Toushi Lab
投資ラボ
相場を追うためのものではなく、どこに何があるのかを把握して方向を決めるための地図です。 まず資産クラスを選び、株式なら 国 → 業界地図 → 銘柄 と降りていきます。
まず資産クラスを選ぶ
「何にお金を出しているのか」が根本的に違うので、同じ物差しでは比べられません。 増やすための資産(株)と、下落を和らげることを期待して持つ資産(債券)と、特定の局面でだけ効く資産(コモディティ)は役割が別です。
株式
Equities会社の一部を持ち、その会社が稼いだ利益の取り分を受け取る。長期で最も増えてきた資産クラス。
何にお金を出しているのか
企業の所有権を細かく分けたもの。値上がり益と配当の2つで返ってくる。会社が潰れれば価値はゼロになる。
どういうときに動くか
景気が良く、金利が低く、企業の利益が伸びるときに上がる。逆に不況・高金利・利益減で下がる。1年単位では上下が激しいが、10年20年で見ると最も伸びてきた。
これを持つ理由
資産を「増やす」ための中心。このラボが最も詳しく扱う対象で、国 → 業界地図 → 銘柄という順に降りていける。
この資産クラスを1本で持つなら(NEXT FUNDS)
債券
Bonds国や企業にお金を貸し、利息を受け取る。株が落ちる局面で支えになりやすい、守りの資産。
何にお金を出しているのか
借用証書を買っている状態。満期まで持てば額面が返ってくる(発行体が破綻しなければ)。途中で売る場合は金利の動きで値段が変わる。
どういうときに動くか
金利が下がると値上がりし、金利が上がると値下がりする。この逆向きの関係が債券のすべて。景気の悪化で金利が下がる局面では、株が落ちるときに価格が上がることがある。ただし2022年のように「インフレ→利上げ」で株と債券が同時に下がる年もあり、常に反対に動くわけではない。
これを持つ理由
増やすためではなく、株が崩れたときに全体の下落を和らげることを期待して持つ。ただしインフレ局面では株と一緒に下がるため、万能の保険ではない。金利が高い今は利息そのものも取れる状態にある。
この資産クラスを1本で持つなら(NEXT FUNDS)
コモディティ
Commodities金や原油といった現物そのもの。利益も配当も生まない。株と債券が同時に沈む局面で効くことがある、という性格の資産。
何にお金を出しているのか
会社でも借用証書でもなく、モノそのもの。金は工業需要より「他に信用できるものが無いときの逃げ場」として買われる。原油は経済活動そのものの量に連動する。
どういうときに動くか
金はインフレ・地政学リスク・通貨不安のときに買われる。原油は景気と供給(OPECの判断・紛争)で動く。どちらも利息や配当を生まないので、持っているだけでは何も増えない。
これを持つ理由
増やすための資産ではない。株と債券が同時に効かない局面(インフレ・有事)で機能することがあるが、機能しない年も多い。利息も配当も生まないため、持ち続けるほど機会損失が積み上がる点は理解した上で扱う対象。
この資産クラスを1本で持つなら(NEXT FUNDS)
不動産(REIT)
Real Estate賃貸用の不動産をみんなで持ち、家賃収入を分配で受け取る。分配金利回りが高い。
何にお金を出しているのか
投資法人がオフィス・物流施設・ホテル・住宅を保有し、家賃を集めて利益のほぼ全額を分配する仕組み。法人税が免除される代わりに内部留保できない。
どういうときに動くか
金利が上がると弱い。借金で不動産を買っているため利払いが増え、同時に「債券のほうが利回りが良い」と比較されて売られる。逆に利下げ局面では最も戻りやすい。
これを持つ理由
分配金を受け取り続けるための資産。株とは値動きの理由が違うので、分散の効果がある。ただし金利という共通の弱点は持つ。
この資産クラスを1本で持つなら(NEXT FUNDS)
仮想通貨
Crypto 準備中売上も利益も存在せず、需給と規制だけで価格が決まる。株とは全く別の物差しで見る必要がある。
何にお金を出しているのか
発行体が居ない、あるいは分散しているデジタル資産。ビットコインは発行上限が決まっている点が、無限に刷れる通貨との違いとして買われる理由になっている。
どういうときに動くか
金利が下がって余った資金が流れ込むと上がり、引き締めで下がる。企業の業績のような裏付けが無いため、値動きは株の数倍荒い。
これを持つ理由
このラボでは「カテゴリ(基盤・決済・ステーブルコイン・L2・RWA・ミーム)で分けて理解する」方針。日本では総合課税で株と税制が全く違う点が最重要。
株式の降り方
- 1
国を選ぶ
同じ産業でも、人口が増える国と減る国では10年後の結論が変わる。
- 2
業界地図を見る
業界名と天気(現状・来期・2036年)だけを並べた一覧。ここで当たりを付ける。
- 3
業界の中身を読む
何で儲けているのか、利益が動く引き金は何か、AIはどう効くか。
- 4
銘柄かETFを選ぶ
1社に絞るか、業界ごとETFで持つか。どちらも実データで比較できる。
📚 資産クラスをまたいで必要になる知識
個別株 / ETF / 投資信託
同じ「株を買う」でも仕組みと手数料とリスクが違う
準備中
決算の読み方
どの数字を見れば株価が動くのかだけを絞る
東証33業種 と GICS 11セクター
2つの分類が存在する理由と対応表
準備中
税と口座
NISA・特定口座・外国税額控除・仮想通貨の総合課税
準備中
📰 ケーススタディ(さとまた新聞)
基礎の地図とは別に、実在の企業を1社ずつ追った観察記録。地図で構造を掴んだあとに、実例として読む。
📰 さとまた新聞 / 1ドル株観察 世界的有名ブランドの転落を見守る観察記録。トヨタの決算解読、日経とグロース市場のマクロ分析など。 →⚠️ 投資助言ではありません
本ラボは基礎知識と方向性の整理を目的とした個人の記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。