Japan / Industry
化学・素材
石油化学製品製造
現状(2026年8月時点)
🌦️小雨世界の需給悪化と国内需要減でプラントの低稼働が続く。地域・企業をまたぐ設備再編と汎用品からの撤退が加速。
来期(次の1年)
🌦️小雨国内エチレン装置の再編が本格化。各社は汎用品から機能性化学品への転換を急ぐ。
2036年(10年後)
☁️曇り国内の汎用エチレン設備は大半が閉鎖・統合されている。残るのは半導体材料・電池材料・医薬中間体といった高付加価値品。「石油化学」という括りでは沈むが、その中身を機能材料に入れ替えた会社(信越化学が先行例)は別産業として成長する。
天気の判定は本サイト独自のもので、帝国データバンクの判定ではありません。
いまの株価水準
天気(事業環境)とは別の軸です。良い業界でも株価が高すぎることはあるので、2つを分けて見ます。 掲載銘柄4社を時価総額で加重平均した値(2026-08-11 時点)。
24.1倍
この業界のPER
1.36倍
市場平均比 → やや割高
59%
52週レンジ内 → 中位
2.09%
配当利回り
事業環境も株価水準も中間
極端な歪みは見当たりません。個別企業の差のほうが業界全体の傾向より大きく出る場面です。
比較対象は NEXT FUNDS TOPIX Exchange Traded Fund(PER 17.77倍)。 この業界のPER 24.1倍 ÷ 17.77倍 = 1.36倍。
PBRは2.19倍 / 掲載銘柄の 75% がPBR1倍割れ
赤字でPERを算出できない銘柄: 4188(この1社はPERの計算から外しています)
PERは時価総額で加重平均し、赤字銘柄と200倍を超える極端な値は除外しています。 これは割安・割高の目安であって、買い時・売り時の判断ではありません。 株価水準が低いことには必ず理由があり、その理由はこのページの本文に書いてあります。
この業界の仕組み
何で儲けているのか
ナフサを分解してエチレンなどを作り、プラスチックや合成繊維の原料にする。汎用品は世界市況で価格が決まるコモディティ。
利益が動く引き金
需給バランス。中国が大増設した結果、日本の汎用プラントは構造的に余剰になっている。
AIはこの業界にどう効くか
中国の大増設で汎用プラスチックは世界的に余剰。国内の汎用設備は閉鎖・統合が進む。伸びるのは半導体材料・電池材料といった高付加価値品で、同じ「化学」でも中身の入れ替えに成功した会社だけが残る。
→ コラム「2040年の未来から逆算する投資」で全業界を比較する代表銘柄 4社
数値は Yahoo Finance 実測(2026-08-11 時点)。 平均PER 21.0倍 / 平均PBR 1.30倍 / 平均配当利回り 2.73%(単純平均・参考値)
| 銘柄 | 株価 | 時価総額 | PER | PBR | 配当 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4188 三菱ケミカルグループ | 1,232.5円 | 16,744億円 | 赤字 | 0.92 | 2.60% |
| 4183 三井化学 | 2,211円 | 7,994億円 | 24.2 | 0.94 | 3.39% |
| 4005 住友化学 | 519.7円 | 8,585億円 | 14.0 | 0.78 | 3.08% |
| 4063 信越化学工業 | 6,286円 | 116,272億円 | 24.9 | 2.56 | 1.85% |
業界ごと買う場合のETF
1620 素材・化学(TOPIX-17)上場投信
※ このETFの構成銘柄の分析はまだ作成していません。1つのETFに複数の業界が入っている場合もあるため、中身は必ず確認してください。
判定と株価水準の推移
更新するたびに1行増えます。過去の判定は書き換えませんので、 「あのとき何と言っていたか」と「そのあとどうなったか」を後から確かめられます。 現在は初回の記録のみです。次回の更新から比較が出ます。
| 記録日 | 現状 | 来期 | 2036年 | PER | 株価水準 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026-08-11 | 🌦️小雨 | 🌦️小雨 | ☁️曇り | 24.1 | やや割高 |
記録は data/toushi/history/ に日付ごとのファイルとして保存されます。同じ日付のファイルは上書きされません。
この判定の位置づけ
天気は5段階の区分であって順位ではありません。同じ「曇り」の中に優劣はつけていないので、 何位かではなく、どのグループに入ったかで見てください。
石油化学製品製造 は、2036年を「☁️曇り」と判定した 13業界のうちの1つです。
同じ判定になった業界(理由は業界ごとに違います)
→ 日本の全21業界を一覧で見る⚠️ 投資助言ではありません
天気の判定は本サイト独自の見解です。個人の分析であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。