を月次データで計算していた。1か月以内に終わる暴落(コロナ等)が消え、J-REITの「最悪0.0%」という誤りが出た。

メインが暴落ごとに期間を指定した日次データで計算し直した(例: 1343 コロナ −40.9%)。正本は data/toushi/income-etf/2026-09-16.json の訂正後の値。

対象: 1343 / 1488 / 2515 / 2647 / 2511 / 1482 / 1656 / 1478

投資助言ではなく、この日の判定の記録です。

価格・分配金は2026-09-16取得(終値は2026-09-14)。信託報酬・NISA対象・為替ヘッジは行ごとの出典を参照してください。将来の分配金や値動きを保証するものではありません。