さとまたwiki

Toushi Lab / Column

安いものを買うな、という実測

前のコラム「10倍になる株は、どう見抜くのか」で 「小さいところから10倍が出る」と書きました。その続きを測ったら、自分の書いた方向と逆の数字が出ました。 この記事は、その反証をそのまま置くためのものです。

2026-09-04 時点 / 東証グロース全596社(JPX公式一覧)と S&P600 の602社(SSGA公式)を実測

まず答え

直近1年、高値の近くにいる銘柄ほど成績が良く、安い銘柄ほど悪かった。日米ともに、きれいな単調関係でした。

🇯🇵 東証グロース

高値から10%以内 → 1.26倍 (マイナスは14.8%だけ)

高値から50%超 → 0.77倍 (78.9%がマイナス)

🇺🇸 S&P600

高値から10%以内 → 1.29倍 (マイナスは4%だけ)

高値から50%超 → 0.92倍 (54.1%がマイナス)

これは「話題のピークで買うと壊滅する」という話と矛盾しません。 メタプラネットは高値から-83.1%のところにいます。つまりいま「安い」側にいる。 正しい言い方は「高いものを買うな」ではなく、「落ちてきたものを拾うな」でした。

高値からの距離で分けると、こうなる

1年前の時点で「10年高値からどれだけ落ちていたか」ではなく、いまの位置で分けて、その銘柄の直近1年がどうだったかを見ています。 「1年中央値」が1倍を超えていれば、そのグループの真ん中は上がったという意味です。

🇯🇵 東証グロース

いまの位置銘柄数その後1年の中央値1年でマイナスPER中央値
高値から10%以内(いちばん高い)271.26倍14.8%20.88
高値から10〜30%701.06倍41.4%16.38
高値から30〜50%1110.87倍68.5%18
高値から50%超(いちばん安い)3600.77倍78.9%19.74

🇺🇸 S&P600(米国小型株)

いまの位置銘柄数その後1年の中央値1年でマイナスPER中央値
高値から10%以内(いちばん高い)1251.29倍4%19.28
高値から10〜30%1751.16倍25.1%20.93
高値から30〜50%1131.08倍39.8%26.07
高値から50%超(いちばん安い)1830.92倍54.1%23.87

この表を疑うべき点

これは直近1年だけの結果です。 「上がっているものを買う」やり方は、相場が転換する年にまとめて負けます。 2000年・2008年・2022年に何が起きたかを、この記事は測っていません。 1年の数字を法則として持ち帰らないでください。 また、いまの位置で分けているので、1年前に同じ判断ができたとは限りません(1年前の位置は測っていません)。

依頼者の指摘を測った

「PERをあえて無視する」やり方は、米国では効いていた

この記事を書いている途中で「高値のものをさらに高値で売る、PERをあえて無視する方法もある」と言われました。 私の記事は「小さい・安い」に寄っていたので、逆の立場も同じデータで測りました。

🇯🇵 東証グロース

PER数その後1年
100倍超200.82倍
50〜100倍340.95倍
25〜50倍840.91倍
15〜25倍1210.86倍
15倍未満1420.87倍
PERが出ない(赤字)1670.76倍

🇺🇸 S&P600

PER数その後1年
100倍超291.31倍
50〜100倍471.22倍
25〜50倍1181.21倍
15〜25倍1431.10倍
15倍未満1501.15倍
PERが出ない(赤字)1091.09倍

私の考察

米国ではPER100倍超が1.31倍で最も良く、PER15倍未満(1.15倍)を上回りました。 日本のグロースでは差がほとんど出ていません(100倍超0.82倍/15倍未満0.87倍)。 だから「PERが高いから危ない」は、少なくともこの1年の米国小型株については成り立っていません。 ただしPERが低いことが効かないのは「割安が効かない」という意味であって、 高PERが安全という意味ではありません。 高PERは下げるときに深く下げます。この表は上がった局面しか含んでいません。

同じ銘柄で、結果が正反対になる

「高値からの下落率」は、そのまま「その高値の月に買った人の、いまの成績」として読めます。 名前を挙げられた2社を見ると、早く入った人と、話題になってから入った人で結果が正反対でした。

メタプラネット3350

話題になった(ビットコイン財務)

3年前に買っていたら

14.68倍

高値(2025-05・16か月前)に買っていたら

-83.1%

直近1年は 0.49倍

東洋エンジニアリング6330

話題になった(レアアース・深海底)

3年前に買っていたら

3.81倍

高値(2025-12・9か月前)に買っていたら

-53.4%

直近1年は 1.64倍

私の考察

同じ会社の、同じ事業の、同じ10年の話でも、いつ入ったかで結果が反対になります。 メタプラネットは3年で14.68倍になった会社でもあり、高値で買えば-83.1%になった会社でもある。 どちらも本当です。「この会社は上がった/下がった」という言い方が、そもそも成立していません。 銘柄の話に見えて、いつ買ったかの話だからです。

話題になった21銘柄の実測

自分の記事への反証

「10倍は小さいところから出る」は正しい。でも「だから小型株を買えばいい」は成立しない

市場銘柄数1年 中央値5年 中央値高値から 中央値
東証グロース5680.85倍0.62倍-60.7%
S&P600(米国小型株)5961.14倍1.10倍-29.4%
日経225(比較)220—1.73倍—
S&P500(比較)492—1.36倍—

東証グロースを5年持った真ん中は0.62倍です。4割減。 同じ5年で日経225の真ん中は1.73倍、S&P500は1.36倍でした。 直近1年でも東証グロースは0.85倍で、69.2%がマイナスです。

前のコラムで「10倍は最小四分位から17.9%・20.4%出る」と書きました。それは今も正しい。 でもその箱の中央値は負けています。 10倍が出る確率が5倍高いことと、その箱を買って勝てることは、別の話でした。 前のコラムでFableが書いた「私は当たりを引いているのではなく、当たりが出る箱を指しているだけだ」の、 箱の中身を数えたのがこの表です。

そもそも、日本では買える量が無い

条件を実際に当てはめようとして、日本で詰まりました。数字はこうです。

東証グロースのうち、時価総額が中央値(65億円)以下 302社
+ 利益が出ている(PERが正) 179社
+ 1日の売買代金が1億円以上 0社

この179社の1日の売買代金は、いちばん多い銘柄で5,190万円、真ん中で280万円です。 1日280万円しか売買されていない銘柄に100万円入れると、その日の売買の3分の1以上を自分で占めることになります。 「小さいものを買え」には、買える下限があります。 日本でこの条件を満たそうとすると、グロース市場の小さい側は物理的に選べません。

売買代金は直近3か月の月足(終値×出来高)から1日あたりに割り戻した概算です。板の厚さそのものは測っていません。

実測した結果で、ルールを書き直す

前のコラムの結論に、この記事で測ったことを足して書き直します。当てる方法ではなく、外す確率を下げる条件です。

1

大きさで確率が変わる(前のコラム)

10年前の時価総額で4分割すると、いちばん小さい組から10倍が17.9%(S&P500)・20.4%(日経225)出て、残りは3〜4%だった。ここは変わらない。

2

でも、その箱の中央値は負けているこの記事で追加

東証グロースの5年中央値は0.62倍、日経225は1.73倍。10倍が出る確率が高いことと、買って勝てることは別。当たりの大きさと、真ん中の負けを両方見る。

3

落ちてきたものを拾わないこの記事で追加

高値から50%超落ちた銘柄の直近1年は、東証グロース0.77倍・S&P6000.92倍。高値から10%以内は1.26倍・1.29倍。安く見えることは、安全であることを意味しない。

4

PERが高いことは、それ自体では減点にならないこの記事で追加

米国小型株ではPER100倍超がこの1年で1.31倍と最も良かった。ただし上がった局面しか含んでいない表なので、「高PERが安全」ではなく「割安が効かなかった」と読む。

5

買える下限があるこの記事で追加

東証グロースで時価総額65億円以下・黒字の179社のうち、1日の売買代金が1億円以上の銘柄は0社。真ん中は1日280万円。条件を満たしても、買えなければ意味がない。

6

「10倍後の時価総額」を先に書く(前のコラム)

いまの時価総額を10倍して、その数字が世の中にあり得るかを見る。エヌビディアなら55.4兆ドルで、いまのS&P500全体の74%。

参考 — 高値をつけた時期で分けると

最初に測ったのはこの表でした。ただしこの表には定義上あたりまえの部分が含まれています。 高値を更新していれば高値の日付は新しくなるので、「高値が古い=その後戻れていない」はほぼ同語反復です。 だから上の「いまの位置で分ける」ほうを主に使いました。参考として残します。

🇯🇵 東証グロース

高値をつけた時期数半値以下3割以下下落率の中央値
直近6か月以内に高値565(8.9%)0(0%)-9.8%
6か月〜1年前に高値516(11.8%)2(3.9%)-26.0%
1〜2年前に高値9235(38%)5(5.4%)-41.0%
2〜3年前に高値5335(66%)11(20.8%)-54.3%
3〜5年前に高値12292(75.4%)42(34.4%)-63.3%
5年より前に高値222190(85.6%)145(65.3%)-80.3%

🇺🇸 S&P600

高値をつけた時期数半値以下3割以下下落率の中央値
直近6か月以内に高値1744(2.3%)0(0%)-6.4%
6か月〜1年前に高値272(7.4%)0(0%)-23.7%
1〜2年前に高値645(7.8%)0(0%)-24.3%
2〜3年前に高値389(23.7%)3(7.9%)-34.2%
3〜5年前に高値9150(54.9%)28(30.8%)-53.7%
5年より前に高値208113(54.3%)54(26%)-53.3%

ここからはエンタメ

この条件で絞ると、どの会社が残るのか

上で決めた条件を、実際の銘柄に当てました。母集団は東証スタンダード1,555社+東証グロース596社+S&P600の602社(すべて公式一覧の全数)。 条件を通ったのは日本203社・米国481社です。

その上位35社ずつを、事業内容つきで3つのモデルに渡し、 15銘柄ずつ選んで「なぜ選んだか・将来性・外れるとしたら・10倍後の時価総額」を書かせました。 これは推奨銘柄ではありません。条件を機械的に通した結果と、その理由づけです(2026-09-04 時点)。

絞った時点で分かったこと

米国側の上位は、地方銀行・保険・タンカー・質屋で埋まりました。AI関連はほとんど残りません。 理由ははっきりしていて、AI関連は「大きすぎる」か「PERが200を超える」か「赤字」で、条件のどれかに必ず引っかかるからです。 日本側で残ったAI寄りの銘柄も、AIそのものではなく半導体商社・テスト装置・プラズマ部品・タングステンという「工事現場に部品を納める側」でした。 前のコラムでCodexが予想した「主役ではなく周辺工程の小型企業から出る」が、条件を機械的に通しただけで再現された形です。

Claude(この記事を書いた側) の15銘柄

Claude Opus 5

条件を機械的に通した時点で、私が予想していたのと違う顔ぶれが出てきました。米国側の上位は地方銀行・保険・タンカー・質屋で埋まっていて、AI関連はほとんど残りません。理由ははっきりしていて、AI関連は「大きすぎる」か「PERが200を超える」か「赤字」で、4つの条件のどれかに必ず引っかかるからです。だから私の8本は、AIそのものではなく「AIの工事現場に部品を納めている日本の小さい会社」に寄りました。

🤖 AIバブルを読んで(8銘柄)

🇯🇵 5885 GDEP ADVANCE 3モデルが選んだ 最低 311,000円

選んだ理由: 時価総額171億円で候補中でも小さい側。売上成長92%、PER22.3、利益率11%。高値から−9.6%で条件②の範囲内。1年は1.08倍とほとんど上がっておらず、まだ値段がついていない。

将来性: 事業はNVIDIAのグラフィックス/コンピューティングボードとXILINXのFPGAボードの販売、そしてAIシステムの構築。日本でAIの「工事」に直接触れている最小級の上場企業。10年後にAIの計算が国内のデータセンターや大学・研究機関へ広がり続け、その調達の通り道であり続けていれば伸びる。

外れるとしたら: 販売代理という位置は、上流のメーカーが直販に切り替えた瞬間に消える。利益率11%は仕入れて売る商売の数字で、値付けの自由が小さい。

10倍後: 10倍で1,710億円。日本の半導体商社の上位と同じ規模で、席は存在する。

最低購入金額: 株価3,110円 × 100株(東証の売買単位)= 311,000円

🇯🇵 3131 シンデン・ハイテックス 3モデルが選んだ 最低 604,000円

選んだ理由: 時価総額114億円、売上成長100%、1年1.84倍、3年2.59倍、高値から−1.6%。条件①②④を同時に満たしている数少ない銘柄。

将来性: DRAM・フラッシュメモリを含む半導体製品と電子部品の販売。AIの計算はメモリの量で詰まるので、メモリを流す商売はAIの工事量にそのまま比例する。売上が1年で倍になっているのは、その需要が実際に入ってきている印。

外れるとしたら: 利益率2%。メモリは価格が周期的に暴れる商品で、単価が下がれば売上が増えても利益は増えない。メモリ相場の下落局面でどうなるかは、この数字からは読めない。

10倍後: 10倍で1,140億円。半導体商社としては中堅の規模で、無理のない数字。

最低購入金額: 株価6,040円 × 100株(東証の売買単位)= 604,000円

🇯🇵 6337 テセック 3モデルが選んだ 最低 336,000円

選んだ理由: 時価総額169億円、売上成長79%、利益率14%、高値から−1.6%。前のコラムで測ったアドバンテストは10年で94.94倍になったが、いまの時価総額は23.3兆円で10倍の席が無い。同じ業種のいちばん小さい側がここ。

将来性: 半導体テスト装置の設計・製造・販売。日本・欧州・米国・マレーシア・中国に展開。チップが増えれば必ず検査が要るので、AIの計算量が増え続ける限り需要は消えない。テスト装置は寡占が強い業種で、小さいまま生き残っている会社は何かを持っている。

外れるとしたら: 3年で1.11倍しか上がっていない。1年は1.69倍だが、それ以前の2年は動いていない。持続的な成長ではなく1年の需要の山かもしれない。

10倍後: 10倍で1,690億円。同じ業種のレーザーテックが3.0兆円なので、その20分の1。席はある。

最低購入金額: 株価3,360円 × 100株(東証の売買単位)= 336,000円

🇯🇵 6862 ミナトホールディングス 3モデルが選んだ 最低 393,500円

選んだ理由: 売上成長343%は候補70社の中で最大。時価総額290億円、PER12.9(候補のAI系では最も安い)、利益率10%、1年4.54倍、高値ちょうど。

将来性: メモリモジュール、ROM書き込み、デバイスプログラミング。AIの機器が増えるほど「書き込む」仕事が増える構造。PER12.9でこの成長率という組み合わせは、市場がまだ成長の持続を信じていないことを意味する。信じられた時点で倍率が動く。

外れるとしたら: 売上343%増は買収による可能性が高い(この記事は決算を読んでいないので確認していない)。買収で増えた売上は、翌年に同じ伸びを続けられない。

10倍後: 10倍で2,900億円。日本の電子部品の中堅どころ。ただし成長の中身が買収なら、この計算の前提が崩れる。

最低購入金額: 株価3,935円 × 100株(東証の売買単位)= 393,500円

🇯🇵 6668 アドテックプラズマテクノロジー 3モデルが選んだ 最低 385,500円

選んだ理由: 利益率16%は日本の候補35社で最上位級。時価総額329億円、PER20.1、1年2.6倍、高値から−9.1%。

将来性: RFプラズマ発生器、マッチングユニット、デジタルRFパワートレーサーの設計・製造。半導体をつくる装置の中に入る部品で、装置メーカーが誰であっても必要になる位置。工程が微細になるほどプラズマの制御は難しくなり、そこに値段がつく。

外れるとしたら: 売上成長は−10%。利益率が高いのに売上が縮んでいるのは、値上げか、数量を追わない経営か、需要の谷のどれか。この記事はその区別がついていない。

10倍後: 10倍で3,290億円。装置部品の会社としては大きいが、あり得ない数字ではない。

最低購入金額: 株価3,855円 × 100株(東証の売買単位)= 385,500円

🇯🇵 6998 日本タングステン 最低 358,500円

選んだ理由: 売上成長34%、利益率5%、1年2.67倍、3年2.89倍、高値ちょうど。時価総額174億円で条件①②を両方満たす。

将来性: 粉末冶金によるタングステン材料と精密セラミック製品。タングステンは半導体の配線と製造装置の両方で使われる素材で、AIの工事が続く限り消耗し続ける。素材は流行に左右されにくく、代わりが効かない。

外れるとしたら: PER63.7は候補の中でも高い部類。利益率5%でこのPERは、すでに将来の伸びを織り込んでいる。素材の会社は中国の供給が増えると値段が崩れる。

10倍後: 10倍で1,740億円。素材メーカーとしては中堅上位。

最低購入金額: 株価3,585円 × 100株(東証の売買単位)= 358,500円

🇺🇸 DGII Digi International 2モデルが選んだ 最低 10,927円

選んだ理由: 時価総額26.6億ドル、売上成長29%、利益率10%、1年1.92倍、3年2.6倍、高値から−6.4%。米国の候補でAIに近く、かつ条件を通っている数少ない1本。

将来性: IoTの接続機器とサービス。AIが現場のデータを食うなら、そのデータが通る線と箱が要る。米国・欧州・中東・アフリカに展開していて、地域の偏りが小さい。

外れるとしたら: PER55.7で、すでに成長が値段に入っている。IoTは10年間「これから来る」と言われ続けた分野でもある。

10倍後: 10倍で266億ドル。米国の通信機器では中堅の規模で、席は存在する。

最低購入金額: 1株 $70.14 から買える ≒ 10,927円(ドル円155.787)

🇯🇵 6840 AKIBAホールディングス ルール違反 最低 74,800円

選んだ理由: PER7.6は日本の候補35社で最安。時価総額69億円で最小級。売上成長149%、1年2.08倍。

将来性: メモリ、PC関連機器、IoT、通信関連の製造販売。売上が1.5倍近く増えていてPERが7.6という組み合わせは、候補の中で最も「まだ値段がついていない」状態。

外れるとしたら: ★高値から−34.3%で、この記事の条件②(高値から30%以内)に反している。実測では高値から30〜50%落ちた銘柄の直近1年は東証グロースで0.87倍だった。つまり統計的には不利な側にいる。

10倍後: 10倍で690億円。小さすぎて、むしろ現実的すぎる数字。

最低購入金額: 株価748円 × 100株(東証の売買単位)= 74,800円

なぜルールを破ったか: 条件②(高値から30%以内)を満たしていない。自分のルールに1本だけ例外を入れて、10年後に「ルールが正しかったのか、例外が正しかったのか」を答え合わせできるようにした。

🏦 その他(AIと関係ないところ)(7銘柄)

🇯🇵 5537 AlbaLink 3モデルが選んだ 最低 333,500円

選んだ理由: 1年12.6倍は候補70社で最大。時価総額269億円、PER24.9、利益率10%、高値から−4.9%。急騰したのに高値の近くにいる=まだ売られていない。

将来性: 空き家と再販が難しい不動産の買取・再販、土地の仕入れと賃貸。日本の空き家は人口動態から増え続ける方向にあり、「売れない家」を引き受ける商売は需要が構造的に増える側にある。売り手が困っているほど仕入れ値が下がる。

外れるとしたら: 1年で12.6倍というのは、この記事が測った「話題になった銘柄」の入口の形とまったく同じ。メタプラネットは3年で14.68倍になったあと高値から−83.1%になった。いまがその「3年で14倍」の位置にいる可能性がある。

10倍後: 10倍で2,690億円。日本の不動産で2,690億円は大手の下位で、席はあるが競争相手が強い。

最低購入金額: 株価3,335円 × 100株(東証の売買単位)= 333,500円

🇯🇵 5724 アサカ理研 最低 327,000円

選んだ理由: 売上成長77%、利益率8%、1年2.57倍、3年2.62倍。時価総額165億円で小さい。高値から−17.4%で条件②の範囲内。

将来性: 金・銀・白金などの貴金属を回収する事業と環境事業。前のコラムで測ったとおり、金は円建て10年で4.91倍になっている。都市鉱山から金属を取り出す商売は、金属の値段が上がるほど採算が合う範囲が広がる。掘る会社ではなく、捨てられたものから取り出す会社。

外れるとしたら: 貴金属の値段が下がれば、回収して採算が合う範囲が一気に狭くなる。売上成長77%は金属高が効いている可能性が高く、その場合は会社の実力ではない。

10倍後: 10倍で1,650億円。リサイクルの会社としては大きいが、素材高が続けば説明はつく。

最低購入金額: 株価3,270円 × 100株(東証の売買単位)= 327,000円

🇯🇵 1909 日本ドライケミカル 2モデルが選んだ 最低 369,500円

選んだ理由: 3年7.07倍は日本の候補で最上位。時価総額991億円、PER19.5、利益率9%、高値から−1.2%。3年上げ続けてまだ高値の近くにいる。

将来性: 防災設備の設計・製造・販売。建物が増えれば消火設備が要るという、需要が建築量に紐づく商売。日本の建て替えとデータセンターの新設が続く限り、設置と保守の両方が積み上がる。保守は一度入ると外れにくい。

外れるとしたら: 売上成長は3%しかない。3年で7倍になったのは利益率の改善か市場の評価が変わったかで、売上が伸びたからではない。評価の変化はもう一度は起きにくい。

10倍後: 10倍で9,910億円。1兆円の防災設備会社は日本に無い。ここが10倍になるには、いまと違う商売を足す必要がある。

最低購入金額: 株価3,695円 × 100株(東証の売買単位)= 369,500円

🇺🇸 INSW International Seaways 最低 15,895円

選んだ理由: PER6.5、利益率62%、売上成長140%、1年2.21倍、高値ちょうど。利益率62%は候補70社で最高。

将来性: 原油と石油製品を運ぶタンカーの保有・運航。AIとは無関係に、世界が石油を運び続ける限り需要がある。船は増やすのに数年かかるので、需要が増えたときに運賃が跳ねやすい構造。

外れるとしたら: 海運は周期そのもの。利益率62%は運賃が高い局面の数字で、船が増えれば必ず落ちる。PER6.5が安いのではなく、市場が「この利益は続かない」と見ている可能性が高い。

10倍後: 10倍で505億ドル。世界最大級の海運会社の規模になる。この業種で10倍は歴史的にほぼ起きていない。

最低購入金額: 1株 $102.03 から買える ≒ 15,895円(ドル円155.787)

🇺🇸 EZPW EZCORP 2モデルが選んだ 最低 5,188円

選んだ理由: 時価総額20.5億ドル、PER16.7、売上成長35%、1年1.75倍、3年4.04倍、高値から−3.7%。3年で4倍になってまだ高値の近く。

将来性: 米国・メキシコ・中南米の質屋。景気が悪くなるほど客が増える商売で、この記事が並べたAI関連とは逆を向く。AIバブルが弾けた世界でも、むしろ客が増える側にいる。

外れるとしたら: 質屋は規制産業で、金利の上限や貸付の規制が変われば利益率が直接削られる。中南米の比率が高いので為替と政情の影響も受ける。

10倍後: 10倍で205億ドル。米国の消費者金融の中堅上位。席はある。

最低購入金額: 1株 $33.3 から買える ≒ 5,188円(ドル円155.787)

🇺🇸 ECPG Encore Capital Group 最低 15,116円

選んだ理由: 条件適合スコアが米国35社で1位。PER7.4、利益率16%、1年2.32倍、3年2.03倍、高値ちょうど、売買代金1,420万ドル/日。

将来性: 焦げついた債権を買い取って回収する会社。貸し倒れが増えるほど仕入れが安くなり、金利が高いほど回収の利回りが上がる。EZCORPと同じく、経済が悪化する側に賭ける枠。

外れるとしたら: 消費者保護の規制が強まると回収そのものができなくなる。この商売は世論と規制の風向きで一晩で採算が変わる。

10倍後: 10倍で206億ドル。同業の最大手と同じ規模。

最低購入金額: 1株 $97.03 から買える ≒ 15,116円(ドル円155.787)

🇯🇵 8537 大光銀行 最低 312,000円

選んだ理由: PER10.6、利益率10%、1年1.77倍、3年2.33倍、高値ちょうど。時価総額297億円で、日本の上場銀行では最小級。

将来性: 新潟の地方銀行。日本の金利が上がる局面では、預金を集めて貸す商売の利ざやが直接広がる。前のコラムで測ったとおり、日銀の政策金利は2026年6月に1.00%まで上がっている。銀行は金利が0のあいだ商売にならなかったが、その前提が変わりつつある。

外れるとしたら: 地方銀行は人口減少という、金利では埋まらない逆風の中にいる。利ざやが広がっても貸す相手が減れば意味がない。売買代金0.5億円/日は候補の中でも細く、まとまった額は動かせない。

10倍後: 10倍で2,970億円。地方銀行で3,000億円は上位グループ。単独では届きにくく、統合が要る。

最低購入金額: 株価3,120円 × 100株(東証の売買単位)= 312,000円

15銘柄の中の1位

3131 シンデン・ハイテックス

条件①②③④を全部きれいに満たしているのがここだけだからです。時価総額114億円で小さく、高値から−1.6%で落ちてきたものではなく、売上が1年で倍になっていて、1日1.8億円が売買されているので買える。GDEP ADVANCEのほうが事業は分かりやすいのですが、1年1.08倍で条件②の勢いが無い。「10倍になる」ではなく「条件に最も忠実」という理由で選びました。

選ばなかったが気になった銘柄

8995

条件適合スコアは91.1点で日本の1位でしたが、外しました。PER125.0で利益率1%。時価総額33億円は小さすぎて、スコアの「小ささ30点」を満点近く取っているだけです。事業は戸建ての設計・施工・販売で、AIとも構造的な需要増とも関係がない。スコアが1位でも、点数の出どころを見ると中身が無いことがあります。これはスコアの作り方の欠陥でもあります。

Codex(GPT-5.6) の15銘柄

OpenAI Codex CLI

候補群はすでに時価総額・高値との距離・黒字・流動性で選別されているが、東証グロースを5年保有した中央値は0.62倍。つまりここは「10倍株が混ざりやすい箱」であって「全体が上がる箱」ではない。その前提で、AI設備投資に直結する8本と、景気テーマに依存しない7本に分けた。

🤖 AIバブルを読んで(8銘柄)

🇯🇵 5885 GDEP ADVANCE 3モデルが選んだ 最低 311,000円

選んだ理由: 時価総額171億円、PER22.3、高値から−9.6%、売買代金0.7億円で5条件を通過。売上成長92%、利益率11%も強い。NVIDIAのグラフィックス/コンピューティングボード、FPGA、AI関連製品を扱うため、8社で最もAIバブルの中心に近い。

将来性: AIサーバーやアクセラレーターの導入が一部企業の実験で終わらず、企業・研究機関の常設設備になり、同社が機器販売からシステム構築まで担う会社になれば10倍が見える。

外れるとしたら: AI設備投資が一巡する、主要製品の調達が滞る、あるいは売上が伸びても機器販売の採算が上がらない場合。

10倍後: 1,710億円。AIインフラ企業として地位を築ければ、日本株として無理のない到達圏。

最低購入金額: 株価3,110円 × 100株(東証の売買単位)= 311,000円

🇯🇵 6862 ミナトホールディングス 3モデルが選んだ 最低 393,500円

選んだ理由: 時価総額290億円、PER12.9、高値から0%、売買代金6.5億円。売上成長343%、利益率10%、1年4.54倍で、すでに市場が変化を嗅ぎ取っている。メモリーモジュール、ROM書き込み、デバイスプログラミングが柱。

将来性: AI機器の増加によってメモリー搭載量とデバイス設定需要が拡大し、同社がメモリー供給とプログラミング工程の定番企業になっていれば10倍になる。

外れるとしたら: 売上成長343%が一時的で、メモリー市況の反転や価格競争によって利益が残らない場合。

10倍後: 2,900億円。部品商社のままでは重いが、デバイス工程の中核まで取れれば現実味が出る。

最低購入金額: 株価3,935円 × 100株(東証の売買単位)= 393,500円

🇯🇵 3131 シンデン・ハイテックス 3モデルが選んだ 最低 604,000円

選んだ理由: 時価総額114億円、PER32.3、高値から−1.6%、売買代金1.8億円。売上成長100%で、DRAMやフラッシュメモリーを含む半導体・電子部品を販売する。

将来性: AIサーバーや端末でメモリー需要が増え、同社が単なる流通業者ではなく、必要な半導体を安定供給できる有力商社になれば売上規模を大きく変えられる。

外れるとしたら: 半導体不足の反動、在庫評価損、販売量は増えても利益率が上がらない薄利構造が残る場合。

10倍後: 1,140億円。現在が小さいため到達額は現実的だが、PER32.3に見合う利益拡大が必要。

最低購入金額: 株価6,040円 × 100株(東証の売買単位)= 604,000円

🇯🇵 6337 テセック 3モデルが選んだ 最低 336,000円

選んだ理由: 時価総額169億円、PER38.9、高値から−1.6%、売買代金1.0億円。売上成長79%、利益率14%。半導体テスト装置を設計・製造し、日本だけでなく欧米・マレーシア・中国にも販売する。

将来性: AI向けを含む半導体の種類と生産量が増え、検査工程の需要が長期拡大し、同社装置が海外でも標準的に使われる状態になれば10倍を狙える。

外れるとしたら: 半導体設備投資が周期的に急減する、検査方式の変化に追随できない、PER38.9の期待を利益が埋められない場合。

10倍後: 1,690億円。世界向け検査装置メーカーになれば十分あり得る規模。

最低購入金額: 株価3,360円 × 100株(東証の売買単位)= 336,000円

🇯🇵 6668 アドテックプラズマテクノロジー 3モデルが選んだ 最低 385,500円

選んだ理由: 時価総額329億円、PER20.1、高値から−9.1%、売買代金1.9億円。利益率16%。RFプラズマ発生装置、マッチングユニット、デジタルRFパワートレーサーを設計・製造する。

将来性: 半導体製造の増強に伴い、同社のRFプラズマ関連装置が国内外の製造ラインへ広く組み込まれ、保守・技術支援まで継続収益化できれば10倍になる。

外れるとしたら: 足元の売上成長が−10%のまま回復しない、製造装置投資が止まる、顧客の内製化や競合製品への切り替えが進む場合。

10倍後: 3,290億円。かなり大きいが、高利益率の世界的装置企業になれれば説明可能。

最低購入金額: 株価3,855円 × 100株(東証の売買単位)= 385,500円

🇯🇵 3083 スターシーズ 最低 134,900円

選んだ理由: 時価総額116億円、PER137.0、高値から0%、売買代金1.0億円。衣料品小売に加え、GPUサーバーと系統用蓄電池を扱う点をAIバブル枠として拾った。

将来性: GPUサーバー事業が衣料品小売の付随事業ではなく主力へ育ち、AI計算設備の供給を継続的に取れる会社へ変貌すれば10倍になる。

外れるとしたら: 売上成長−11%、利益率−16%の現状から改善できず、GPUサーバー事業も規模を作れない場合。PER137.0は失望に弱い。

10倍後: 1,160億円。金額は届き得るが、現在とは別物といえるほどの事業転換が必要。

最低購入金額: 株価1,349円 × 100株(東証の売買単位)= 134,900円

🇺🇸 SCSC ScanSource 2モデルが選んだ 最低 9,006円

選んだ理由: 時価総額11.76億ドル、PER15.9、高値から0%、売買代金7.2百万ドル。売上成長17%。米国・ブラジルなどで技術製品とソリューションを流通させる。

将来性: AI導入が大企業だけでなく一般企業へ広がり、必要な技術製品をまとめて供給する販売網として同社が取扱量を拡大すれば10倍への道ができる。★AIとの結び付きは推測。

外れるとしたら: AI投資の恩恵がメーカーとクラウド企業だけに集中し、流通会社には利益が落ちてこない場合。現在の利益率2%も弱点。

10倍後: 117.6億ドル。大型企業の入口であり、薄利のままでは難しいが、ソリューション収益が育てば射程に入る。

最低購入金額: 1株 $57.81 から買える ≒ 9,006円(ドル円155.787)

🇺🇸 CNXN PC Connection 2モデルが選んだ 最低 12,990円

選んだ理由: 時価総額21.08億ドル、PER22.1、高値から−0.4%、売買代金4.6百万ドル。売上成長12%。世界でITソリューションを提供する。

将来性: 企業がAIを使うためのIT更新を一斉に進め、同社が機器の販売だけでなく企業向けソリューションを継続提供する存在になれば、顧客数と一社当たり取引額を増やせる。★AI需要との接続は推測。

外れるとしたら: 顧客がクラウド事業者から直接調達し、仲介価値が低下する場合。利益率3%のため価格競争にも弱い。

10倍後: 210.8億ドル。今回の15社では重い到達額で、単なる販売会社を超えることが絶対条件。

最低購入金額: 1株 $83.38 から買える ≒ 12,990円(ドル円155.787)

🏦 その他(AIと関係ないところ)(7銘柄)

🇯🇵 5537 AlbaLink 3モデルが選んだ 最低 333,500円

選んだ理由: 時価総額269億円、PER24.9、高値から−4.9%、売買代金1.3億円。売上成長10%、利益率10%、1年12.6倍。空き家・不動産の買取再販、土地の取得・賃貸、コンサルティングを行う。

将来性: 扱いにくい空き家や土地を継続的に仕入れ、再販・賃貸できる仕組みを全国規模へ広げられれば、現在の小ささを武器に10倍を描ける。

外れるとしたら: 仕入れ価格が上がる、売却期間が長期化する、在庫不動産を抱えたまま資金負担が膨らむ場合。

10倍後: 2,690億円。全国的な空き家再流通企業になれば現実的だが、すでに1年12.6倍という過熱は重い。

最低購入金額: 株価3,335円 × 100株(東証の売買単位)= 333,500円

🇯🇵 479A PRONI 最低 189,100円

選んだ理由: 時価総額85億円、PER11.3、高値から−5%、売買代金0.6億円。売上成長37%、利益率17%。企業間の発注・業者選定を支援するB2Bプラットフォームを運営する。

将来性: 企業が外注先を探す入口として定着し、発注企業と受注企業が増えるほど選択肢と成約が増す循環を作れれば、85億円からの10倍は速い。

外れるとしたら: 発注企業が定着しない、マッチング後に直接取引へ流れる、集客費が増えて利益率17%を維持できない場合。

10倍後: 850億円。今回最小級の到達額であり、国内B2B発注の有力窓口になれば現実的。

最低購入金額: 株価1,891円 × 100株(東証の売買単位)= 189,100円

🇯🇵 2805 エスビー食品 最低 726,000円

選んだ理由: 時価総額1,755億円、PER20.4、高値から0%、売買代金2.0億円。売上成長9%、利益率8%。香辛料、ハーブ、即席食品、調味料、ルウ、レトルト食品を製造・販売する。

将来性: 香辛料・調味料・レトルトという既存商品群を日本以外にも広げ、食品会社から国際的なブランド企業へ進めば10倍の筋が通る。

外れるとしたら: 国内依存から抜けられない、原材料高を価格へ転嫁できない、海外展開の費用だけが先行する場合。

10倍後: 1兆7,550億円。国内食品会社の延長では難しく、国際ブランド化が必要な大勝負。

最低購入金額: 株価7,260円 × 100株(東証の売買単位)= 726,000円

🇺🇸 LPG Dorian LPG 2モデルが選んだ 最低 8,355円

選んだ理由: 時価総額22.95億ドル、PER7.1、高値から0%、売買代金11.2百万ドル。売上成長124%、利益率56%。28隻の大型ガス船でLPGを世界輸送する。

将来性: 世界のLPG輸送量が長期拡大し、船隊の稼働と収益性を維持しながら保有船を増やせれば、輸送能力そのものが10倍へのエンジンになる。

外れるとしたら: 運賃市況が反転する、船腹過剰になる、燃料費・更新費が増える、現在の利益率56%が市況の頂点だった場合。

10倍後: 229.5億ドル。可能ではあるが、市況循環企業から大規模輸送企業への進化が要る。

最低購入金額: 1株 $53.63 から買える ≒ 8,355円(ドル円155.787)

🇺🇸 LQDT Liquidity Services 最低 6,309円

選んだ理由: 時価総額12.69億ドル、PER39.7、高値から−2.8%、売買代金3.9百万ドル。売上成長8%、利益率7%。ECマーケットプレイス、セルフ出品型オークション、付加価値サービスを提供する。

将来性: 余剰品や中古資産を売る際の標準市場となり、出品者・買い手・取引量が同時に増えるプラットフォームへ育てば10倍になる。

外れるとしたら: 取引が他市場へ分散する、買い手が増えず成約率が上がらない、PER39.7に対して売上成長8%が不足する場合。

10倍後: 126.9億ドル。世界的な再流通市場になれば現実味はあるが、現状の成長率では届かない。

最低購入金額: 1株 $40.5 から買える ≒ 6,309円(ドル円155.787)

🇺🇸 DAVE Dave 2モデルが選んだ 最低 60,584円

選んだ理由: 時価総額49.60億ドル、PER25.1、高値から−3.2%、売買代金61.7百万ドル。売上成長30%、利益率35%。予算管理などの個人向け金融商品・サービスを金融プラットフォーム上で提供する。

将来性: 予算管理を入口に利用者の日常的な金融行動をまとめて扱い、利用者数と一人当たりサービス数を増やせれば、金融プラットフォームとして10倍を狙える。

外れるとしたら: 顧客獲得費が膨らむ、利用者が定着しない、金融規制や信用コストによって高い利益率が崩れる場合。

10倍後: 496億ドル。15社中最大級のゴールで、すでに3年62.72倍している点も最大の逆風。

最低購入金額: 1株 $388.89 から買える ≒ 60,584円(ドル円155.787)

🇺🇸 NHC National HealthCare 最低 34,571円

選んだ理由: 時価総額34.75億ドル、PER25.0、高値から−1.8%、売買代金9.9百万ドル。売上成長9%、利益率9%。高度看護、介護・自立生活施設、在宅医療、ホスピスを運営する。

将来性: 施設介護から在宅医療・ホスピスまでを一体運営し、拠点と提供地域を長期間増やせれば、景気テーマに依存しない大型ケア事業者になれる。

外れるとしたら: 人件費が上昇する、必要な職員を確保できない、施設拡大に資本がかかりすぎて利益率9%が下がる場合。

10倍後: 347.5億ドル。広域ケア企業になれば説明可能だが、10年での到達には大規模な事業拡張が必要。

最低購入金額: 1株 $221.91 から買える ≒ 34,571円(ドル円155.787)

15銘柄の中の1位

5885 GDEP ADVANCE

時価総額171億円という小ささ、売上成長92%、利益率11%、高値から−9.6%、売買代金0.7億円を同時に満たし、しかも事業内容にNVIDIA製品とAI関連製品が明記されている。AIを雰囲気で結び付ける必要がなく、10倍後も1,710億円にとどまる。ただし、これほどAI設備投資へ直結している以上、バブルが止まったときの反動も15社で最も直接的に受ける。

選ばなかったが気になった銘柄

6840

時価総額69億円、PER7.6、売上成長149%、売買代金2.1億円で、メモリー・PC関連機器・IoTという事業もAI周辺候補として面白い。それでも外した理由は高値から−34.3%だから。今回の実測では高値から50%超下落した群が弱く、「落ちてきたものを拾わない」が中心原則だった。−34.3%は50%超ではないものの、採用したAI銘柄の多くが高値から10%以内にいるなかで、ここだけ例外にする理由が足りなかった。

Fable(別のモデル) の15銘柄

Claude Fable 5.1

10年で10倍が出たのは「10年前に最小四分位だった組」から S&P500で17.9%・日経225で20.4%。ただし東証グロースを5年持った中央値は0.62倍で、日経225の1.73倍・S&P500の1.36倍に負けている。ここに並べる15社は「10倍の席がある箱」から選んだのであって、「箱ごと買えば勝てる」とは1文字も言っていない。15社のうち何社かは中央値どおり元本を割る。それを承知でエンタメとして言い切る。

🤖 AIバブルを読んで(8銘柄)

🇯🇵 6862 ミナトホールディングス 3モデルが選んだ 最低 393,500円

選んだ理由: 時価総額290億円(上限4,000億の7%)、PER12.9、高値から0%、売買代金6.5億円(条件の13倍)。売上成長343%は日本候補35社で最大。5条件を全部、余裕をもって通す。

将来性: メモリモジュール、ROM書き込みサービス、デバイスプログラミング、テレワーク関連、デジタル関連機器。AIの箱を作る側ではなく、AIが要求するメモリを「モジュールに組んで、書き込んで、納める」下請けの位置。10年後、国内外の機器メーカーがメモリ実装と書き込みを自社でやらず全部ここに投げる状態になっていれば10倍。

外れるとしたら: 売上343%は一発の特需で、翌年に反動が来て利益率10%が消える。PER12.9は「市場が続かないと見ている」証拠でもある。

10倍後: 2,900億円。東証スタンダードの中堅として無理な数字ではない。

最低購入金額: 株価3,935円 × 100株(東証の売買単位)= 393,500円

🇯🇵 6337 テセック 3モデルが選んだ 最低 336,000円

選んだ理由: 時価総額169億円、PER38.9、高値から−1.6%、売買代金1.0億円。売上成長79%・利益率14%で、AI群では利益率がミナトより厚い。

将来性: 半導体テスト装置を日本・欧州・米国・マレーシア・中国で設計から販売まで自前でやる。AIで半導体の生産量が増えれば、作った分だけテストする装置が要る。10年後に「テストの台数」が10倍になっていれば、ここも10倍。

外れるとしたら: 3年で1.11倍しか上がっていない。1年で1.69倍になったのは直近の1年だけで、その前の2年は市場に無視されていた。無視の理由が消えていないなら戻る。

10倍後: 1,690億円。装置メーカーとしては小さいままで、現実的。

最低購入金額: 株価3,360円 × 100株(東証の売買単位)= 336,000円

🇯🇵 6668 アドテックプラズマテクノロジー 3モデルが選んだ 最低 385,500円

選んだ理由: 時価総額329億円、PER20.1、高値から−9.1%(10%の線の内側ぎりぎり)、利益率16%はAI群で最高。売買代金1.9億円。

将来性: RFプラズマ発生装置、マッチングユニット、デジタルRFパワートレーサーを設計・製造・販売・技術サポートする。プラズマの電源は装置の中の部品で、装置の台数×1で売れる。10年後に半導体装置の台数が積み上がっていれば、部品単価が上がらなくても数量で10倍が見える。

外れるとしたら: 売上成長−10%。いま売上が減っている会社をAI群に入れている。高値から−9.1%も、この15社でいちばん高値から遠い。減収が続けばこの見立ては最初に崩れる。

10倍後: 3,290億円。部品メーカーの上限としてはやや重い。

最低購入金額: 株価3,855円 × 100株(東証の売買単位)= 385,500円

🇯🇵 5885 GDEP ADVANCE 3モデルが選んだ 最低 311,000円

選んだ理由: 時価総額171億円、PER22.3、高値から−9.6%、売上成長92%、利益率11%。売買代金0.7億円で条件の1.4倍しかなく、15社で2番目に薄い。

将来性: NVIDIAのグラフィックス/計算ボードとXILINXのFPGAボードを国内で流通させる「システムインキュベーション」事業。AIブームで日本一分かりやすい立ち位置。10年後に国内のGPU調達の窓口として定着し、売上92%成長を数年続けていれば10倍。

外れるとしたら: 1年で1.08倍しか上がっていない。売上が92%伸びたのに株価はほぼ動いていない=市場は「代理店は取り分が薄い」と見ている。NVIDIAが直販を強めれば存在理由が消える。

10倍後: 1,710億円。数字は現実的だが、代理店に市場がこの評価をつけるかは別。

最低購入金額: 株価3,110円 × 100株(東証の売買単位)= 311,000円

🇯🇵 3131 シンデン・ハイテックス 3モデルが選んだ 最低 604,000円

選んだ理由: 時価総額114億円はAI群で最小、PER32.3、高値から−1.6%、売上成長100%、売買代金1.8億円。3年で2.59倍。

将来性: 半導体製品と電子部品を主に国内で販売し、DRAMとフラッシュメモリを扱う。ミナトが「組んで書き込む」なら、ここは「素のメモリを流す」側。メモリの価格と数量が両方上がる局面で売上100%は出た。10年後に扱い量が10倍なら10倍。

外れるとしたら: 利益率2%。売上が倍になっても利益は薄く、メモリ価格が反転した瞬間に赤字へ落ちる。PER32.3はその薄い利益に対して高い。

10倍後: 1,140億円。商社としては十分ありうる。

最低購入金額: 株価6,040円 × 100株(東証の売買単位)= 604,000円

🇺🇸 DGII Digi International 2モデルが選んだ 最低 10,927円

選んだ理由: 時価総額26.6億ドル、PER55.7、高値から−6.4%、売上成長29%、利益率10%、売買代金1,140万ドル。

将来性: 業務用・ミッションクリティカル用途のIoT接続製品とサービスを米国・欧州・中東・アフリカで提供する。AIが工場や設備のデータを食うには、まず現場を回線につなぐ装置が要る。10年後に「接続された機器の台数」が10倍になっていれば10倍。

外れるとしたら: PER55.7は15社で2番目に高く、利益の55年分を先払いしている。成長が29%から鈍ると、株価のほうが先に半分になる。

10倍後: 266億ドル。米国の中型株の域で、通信機器としては到達例のある大きさ。

最低購入金額: 1株 $70.14 から買える ≒ 10,927円(ドル円155.787)

🇺🇸 SCSC ScanSource 2モデルが選んだ 最低 9,006円

選んだ理由: 時価総額11.8億ドルは米国候補で最小級、PER15.9、高値から0%、売上成長17%、売買代金720万ドル。

将来性: 技術製品とソリューションを米国・ブラジル・海外で流通させる2セグメント構成。AIで企業が端末と機器を入れ替える波が来るなら、その物流を握る。10年後に流通量が10倍なら10倍。

外れるとしたら: 利益率2%。シンデンと同じで、扱い高が増えても利益が残らない構造。1年1.31倍と、勢いも弱い。

10倍後: 118億ドル。数字としては最も達しやすい部類。

最低購入金額: 1株 $57.81 から買える ≒ 9,006円(ドル円155.787)

🇺🇸 CNXN PC Connection 2モデルが選んだ 最低 12,990円

選んだ理由: 時価総額21.1億ドル、PER22.1、高値から−0.4%、売上成長12%、利益率3%、売買代金460万ドル(条件の2.3倍)。

将来性: 企業向け・その他の3セグメントで世界にITソリューションを提供する。AI導入で企業が機器とサービスを買い替える局面の、直接の窓口。10年後にその買い替え需要を独占的に取り込んでいれば10倍。

外れるとしたら: 売上成長12%は15社で下から数えたほうが早く、3年で1.56倍。「AIの波に乗っている」証拠は資料の数字にはまだ無い。

10倍後: 211億ドル。利益率3%の会社にこの時価総額はかなり重い。

最低購入金額: 1株 $83.38 から買える ≒ 12,990円(ドル円155.787)

🏦 その他(AIと関係ないところ)(7銘柄)

🇯🇵 6570 共和コーポレーション 最低 422,500円

選んだ理由: 時価総額253億円、PER21.4、高値から0%、1年3.2倍・3年5.35倍は日本候補でミナトに次ぐ勢い、売上成長70%、売買代金1.4億円。

将来性: アミューズメント施設・バッティングセンター・ボウリング場の運営とゲーム機器の販売。AIが仕事を奪う世界で、人が身体を動かして遊ぶ場所は逆に増える。10年後に施設数が10倍なら10倍。

外れるとしたら: 3年5.35倍の後に高値0%=いちばん熱い場所に立っている。売上70%成長がどこから来たか資料には無く、施設の新設が止まった瞬間に伸びが消える。

10倍後: 2,530億円。ボウリング場の会社としては巨大で、現実味は薄い。

最低購入金額: 株価4,225円 × 100株(東証の売買単位)= 422,500円

🇯🇵 5537 AlbaLink 3モデルが選んだ 最低 333,500円

選んだ理由: 時価総額269億円、PER24.9、高値から−4.9%、1年12.6倍は日米70社で最大、利益率10%、売買代金1.3億円。

将来性: 空き家・物件の買取と再販、土地の購入と賃貸、コンサルティング。人口が減る国で増える資産は空き家だけで、それを安く仕入れて売る。10年後に空き家の処理を国内で一手に引き受けていれば10倍。

外れるとしたら: 1年で12.6倍になった株は、すでに10倍を1回やり終えている。売上成長10%に対して株価が12.6倍=上がったのは業績ではなく評価。

10倍後: 2,690億円。空き家という市場の大きさなら数字は通る。

最低購入金額: 株価3,335円 × 100株(東証の売買単位)= 333,500円

🇯🇵 1909 日本ドライケミカル 2モデルが選んだ 最低 369,500円

選んだ理由: 時価総額991億円、PER19.5、高値から−1.2%、3年7.07倍、利益率9%、売買代金1.6億円。

将来性: 防災機器の設計・製造・販売を国内外で行う。災害は景気と無関係に来て、防災機器は法律と保険が買わせる。10年後に海外比率が上がって国内の10倍の市場を取っていれば10倍。

外れるとしたら: 売上成長3%。3年で7.07倍になったのに売上は3%しか伸びておらず、株価の伸びの正体が資料からは読めない。時価総額991億円は15社で最大で、10倍の席がいちばん少ない。

10倍後: 9,910億円。この15社でいちばん現実味が無い。

最低購入金額: 株価3,695円 × 100株(東証の売買単位)= 369,500円

🇯🇵 367A プリモグローバルホールディングス 最低 287,100円

選んだ理由: 時価総額251億円、PER12.2は日本AI群のどこより安い、高値から−2.5%、利益率6%、売買代金0.7億円(条件の1.4倍で薄い)。

将来性: 日本・中国本土・台湾・香港・シンガポールでブライダルジュエリーを販売・買取する。すでに5市場にいるのが強みで、10年後にアジアの結婚市場で店舗数が10倍なら10倍。

外れるとしたら: 3年の数字が無い=上場して間もなく、実績が1年分しか無い。売上成長11%で、10倍に届く速度ではない。

10倍後: 2,510億円。ジュエリー小売としては大きいが不可能ではない。

最低購入金額: 株価2,871円 × 100株(東証の売買単位)= 287,100円

🇺🇸 EZPW EZCORP 2モデルが選んだ 最低 5,188円

選んだ理由: 時価総額20.5億ドル、PER16.7、高値から−3.7%、3年4.04倍、売上成長35%、売買代金1,490万ドル。

将来性: 米国・メキシコ・中南米で質屋を営み、質流れ品を小売する。AIで雇用が揺れる10年、銀行がカネを貸さない人にモノを担保に貸す商売は増える。10年後に中南米の店舗網が10倍なら10倍。

外れるとしたら: 3年4.04倍の後に高値−3.7%。好況で質屋が伸びた理由が資料には無く、金利が下がれば客が銀行へ戻る。

10倍後: 205億ドル。質屋の上場企業としては前例の無い大きさ。

最低購入金額: 1株 $33.3 から買える ≒ 5,188円(ドル円155.787)

🇺🇸 DAVE Dave 2モデルが選んだ 最低 60,584円

選んだ理由: 時価総額49.6億ドル、PER25.1、高値から−3.2%、3年62.72倍は日米70社で圧倒的1位、売上成長30%、利益率35%、売買代金6,170万ドルは15社で最も厚い。

将来性: 金融サービスプラットフォームで、家計管理ツール「Budget」などを会員向けに提供する。10年後に会員数が10倍で利益率35%を維持していれば10倍。

外れるとしたら: 3年で62.72倍=これは「10倍を過去にやった会社」で、席はもう埋まっている。時価総額49.6億ドルは米国上限100億ドルの半分に達し、残りの伸びしろは2倍で上限に当たる。

10倍後: 496億ドル。上限100億ドルを5倍超えるので、この箱の論理では最初に外れる。

最低購入金額: 1株 $388.89 から買える ≒ 60,584円(ドル円155.787)

🇺🇸 LPG Dorian LPG 2モデルが選んだ 最低 8,355円

選んだ理由: 時価総額23.0億ドル、PER7.1は15社で最も安い、高値から0%、売上成長124%、利益率56%、売買代金1,120万ドル。

将来性: 超大型ガス運搬船28隻を保有・運航し、世界でLPGを運ぶ。船は増えず需要は増える局面で運賃が跳ね、利益率56%が出た。10年後に船が28隻から増え、運賃が高止まりしていれば10倍。

外れるとしたら: PER7.1は「この利益は続かない」と市場が言っている数字。運賃が下がれば利益率56%は数年で消える。

10倍後: 230億ドル。海運としては届く例があるが、28隻のままでは無理。

最低購入金額: 1株 $53.63 から買える ≒ 8,355円(ドル円155.787)

15銘柄の中の1位

6862 ミナトホールディングス

5条件を全部、いちばん深く通しているから。小ささ290億円、高値から0%、PER12.9(AI群で最安)、売買代金6.5億円(日本の9社で最も厚い)、売上成長343%(70社で最大)。10倍の席がある箱の中で、いちばん安く、いちばん買える。弱点は「343%が一発かどうか」で、これは1年後に分かる。

選ばなかったが気になった銘柄

5243

note(5243)。C2Cのコンテンツプラットフォームで、3年5.29倍、利益率22%、売買代金4.1億円。人がAIに書かせた文章を売る場所として10年後に化ける絵は描ける。外した理由はただ1つ、高値から−11.9%で「10%以内」の線の外にいたこと。この線は実測で1.26倍と0.77倍を分けた線なので、1.9ポイントの差でも越えない。

最低購入金額

15銘柄そろえると、日本と米国で30倍ちがう

モデル日本株米国株15銘柄の合計
Claude11本 3,805,300円4本 47,126円3,852,426円
Codex9本 3,413,500円6本 131,815円3,545,315円
Fable9本 3,442,600円6本 107,050円3,549,650円

日本株は9〜11本そろえるだけで340万〜380万円かかります。米国株は6本で13万円です。 理由は制度で、東証は2018年10月1日に内国株式の売買単位を100株に統一しました(JPX公式)。 株価3,000円の会社を1単元買うと30万円かかります。米国株は1株から買えるので、同じ会社なら3,000円で持てます。

これはこの記事の結論に直接ぶつかります。 「10倍は小さいところから出るので、当たりが出る箱に何本も置く」という考え方は、置く本数が多いほど効きます。 ところが日本株では1本あたり19万〜73万円かかるので、同じ金額で置ける本数が米国の30分の1になります。 東証グロースの5年中央値が0.62倍だったことと合わせると、 日本の小型株は「当たりの確率は高いのに、外れを薄める本数を置けない」という形になっています。 1株から買える証券会社もありますが、その場合は取引の手数料と値段の付き方が変わります(この記事は確認していません)。

モデルが重なったところ

打ち合わせなしで13銘柄が重なりました。 同じ候補リストと同じ条件を渡しているので、重なるのは当然とも言えます。むしろ重ならなかったところに、 各モデルが何を重く見たかが出ています。 AKIBAホールディングス(6840)は、Claudeが「ルールを1本だけ破る枠」として入れ、Codexが「ルールに反するから」として外しました。 同じ数字を見て、同じ理由に触れながら、反対の判断をしています。10年後にどちらが正しかったかが分かります。 ★Fableが私の誤りを1つ見つけました。 私は日本タングステン(6998)を選んで「タングステンは半導体の配線と製造装置の両方で使われる」と書きましたが、 渡した資料の事業内容は「タングステン線・棒」で切れていて、そこまで書いてありません。 Fableは同じ銘柄を候補に挙げながら「資料から半導体との関係を言えない」として外しています。 Fableが正しく、私は資料の外にある知識で理由を書きました。削らずに残しますが、そういう1本だと分かるようにしておきます。 また、Fableは自分でも矛盾を1つ抱えたまま出しています。Dave(DAVE)を選んだうえで 「時価総額49.6億ドルは上限100億ドルの半分で、10倍だと496億ドル=この箱の論理では最初に外れる」と自分で書いている。 条件に反すると分かっていて選んでいるので、これも10年後の答え合わせの対象になります。

条件を通過した全684銘柄

モデルが選んだのは各15銘柄ですが、条件を通ったのは日本203社・米国481社あります。 スコアは「この記事が測った条件にどれだけ当てはまるか」であって、予測ではありません (小ささ30点+高値の近さ30点+直近1年20点+売上成長10点+売買代金10点)。

この記事の限界

直近1年だけの結果

「高いものを買うほうが良い」は、この1年についてしか測っていません。上がり続けた1年を切り取れば、上がっているものが良く見えるのは当然です。相場が転換する年に何が起きるかは、この記事に入っていません。

いまの位置で分けている

「高値から10%以内」は、いまの位置です。1年前に同じ判断ができたとは限りません。本当は1年前の位置で分けて1年後を見るべきですが、1年前の位置は測っていません。

消えた会社が入っていない

いま東証グロースとS&P600に入っている銘柄が母集団です。この間に上場廃止・倒産・買収された会社はいません。小さい会社ほど消えるので、実際の成績はここより悪くなります。

「話題になった銘柄」は私が選んだ

メタプラネットと東洋エンジニアリングは名前を挙げられたもの、他は私が選びました。網羅ではないので、この21社の並びから「話題株は必ずこうなる」とは言えません。基準率として使えるのは母集団まるごとを測った表のほうです。

売買代金は概算

月足の出来高から1日あたりに割り戻したものです。板の厚さや、実際にいくらまで一度に買えるかは測っていません。

なぜそうなったかは調べていない

東証グロースが5年で0.62倍になった理由(新規上場の増加か、金利か、需給か)には踏み込んでいません。値動きを数えただけです。

出典

母集団: JPX「東証上場銘柄一覧」のグロース(内国株式)全596社 + SSGA の SPDR Portfolio S&P 600 Small Cap ETF 保有銘柄602社。 株価・時価総額・PER: Yahoo Finance 実測(月足・10年)。2026-09-04 時点。 再生成は node scripts/gen-smallcap.mjs と node scripts/gen-hype-rule.mjs。